カテゴリー: 歯の豆知識

2017/07/20
歯磨きと歯ブラシの歴史

歯の豆知識

 

歯磨きと歯ブラシの歴史

 

毎日皆さんがする歯磨きとその際に使う歯ブラシ。身近な習慣について意外に知らないことって多いですよね?

 

人はいつから歯磨きするという習慣をみにつけたかご存知でしょうか?

 

歯磨きの歴史は紀元前と言われ、紀元前1550年頃に古代エジプトの医学書にもその歯磨きについて書かれているそうです。紀元前5000年前のバビロニア人は食前に必ず麻の繊維を指に巻き歯の清掃をしていたといわれます。さらにはバビロニア人からギリシャ人にその習慣は受け継がれギリシャ人はその習慣にうがいと歯のマッサージを付け加えたのです。

わが国では平安時代の医学書に歯磨きの記録が記され、それの記録が日本最古のものと言われています。

江戸時代になるとそれまで僧侶や貴族の宗教儀式の一環として行われていた歯磨きが庶民の間でも習慣化してゆくのでした。

太古の時代からお口を清潔に保つ重要性は人々に理解されていたようです。

 

では歯磨きの際に使う歯ブラシは?

歯ブラシは紀元前3000年頃のエジプト人がつかっていたチュースティックと紀元前500年頃に釈迦の弟子達が使用していた歯木(しぼく)がルーツとされています。

その歯木は仏教伝来と同時に538年に日本にはいってきました。初めは密教の僧侶が礼拝の際に身を清める儀式の一つとしてその習慣が根付いたようです。その後江戸時代にはいり木の文化の国といえる日本独特の発想で房楊枝(ふさようじ)が考案されました。房楊枝は木の幹を割って小枝を房状に加工したものが使われていました。

日本では歯ブラシとしての概念はなく、楊枝として広まり、ブラシとして認識されだしたのは明治23年にある大阪の会社が歯刷子(はぶらし)といい名称での出品がきっかけでした

最初の歯ブラシは馬毛や豚毛が使われており、戦後になると樹脂の柄とナイロン毛の歯ブラシが一般的になりました。

またテレビのコマーシャルなどで一般の方にも最近なじみ深くなってきた電動はブラシも1960年台にヨーロッパで開発されました。2000年以降、電動歯ブラシは一般にかなり普及されています。

現代のテクノロジーにおいてその電動歯ブラシもまた日々進化し続けています。

 

歯磨き、歯ブラシの歴史について考えると歯を大切にすることの重要性はどの時代の人間も理解していたようです。

ただ昔は現代に比べて糖分が低い食事が多かったため虫歯になっている人は少なかったようです。

ですから現代人の我々にとって、歯磨きや歯ブラシの使い方はとても大切なのです。

 

歯ブラシはたくさん色々な種類があります。

自分で使用したい歯ブラシをどのようなものがよいのか気になる方はかかりつけの歯科医院で先生にたずねてみましょう。

 

 

 

2017/07/13
虫歯と予防

歯の豆知識

 

虫歯と予防

 

虫歯は何が原因で歯が痛くなったりするかおわかりですか?

虫歯に対して根本的な原因など知らない方は随分いらっしゃると思います。

 

虫歯は食べかすに含まれる糖をエサにした増えた歯垢が、酸(カルシウムを溶かす)をだして歯の表面を溶かし(脱灰)、また溶かされた歯は唾液の働きによって元に戻ります(再石灰化)。歯は物を食べるたびに脱灰と再石灰化を繰り返すのです。このバランスが崩れたとき虫歯になります。

初期の虫歯であれば、まだ修復されますが、初期症状では痛みもなく放置してしまうことがほとんどです。歯垢が溜まっているのに毎日の歯みがきを怠るとどんどん悪化し激しい痛みがでてきます。また細菌が歯の神経に入り、神経がダメになってしまった場合、大事な神経を抜かなくてはいけない場合もあります。虫歯が悪くなればなるほど周りの歯にも悪い影響を与え噛む力もよわくなるので、身体にも負担をかけてしまいます

 

虫歯はとても身近な病気で日本人のほとんどは虫歯の経験をしています。

なるべく虫歯にならないためにもお口の環境を整えていきましょう。

また、日々の歯磨きを頑張ってもプラークや歯石は取れません、プラークや歯石を取り除くには歯医者さんで専用の器材を使う必要があります。プラークや歯石を放っておくと、まさに虫歯や歯周病が進行し歯茎がさがる原因にもなりかねます。

大事なことは、悪い部分をしっかり治療し口腔内環境をコントロールすることです。

そのためには虫歯にならないように定期的に歯科健診をうけることをおすすめします。健診において、歯磨きのやり方や注意点を教わり、また食生活のアドバイスなどをもらったりすることで、虫歯を最小限にくいとめることができ歯を削らなくてもすむ場合もあるのです。

 

予防

虫歯予防のために日頃から注意するべきことは、        

  1. 唾液が循環するように、口の中を乾燥させない。
  2. 歯ブラシをしっかり上手にかける。
  3. カルシウム不足にならないように食事には気をつける。
  4. 砂糖はなるべく控える。
  5. 食べたらすぐに歯磨きをする。
  6. 痛いから歯医者さんに行くのではなく痛くならないために歯医者さんでの健診をうける。

虫歯予防の方法の一つとしてまずは虫歯になるメカニズムを知り、無理なく日常生活の中で虫歯予防を自然に取り入れ予防を習慣化することが大事です。虫歯で悩まず快適な生活を送るためにも歯科医院へ通い、正しい習慣を身につけましょう。

あなたが健やかな毎日を過ごせるために。

 

 

2017/07/06
歯周病

歯の豆知識

歯周病

歯周病ってどんな病気?

 

昔は歯槽膿漏ともいわれていました。

歯周病は歯肉と歯の間にたまった歯垢(プラーク)という細菌が引き起こす病気です。

 

細かく分けると歯肉のみに炎症がでる歯肉炎と歯根膜(歯根との間にある薄い膜)や歯槽骨(歯を支えている骨)までに及ぶ歯周炎があります。

 

これらは痛みがなく静かにやってきます。アメリカではSilent Disease

(無症状疾患)とよばれ悪化するまで症状を起こさな病気として有名です。

痛みがない故に放っておくケースが多く歯周病が進行してしまうのです。しかも成人の大部分が歯周病だと言われてます。

 

症状は最初歯肉が腫れて、歯磨きの時に出血がみられます。それを放置しておくと今度は歯肉からの出血に膿が混じり、口臭が強くなります。それをさらに放置すると歯を支える骨が溶け出し、いずれは歯が動揺をはじめます。ここまでくると、大事な歯を抜かざるを得ないリスクがかなり高くなってしまいまい、自覚症状がないのでどんどん進行してしまいます。

また歯周病は心筋梗塞、糖尿病や高血圧のリスクも上昇させますので、油断できない病気なのです。

 

あなたのお口は大丈夫?

ここで歯周病チェックをしてみましょう。

歯周病は怖い病気なので歯やや歯ぐきの状態を観察してみてください。

  1. 歯を磨くと血がでる。
  2. 口臭がある
  3. 歯肉が腫れたり、痛みがある。
  4. 歯がぐらついている
  5. 冷たい飲み物で歯がしみる
  6. ウミがでる
  7. 口の中がネバつく
  8. 歯が長く伸びてきた
  9. 歯と歯の間に物がはさまりやすい。
  10. 歯肉が赤い

などチェックするポイントはまだいくつがありますが、これらのなかでいくつかあてはまれば注意が必要ですので、早めに歯医者さんに相談しましょう。

歯周病の予防と対策

歯を失う原因の多くが歯周病からきています。

まずは歯医者さんで歯の磨き方を指導してもらい丁寧に歯を磨くことを心がけましょう。

定期的に歯医者さんに通い大切なお口をメンテナンスしてもらいましょう。

また、免疫力が低下すると歯周病はすすみます。現代病である、ストレスやメタリボリックシンドロームも歯周病の原因のひとつになっています。

喫煙も歯周病の進行を進めるのでできれば禁煙しましょう。

適度な運動やしっかりとした睡眠をとるなど、規則正しい生活を送ることも大事です。

 

歯周病の自覚症状がなくても、早めに対処することで大切な歯を抜かずにすみます。

また全身の健康の為にも早期の治療が大事になってきます。

歯は一度失うと二度と戻ってはきません。自分の歯は自分でしっかり守る意識がとても大事です。

歯医者さんと一緒にケアしてゆきより良い歯の健康をまもりましょうね。

2017/06/28
歯の豆知識 マウスガード

歯の豆知識

 

マウスガード

 

皆さんはマウスガードと聞いて何を連想しますか?

マウスガードはマウスピースやガムシールドともよばれております。

よくボクシングなどの格闘技や、ラグビーなど激しい衝突などを伴うスポーツなどに使われていますよね。スポーツの最中、歯や口をケガすることは少なくありません。

そこでマウスガードの登場です。

 

マウスガードはアゴの骨折、歯の脱臼、歯の損傷を予防でき、更に脳への振動を軽くしたり

頸椎のダメージに対する予防効果があります。

最近ではその効果が知られるようになり、使用している人達が年々増えてきています。

近年、一部のスポーツでは義務化されているほどです。

 

そのマウスガードですが、材質は主に樹脂製で上のアゴにはめるタイプや上下の歯で噛むタイプがあります。

その制作方法は市販品もあればオーダーメード品もあります。

市販品は80度くらいの熱湯につけて柔らかくし、口の中にいれて噛みこみその後冷水につけて個人の歯型に合わせた形状にするものです。簡単にできる分、口を開けるとすぐにおちたり、ちゃんとした噛み合わせができないため、顎の関節などを痛める場合もあります。

またしゃべりにくさも欠点にあげられます。

 

オーダーメードは肉の厚みや噛み合わせを指定できまた色などを自分で配色できる点がりあます。歯科医院で精密な型どりして作られたものの方がより安全で、市販品にくらべるとしゃべりにくさが改善されています。

 

スポーツ以外の用途

スポーツ以外では形や少し材質はかわりますが、寝ているときの歯ぎしり予防です。

歯ぎしりの原因は、ストレス・良くない噛み合わせ・過剰なアルコール摂取や喫煙等とされています。

就寝時に装着することで歯の磨り減りやあごの痛みを軽くし、顎関節症の予防にもなります。こちらも市販がありますが、やはり精密性を考えると歯医者さんにいってオーダーすることをおすすめします。市販品ですと就寝時無意識のうちに外してしまったり、顎の関節に逆に問題が起きたりすることよくあるようです。

歯ぎしり用なら、ほとんどの場合保険適用で制作可能ですが、病名、や処置によっては保険適用できない場合もあるのでかかりつけの先生に相談してみてください。

歯ぎしりは自覚症状がないので、口だけではなく身体にまで影響がでてきます。

肩こりや首の痛み、背中の痛みも歯ぎしりと関係があるといわれています

この際歯にかかる力は自分の体重とほぼ同じといわれています。そんな力が毎晩自分の大切な口元にかかっていたらどうでしょうか?

しっかりお口のケアをしてあげましょう。

 

2017/06/22
入れ歯について

入れ歯について

 

先週から引き続きまして、今回は入れ歯について書かせていただきます。

入れ歯って何?

まずは入れ歯の歴史から。

皆さんは入れ歯がどのくらい前から使われていたかご存知ですか?

入れ歯は紀元前からさかのぼり、わが国日本では平安時代のころから使われていると言われています。

当時の入れ歯は木製でした。前歯や奥歯が木に彫ってあり、残りの歯と合うように作られていました。

またちなみにそのころ歯医者さんを口内医と呼び、木製の歯を作る人を入れ歯師と呼ばれていました。

 

入れ歯とは歯が根元から無くなってしまった場合に使うもので、入れ歯をいれている人が自ら取り外しを行うことができます。また入れ歯には大きく2つにわけられます。

歯が1本も残っていない人が使う総入れ歯。全部床画像.jpg

もう一つは1本以上歯が残っている人が使う部分入れ歯があります。部分.jpg

 

総入れ歯  人工歯と呼ばれる歯の部分と、歯茎を似せて作る床でできている。

 

 

部分入れ歯   人工歯と床があり、針金や金具で残っている歯に引っ掛けて安定させる。1本だけ歯を失った人から、多くの歯を失った人まで幅広い治療に対応できる。

 

また、総入れ歯や部分入れ歯には治療方法や材質、保険適用の有無によりいくつかの種類があります。

 

 

プラスチック義歯(保険適用)

長所  1.保険適用がきくので治療費が安い

2.修理しやすい

3.6か月ごとに再製作ができる。

 

短所  1.違和感がり、慣れるまで時間がかかる。

2.入れ歯の内側にものが入りやすい。

3.発音がしにくい。

4.手入れが必要(食後など)

5.材質が弱いので割れやすい

 

 

コバルトクロム床義歯(保険外)

長所 1.上の顎が薄い金属でできているため口の中が広く感じる

2.熱がアゴに伝わりやすい

3.薄く入れ歯をつくれて強度がある。

4.プラスチックの3分の1の薄さなので違和感がない。

 

短所 1.保険がきかず高価である。

2.政策に時間がかかる。

 

チタン床義歯(保険外)

長所 1.軽い(コバルトクロムより軽い)

2.アレルギーが起こらない(骨に埋め込むインプラントと同じ材質)

3.使用感、装着感がとても良い

4.熱がアゴにつたわりやすい

 金属床.jpg

短所 1.保険がきかず高価

2.製作に時間がかかる

 

 

インプラントオーバーデンチャー(保険外)

インプラント(チタン製のボルト)を約1本~4本アゴに埋め込み、その埋め込んだインプラントを支えにして取り外し式の総入れ歯を装置着する方法です。

 

長所   1.入れ歯の中で1番しっかり噛むことができる。

2.アゴの骨に刺激が伝わり歯肉やアゴの骨の退縮を抑える

3.使用感が、最も自分の歯に近い。

4.バネや複雑な仕掛けがないので通常の義歯に比べて手入れが簡単オーバーデンチャー.jpg

 

短所   1.外科処置が必要

2.高価である。

 

保険適用の入れ歯はほとんどすべての方が受けられる治療ですが、従来の入れ歯はすべての方が満足できる治療とは限りません。それにより材質や治療方法を変え、入れ歯のデメリットをメリットにかえることはできますが、歯を失ってから治療を考えるのではなく、歯を失わないよう予防を心がけることが大事だと思います。

歯を大事にして、いつまでも健康で素敵な笑顔が絶えない人生を送ってみてはいかがでしょうか?

 

入れ歯に関して、不明な点や疑問点がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

2017/06/15
詰め物?被せ物?

歯の豆知識 詰め物&被せ物

 

本日は歯の豆知識として、詰め物&被せ物についてお話させて頂きます。

虫歯を削り、その削ったところに詰め物や被せ物をいれている方は現代において多くいらっしゃると思います。

また、その詰め物や被せ物についてどれだけ認識されていますでしょうか?

詰め物って何?被せ物とは一体何?

 

 

詰め物とは軽度の虫歯の治療に使われ虫歯になった部分を削り、削った個所に詰める詰め物をインレーと呼びます。2インレー.jpg

 

 

 

被せ物とは虫歯の程度が大きいかつ詰め物では補いきれない場合の治療に使われます。虫歯を削ったあと人工の歯として被せる被せ物をクラウンと呼びます。クラウン.jpg

 

 

 

 

よって、虫歯の進行具合や程度により、詰め物か被せ物のどちらで治療するか決まってくるのです。

 

また、上記の詰め物と被せ物には色々な種類の材質などがあるのを知っていますか?

 

 

Ⅰ保険適用の材質

  1. 銀合金(俗に言う銀歯というもので、金属は金銀パラジウム合金を使用)インレーやクラウンで使用可

長所:保険適用で費用が安い。通院数が少ない。

短所:口を開けたときに銀歯がみえてしまう審美的問題やその硬さ故に噛み合わせの歯を傷つけたり、長期的に  さびて金属イオンが溶け出し、それが金属アレルギーを引き起こす原因になることがある。(銀合金)

2.レジン(材質は合成樹脂の一種で見た目が白い)

インレーやクラウンで使用可

長所:保険適用で費用が安い。見た目が白く少し審美的には良い。

短所:変色や磨り減りやすく、割れやすい。大きな虫歯には適用できない。

 

3.アマルガム(水銀20パーセントを含む銀色の詰め物)

20世紀を中心に診療に用いられたが、昨今、水銀の害が知られ2016年4月より公的保険治療から外された。

Ⅱ自由診療の材質

  1. ゴールド(俗に言う金歯というもので 金属は75%~84%の金含有の金合金)インレーやクラウンで使用可

長所:天然歯の硬さに近く噛み合わせの歯を傷つけることがない

錆びて金属イオンが溶け出す可能性が低い。

短所:費用がかかる。金の高騰、セラミックの進歩や審美的な問題もあり減少傾向にある。

2.セラミック(金属を使わない均一のセラミック。お茶碗の素材)

インレーやクラウンで使用可

長所:強度に優れ長持ちし変色しない。最も天然の歯に近い色調で審美的に優れている。

短所:費用がかかる。

 

3.ハイブリッドセラミック(セラミックとプラスチックの混合物)

インレーやクラウンで使用可

長所:セラミックに比べるとやや安価。また割れにくい。審美的に悪くない。

短所:セラミックに比べると透明感がなく、長期的にみるとわずかに変色し磨り減る。

4.ジルコニアセラミック(セラミックのなかで最も硬い。)

クラウンで使用可

長所:耐熱性、耐久性、耐腐食性が高い。硬く柔軟性があるので金属を使わずにできる。体にやさしい。

短所:費用がかかる。

 

このように詰め物や被せ物にはたくさんの種類が存在します。images8CIK75YG.jpg

それぞれ特徴は様々で自分にはどれが合っているのか?どれを選べば良いのか?

とわからない方が多いと思います。

そのような時は、お気軽に歯科医師にご相談ください。

一人ひとりに合った詰め物や被せ物をご提案させて頂きます。

Page 1 of 712345...Last »

PageTOP