カテゴリー: 歯の豆知識

2017/11/17
歯と認知症の関係

歯の豆知識

歯と認知症の関係

 

みなさんは「認知症」という病気をご存知だと思います。認知症と歯には関係性があることをご存知でしたでしょうか?

認知症は年齢を重ねるにつれて脳の働きが不活発になり、脳の細胞が死んでしまう病気です。認知症は70歳以上の御高齢者方の中で2番目に多い障害疾患と言われています。

 

認知症と歯科の関連性とは、いったい何でしょうか?

 

実は歯がない人は認知症になる確率が2倍近くにもなるといわれています。

人間は物を食べるときに脳を刺激します。そのため、歯がなかったり、残っている歯が少なかったりすると学習能力や記憶をつかさどる大脳皮質などが刺激されなくなり、脳が活性化しなくかるといわれています。

また、歯が抜けると噛めないだけでなく歯根膜もなくなり、もちろん脳への刺激は伝わらなくなります。また、歯があってもあまり噛むことを意識しないで食べていると、脳への刺激が少なくなってしまいます。このことから、脳を活性化するには意識して噛む事が重要だと言えるでしょう。

このように歯は物を噛むだけではなく、脳への刺激を与える働きもあるのです。脳に良い影響を与えるためにもなるべく噛むことにも意識をして食事をすることをお勧めします。

では、今歯がない人はどうしたらよいのでしょうか?                      その場合は、入れ歯をいれたり、インプラント治療などできちんと噛めるようになることが認知症などへのリスクをさげるのです。しかし、ただ入れ歯を入れるだけでは不十分です。ある病院で行われた調査では、入れ歯が合っていない人全てが認知症だったとの報告があります。どちらを選択する場合も、自分に合った物を作るようにしましょう。そして自分に合った入れ歯やインプラントを使用し、正しく噛む事が重要なのです。

また最近では、歯周病が認知症の原因であるという指摘が増えてきている報告があります。歯周病で歯を早くに失うことは認知症のリスクを高めることにつながります。それどころか歯周病は、糖尿病や脳梗塞などといった全身の病気にかかわります。このように歯はお口の中だけでなく全身と関係しています。かかりつけの歯科医院で定期的に歯のメンテナンスなど、しっかりと口腔ケアを行って人生をよりよいものにしてみてはいかがでしょうか?

2017/11/05
歯石

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歯石

 

 

歯の表面によくつく歯石、皆さんはどの程度理解をしていますか?

歯石とは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が石灰化したものです。唾液にはカルシウムイオンが含まれており、これは歯の表面を再石灰化する役割がありますが、歯の磨き方が不十分で歯の表面にプラークが付着したままになっていると、唾液に含まれるカルシウムイオンによってプラークが石灰化してしまい歯石になります。

歯石は汚れの塊なのです。そのため歯石はすぐにでも除去するべきなのですが、歯ブラシでは固くて取れません。歯科医院で除去してもらう必要があります。

 

歯垢と同様、歯石には「歯肉縁上歯石」と歯周病の進行とともにできる「歯肉縁下歯石」の2種類に分類されます。 歯肉縁上歯石は乳白色~黄色をしていて、歯根(歯肉に近い方)から蓄積されていきます。

下の前歯の裏側の近くには唾液の出口である唾液腺は、特に歯石が形成されやすい場所になります。歯科医院でのクリーニング直後などではない限り、この部分の歯石が全くないという方はほとんどいないでしょう。 歯肉縁下歯石は、歯肉ポケットから分泌される血液混じりの滲出液(しんしゅつえき)から生成されるため、茶色や黒色をしています。歯根部分に多く付着するため、歯周病でグラグラになった歯を抜いてみると、歯根が歯石だらけだったということも少なくありません。 また、歯周病の進行は加速されます。

 

では、歯石が付かないようにするためにどうすればよいでしょうか?

 

歯垢が歯石に変化するまでの期間は、清掃の状況によって違います。普段からしっかりとプラークコントロールができている方はあまり歯石は形成されません。プラークコントロールがうまくできていない方は歯垢が放置されてから早期に歯石が形成されると言われています。まずは歯垢の段階から除去するように心がけましょう。歯ブラシに加え、歯と歯の間の掃除も並行して行うことが重要になります。 しかし、歯石の表面は細かい穴が開いており、ブラッシングで歯石を完全に除去することは出来ません。いくらブラッシングを頑張っても、歯石を完全に取り除くことは非常に困難であり、結局は歯石そのものの除去が必要となります。そこで、歯科医院で専用の道具を使用して、定期的に歯石の除去を行うことをおすすめします。

現在、中高年のおよそ8割が歯周病を抱えていると言われております。歯周病や虫歯などなく、治療する必要がない方でも、歯垢や歯石が溜まっているケースはかなり多いので、定期検診と歯石の除去がとても重要になり、歯周病が進行するリスクをさげてくれるのです。あなたが健やかな毎日を送るためにも歯のケアをしっかりおこないましょう。

 

2017/10/26
歯肉炎

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歯肉炎

 

皆さんは歯周病についてご存知でしょうか?

歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称です。歯周病は気づかぬうちに進行し、最悪の場合、歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。

では、その歯周病のなかの歯肉炎とは一体どのような症状なんでしょうか?

歯肉炎は文字通り歯肉、歯ぐきが炎症を起こしている状態ですが、歯を支えるアゴの骨は存在しています。歯の動揺が起きていないのが歯肉炎の特徴です。

疲れたときなどに急に歯茎が腫れることがあるかもしれませんが、これは歯周病菌の感染によって引き起こされる炎症です。 口の中にはもともと歯周病菌がたくさん存在していますが、プラークコントロールがうまくできていないと細菌が繁殖してしまいます。 普通、人間の体は歯周病菌からの感染を守る仕組みが備わっていますが、老化やストレス、疲労などで免疫力などが低下している状態では感染しやすくなってしまいます。歯肉炎がストレスの溜まっている時や疲れているときに出やすいのはこれが原因とも言われています。

通常、歯と歯の間の歯間乳頭といわれる歯肉は引き締まった三角形であり、ピンク色をしています。歯ブラシやデンタルフロスをかけても血はでてきません。しかし歯肉炎になると、三角の部分が赤くなり、腫れて盛り上がって見えるようになります。さらに炎症が進むにつれて、歯肉の腫れは増していきブヨブヨしてきます。この段階になる前に、歯科医院で受診し、歯垢(プラーク)や歯石をしっかり取り除くケアを行えば、健康な歯肉を取り戻すことができます。しかし放置してしまうと、今度は歯周炎と呼ばれる症状に進行してしまうことになります。歯周炎と歯を支えるアゴの骨を含めた歯周組織にまで炎症が広がった症状をいいます。

歯肉炎は歯肉が腫れることが多くなり、歯磨きのときに出血する、固いものを食べたら出血をする、指で歯肉を押すとプニプニする、朝起きたときに口の中がネバネバする、などの症状があらわれます。歯肉炎の段階では、痛みはほとんどありません。また、歯を支えるアゴの骨は侵されていないので、歯がグラグラするような症状もでる心配はありません。歯肉炎は日常生活に支障をきたすようなわかりやすい症状がでず、見過ごされることが多いものです。また、歯肉炎の症状は、一過性で収まったり、再び発症したりを繰り返すため、症状が収まると治ったと油断をしてしまいがちです。歯肉炎を予防するために、普段の歯磨きをしっかりきちんと行うことと、定期的にかかりつけの歯科医院などに通いメンテナンスすることなどを心がけましょう。

 

2017/10/19
ドライマウス

歯の豆知識

 

ドライマウス

 

ドライマウスの事を皆さんご存知でしょうか?

ドライマウスとは、唾液の量が極端に少なくなることで、湿度が高いのにすぐに喉が渇いたり口の中が常にねばついていたり、食べ物が飲み込みにくいという症状がでます。また、ドライマウスは虫歯や口臭の原因にもなるため、注意しなければなりません。

症状

何らかの原因で唾液の分泌が減り、口の中が常に渇いた状態になることです。唾液は口の中を清潔に保ち虫歯や歯周病の進行を防ぐ為、唾液が減ると虫歯になりやすくなり口臭も強くなります。喉が渇きやすく口の中がねばねばすることが多くなった方は注意が必要です。

 

原因として考えられることは

  1. 加齢
  2. 咀嚼の不足
  3. 咬み合わせの異常
  4. 口呼吸
  5. ストレス

 

ドライマウスなると口の中にねばつきを感じます。このねばつきは、悪い最近の繁殖が原因です。

唾液は口腔内を清潔に保つ役割を担っています。唾液が減ると口の中を清潔に保つのが難しくなり、

虫歯になる確率もあがります。 虫歯以外にも口臭が強くなったり、口内炎ができやすく、歯周病のリスクも高まることが知られています。

最近では小さいころから柔らかいものを食べてきて、咬む力が弱くなってきているのが原因なのか、子供でもドライマウスに悩むケースも増えてきています。

 

治療法

 

ドライマウスかどうかは、唾液の分量を測定して診断されます。かみ合わせが原因の場合は、歯列の矯正などが行われます。

歯列の矯正などの治療は効果が出るまで時間がかかります。口呼吸の習慣が付いてしまった方は、マウスピースや口テープで鼻呼吸に戻す治療を行うこともありますが、これもすぐには効果が現れません。根気強く治療を続けて行きましょう。また、対処として、よく噛む、口の中を保湿する、ストレスをためない、禁煙するなどもあります。

 

ドライマウスは重篤なお口の中の病気の原因にもなります。たかが口の渇きと思わず、口の中がおかしいと思ったら早めにかかりつけの歯科医院で受診しましょう。

2017/10/12
知覚過敏

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知覚過敏

特に虫歯があるわけでもなく、歯がしみることはありませんか?それは、もしかしたら知覚過敏かもしれません。 知覚過敏の主な原因は、ブラッシング時の強い圧力や歯ぎしりや、嚙み合わせの悪さによります。それらが歯の表面を覆っているエナメル質を削ってしまい、象牙質にさまざまな刺激が加わって、象牙細管⇒歯髄神経⇒脳に刺激が伝わり、歯がしみる症状へと繋がります。 また、加齢、製作不良な詰め物や被せ物が入っていたり、歯周病による歯茎の後退のために歯根部が露出することによって知覚過敏もあらわれやすくなります。丁寧に磨くことで虫歯や歯周病予防にもなります。

知覚過敏の対策は

1. 歯磨きを工夫 毛先が柔らかい歯ブラシを使用することも大切ですが、とにかく強く磨くのではなく、やさしく1本1本丁寧に磨く事です。軽度の場合は、知覚過敏用の歯磨き剤と正しいブラッシングをすることで症状が改善することがあります。

2.酸が入っている「酢・スポーツ飲料・炭酸飲料・ワイン」などの飲食物は硬いエナメル質を柔らかくする性質があるので、食べすぎ、飲みすぎないこと。特に炭酸飲料は口の中にためるような飲み方はしないでください。

3. 知覚過敏用薬剤の塗布 知覚過敏用のお薬を、しみる部位に塗って症状の改善を図ることがあります。

4.その他

唾液に含まれるカルシウムやリンには、歯のエナメル質を修復する再石灰化が期待できますので、ノンシュガーガムなど、唾液の分泌を促す食品を積極的に取る事も知覚過敏予防には効果がある場合もあります。

以上のように知覚過敏を予防するには、 ・正しい歯磨き ・食生活の工夫 が基本ですが、それらと同じくらい大切なのが『歯科医による定期健診』です。 いくら自分では完璧に歯磨きができていると思っても、歯垢(プラーク)を完全に取り除く事は至難の業です。しかも、歯垢はそのうち歯石となり、歯科医でなければ除去する事ができなくなります。 知覚過敏の対策や防止は虫歯や歯周病の予防にも共通するところが多くあります。定期的な歯科医院でのチェックもぜひおわすれなく。

 

2017/10/05
歯牙移植

歯の豆知識

 

歯牙移植

 

 

虫歯や歯根などが原因で折れたことで歯を抜かなくてはいけない場合、歯の欠けた部位を補う方法としてブリッジや入れ歯、インプラント治療以外にも方法があります。実は親知らずなどが残っていると歯を移植することが可能な場合があります。歯牙移植(しがいしょく)と呼ばれる方法です。人工的なものではなく自分の体の組織の一部を移植するため、アレルギー反応の強い人などに有効です。

ただ歯牙移植をするためにはある程度の条件が必要です。

 

 

  1. 抜く歯と移植する歯の大きさが大体同じである。(大きな親しらずなどは前歯の移植には向かない)
  2. 抜く歯の周囲に十分な骨が存在する。
  3. 年齢的に若年である。

 

では、そのメリットとデメリットは何でしょう?

メリット

・埋め込む先の周囲の歯を特に削ったりする必要がない。

・自分の歯を使うため、アレルギーなどの心配がない。

・歯根膜というクッションがあるので、最も自然なかみ合わせの感覚が得られる。

デメリット

・外科手術が必要 ・移植部位の骨の量など、適応範囲が限られる。

・骨と移植した歯がくっつかない場合がある。

 

歯牙移植すると状態にもよりますが、約2か月~3か月でだんだんと噛めるようになります。

 

では、インプラントやブリッジとの違いとは?

まず歯牙移植とインプラント治療などとの最大の違いは歯根膜(しこんまく)が存在することです。 天然の歯の根と骨の間には歯根膜(しこんまく)と言われる薄い膜があります。 歯根膜は、噛む力をささえるためのクッションになったり、噛む感触を脳に伝えるための器官の役目をしたりします。 咬む力は歯にとっては時として大きなダメージとなります。 強くなりすぎないように感覚を与えて、また多少強く噛んでもクッションになるという働きがあるのです。さらに、歯根膜には歯周病に対して防御機構も備わっているのです。

 

歯牙移植は良い治療法ではありますが、たくさんのクリアしなければいけない条件もあります。また一時的にうまくいっても、5-10年ほどで抜けてしまう可能性もあります。

それを良いと考えるか悪いと考えるかは判断が難しいところです。ただ、5‐10年間でも特に使う予定もなかった親知らずなどを再利用出来る、その間ブリッジもインプラントもしなくていい、というのは十分に価値があると思います。 もし、歯牙移植にご興味などございましたら、かかりつけの歯科医院などでご相談ください。

もちろん、当院でもご質問等うけつけております。

 

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