こんにちは。
皆さん GWは、いかがお過ごしでしたか? 院長 藤田です。
今日は、歯周病のお話をしたいと思います。
歯周病とは、歯を支える歯茎や骨の病気のことです。昔は歯槽膿漏とも呼ばれていましたが、最近では学術用語としてほとんど使用されていません。
細菌によって歯茎が炎症を起こし、進行すると歯茎だけでなく歯を支える大切な顎の骨が溶けてしまい、最後には歯がグラグラになって抜け落ちる怖い病気です。自分の体の骨の一部が溶けるなんて、考えただけでも恐ろしくありませんか。
成人の半数以上が罹患しているというデータもありますが、ほとんどの方は軽度なので、必要以上に怖がることはありません。しかし50歳以降、一気に歯を失う原因としては、歯周病がもっとも多いので軽視はできません。
初期から中期までであれば、きちんと治療すれば治すことができます。しかし歯周病が進行してしまうと治療期間も長くなり、治療費用も高くなります。その上、残念ながら最悪の場合は、歯を抜かないといけないケースも出てきますので、早めの治療が肝心です。
江戸時代の将軍徳川家茂(1846~1866年)は、虫歯が多かったことで有名です。家茂の頭骨から(残存する31本の歯のうち30本が虫歯)処置されていない、多くの進行した虫歯が発見されました。家茂が早世したのは、虫歯による炎症が原因という説もあります。
わずか200年程前までは、天下の将軍といえども、虫歯の治療を受けることができなかったのです。今は歯科医院に行けば、虫歯の治療が可能ですから、ある意味良い時代に私たちは生まれてきたといえるでしょう。
しかし、現代の虫歯治療にも、落とし穴があります。
「虫歯→削る→詰める→治る→虫歯の再発→虫歯」という恐怖のサイクルです。数年前に治療したはずの歯に新しい虫歯ができたり、歯の被せが取れて中が虫歯になっていたり...。こんな経験は多くの人にあることでしょう。
実は、虫歯の治療には、最新の技術であたっても限界があります。治療後に、予防をしなければ、歯は長持ちしないのです。治療だけではなく、ぜひ予防でも歯科医院を訪ねてみてください。
新年度の始まりとともに咲き始めた桜が満開になりました。
虫歯の治療が大好きな人なんて聞いたことがありません。もしいたとしたら、その人はかなり特殊な人でしょう。あのキーンという嫌な音と、振動を伴う治療は嫌いですよね。では、人間の虫歯は、いつごろ出現するのでしょう。
調べてみますと、20万年前の人類の頭骨から発見されたのが最古なのだそうです。
人類は、類人猿の頃は四足歩行をしていましたが、やがて二足歩行になり火を使うようになりました。火で焼いたものを食べることで、食べ物が歯にくっつきやすくなり、虫歯につながったのだと考えられています。
虫歯の治療となると、始まったのは150年前から200年程前からとされています。それまでは、虫歯は放置されるか抜歯されていました。今のような虫歯の保存治療は、まだ最近のことなのです。
パール歯科医院でも、芸能人の方や芸能界を目指す方が来院されることがあります。映画俳優の方の治療をさせていもらった時には、奥歯の銀歯を本人の希望で、すべてセラミックの歯に変えました。時代劇にも出演されるその方の奥歯に銀の歯が光ることは、時代考証的にはありえないわけです。
その方の親知らずの治療では、とても苦労しました。下顎の横向きの親知らずの抜歯は、それだけでも困難な治療です。数日後の収録のために、抜歯後決して顔が腫れないようにしてほしいと言うのです。とても難しいリクエストでしたが、細心の注意を払いながら抜歯にあたりました。
芸能人が歯に気を使うのは、それだけ歯が周りの人に与える影響の大きさを知っているからでしょう。さて、あなたはいかがですか?
「芸能人は歯が命!」。このキャッチフレーズで昔ある歯磨き粉がすごく売れました。
あのCMは、日本の歯科業界に多大な貢献をしてくれたと思っていますが、実際に芸能人にとって「歯が命」なのでしょうか?歯科医という職業柄、テレビや雑誌を見ていても、その人の歯並びや歯にどうしても目がいってしまします。素晴らしくきれいな歯並びの方もいますが、そうでない芸能人の方もたくさんいらっしゃいます。
日本の芸能人には、人口の歯の方が割合多いと思います。デビュー前にプロダクションの指示で歯の治療を受けるのでしょうが、どんなにうまく作っても、歯科医の目から見れば一目瞭然。
見分けるポイントは、歯と歯茎の境目を見ることです。人口の歯は、境目が不自然に黒かったり、色調が自然ではありません。
第二水曜日担当の西山です。
前回の歯の治療軽視は後悔のもとの続きです。
日本の高度成長期を、長時間労働で支え、やっと定年を迎えたAさん。定年後は、猛烈サラリーマン時代とは違って、時間にもお金にもある程度余裕ができました。これからは、今まで苦労を掛けてきた奥様と2人で旅行やおいしいものを存分に楽しみたいと思っていました。しかし、そんなAさん、今までお口の中の健康を顧みてこなかったため、健康な歯が少なく、おいしいものを十分に楽しめる状態ではありませんでした。そんな苦悩を治療の途中、私に話してくれました。
誰もが年を取ります。高齢になった時、多くの方が食べるのが楽しみだと言われます。Aさんのように後悔しないためにも、若い時から少しだけ自分の歯に興味を持って生活しませんか。
第5水曜日担当の西山です。