ドクターブログ

骨隆起

歯茎にコブみたいな物ができて心配な方も多いのではないでしょうか。

これは骨隆起といって、歯茎や顎の骨にできた骨の膨らみです。
実は、骨隆起は体にとって特に問題がないものなので
そのまま様子を見ていいものなのです。
ただし、場合によっては切除することもあります。
今回は骨隆起の原因やできやすい場所、切除の方法をお伝えします。
1.骨隆起とは

骨隆起とは顎の骨が厚く膨らみ、こぶのようになっている状態です。
触ると固く、歯茎が薄くなっているので、
表面に物が当たると痛みが強く出ます。

噛んだ時、顎の骨に力が加わり、
その刺激によって骨が盛り上がったものです。
歯ぎしりや食いしばりが強い方に多く見られますが、
遺伝的な可能性もあり、はっきりとした原因は不明です。
病的なものではないので、取り除く必要はありませんが、
入れ歯が強く当たってしまったり、
発音がしにくい場合は切除することもあります。
骨隆起はできる場所によって
下顎隆起(かがくりゅうき)
口蓋隆起(こうがいりゅうき)
歯槽隆起(しそうりゅうき)があります。

2.骨隆起の特徴

・骨隆起は触ると硬い

骨隆起は骨の膨らみの為、触ると硬い感じがします。
腫瘍や嚢胞のように粘膜にできたり、
中に膿や粘液が詰まっていると柔らかさがありますが、
骨隆起は中も骨のために全てが固く感じます。

・骨隆起は痛みがない

骨隆起には痛みはありません。
骨隆起は炎症反応でできたわけではないので、
腫れや痛み、発熱などはありません。
ただし、粘膜が薄いため歯茎が傷つきやすくなります。

・徐々に大きくなる

骨隆起は徐々に大きくなります。
小さくなることはあまりありません。
そのまま止まっているか大きくなっていきます。
また、切除してもその後またできることもあります。

3.骨隆起の種類

・下顎の内側にできる下顎隆起

下顎隆起とは下顎の内側、
特に小臼歯あたりにできる半球状の骨の膨らみで、
多くの場合、左右対称に見られます。
下顎の骨は馬蹄形になっており、
噛んだ時の力の歪みが曲面になっている小臼歯に集中し、
それが刺激となり骨隆起ができます。
特に噛む力が強い方や歯ぎしり、
食いしばりがある方に見られます。
通常切除する必要はありません。
大きくなってくると舌が上に持ち上げられ、
発音がしにくくなります。
また、骨隆起の粘膜は薄く、入れ歯を使っていると、
擦れたり痛みの原因になります。
このような場合は切除する場合があります。

・上顎の真ん中にできる口蓋隆起

口蓋隆起は上顎の真ん中より
やや後方あたりにできる骨の膨らみです。
上顎は左右の骨と骨が繋がってできているため、
噛む時の応力がつなぎ目に集中し、
骨隆起ができます。
通常切除する必要はありません。
しかし、総入れ歯の方は入れ歯が安定しなかったり、
入れ歯が擦れて痛みが出ることがあります。
痛みが強ければ切除します。

・歯茎にできる歯槽隆起

歯槽隆起は歯を支えている歯茎が
コブのように盛り上がっている状態です。
歯に沿ってボコボコと盛り上がっていて、
上下両方にできます。
噛む力が歯を支えている骨に集中し、
骨隆起ができます。
通常切除する必要はありませんが、
擦れて痛いなどの症状が続くようであれば切除します。
歯槽隆起がある方は、
歯がいつも揺さぶられるため歯周病が悪化しやすい傾向にあります。

4.骨隆起の切除方法

切除したい骨隆起の周りに部分麻酔をします。
切開し、歯茎を開いて骨隆起を出します。
骨を削るためのノミやバーなどで骨隆起を根元から切断します。
開いた歯茎を糸で縫います。その後、糸を取り除いて終了です。
痛みや出血、腫れは少なく、30分程度で処置は終わります。

5.骨にダメージが加わる前に守るマウスピース

骨隆起は歯ぎしりやくいしばりが強い方に多く見られます。
これらの行為は骨隆起だけでなく、
歯の磨り減りや歯周病などにも悪い影響を与えます。
しかし、歯ぎしりなどを止める方法はなく、
マウスピースで歯や骨にダメージを
与えないように守る方法が取られます。
6.歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)の作製方法

歯医者でマウスピース用の型をとり、作製します。
一般的には上顎用のマウスピースを作りますが、
気持ち悪くなってしまう方は下顎用のマウスピースを作ります。
使用は夜寝るときに使い、
日中はできるだけ食いしばらない様に意識します。
日中意識することによって、
夜間の歯ぎしりが軽減することがあります。
ただし、夜間は無意識に強い力が長時間かかるために、
できるだけマウスピースで歯や骨を保護するようにします。

骨隆起は自分でも大きくなってくるのがわかり、
心配になる方も多いです。
骨隆起はできる方が多いので
一度、歯医者で確認してもらってください。
ほとんどの場合は経過観察になります。

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