歯の豆知識

2017/10/05
歯牙移植

歯の豆知識

 

歯牙移植

 

 

虫歯や歯根などが原因で折れたことで歯を抜かなくてはいけない場合、歯の欠けた部位を補う方法としてブリッジや入れ歯、インプラント治療以外にも方法があります。実は親知らずなどが残っていると歯を移植することが可能な場合があります。歯牙移植(しがいしょく)と呼ばれる方法です。人工的なものではなく自分の体の組織の一部を移植するため、アレルギー反応の強い人などに有効です。

ただ歯牙移植をするためにはある程度の条件が必要です。

 

 

  1. 抜く歯と移植する歯の大きさが大体同じである。(大きな親しらずなどは前歯の移植には向かない)
  2. 抜く歯の周囲に十分な骨が存在する。
  3. 年齢的に若年である。

 

では、そのメリットとデメリットは何でしょう?

メリット

・埋め込む先の周囲の歯を特に削ったりする必要がない。

・自分の歯を使うため、アレルギーなどの心配がない。

・歯根膜というクッションがあるので、最も自然なかみ合わせの感覚が得られる。

デメリット

・外科手術が必要 ・移植部位の骨の量など、適応範囲が限られる。

・骨と移植した歯がくっつかない場合がある。

 

歯牙移植すると状態にもよりますが、約2か月~3か月でだんだんと噛めるようになります。

 

では、インプラントやブリッジとの違いとは?

まず歯牙移植とインプラント治療などとの最大の違いは歯根膜(しこんまく)が存在することです。 天然の歯の根と骨の間には歯根膜(しこんまく)と言われる薄い膜があります。 歯根膜は、噛む力をささえるためのクッションになったり、噛む感触を脳に伝えるための器官の役目をしたりします。 咬む力は歯にとっては時として大きなダメージとなります。 強くなりすぎないように感覚を与えて、また多少強く噛んでもクッションになるという働きがあるのです。さらに、歯根膜には歯周病に対して防御機構も備わっているのです。

 

歯牙移植は良い治療法ではありますが、たくさんのクリアしなければいけない条件もあります。また一時的にうまくいっても、5-10年ほどで抜けてしまう可能性もあります。

それを良いと考えるか悪いと考えるかは判断が難しいところです。ただ、5‐10年間でも特に使う予定もなかった親知らずなどを再利用出来る、その間ブリッジもインプラントもしなくていい、というのは十分に価値があると思います。 もし、歯牙移植にご興味などございましたら、かかりつけの歯科医院などでご相談ください。

もちろん、当院でもご質問等うけつけております。

 

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