院長ブログ

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治療が終わっても気は抜けない?ワイヤー矯正後の保定期間の重要性

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院 院長の藤田 陽一です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

  • はじめに
  • 保定ってなに?矯正後のリテーナー生活
  • なぜ保定期間が必要?
  • 保定期間はどれくらい?
  • 保定期間中の注意点
  • リテーナーをサボると…どうなる?
  • まとめ

 

1.はじめに

今回は、ワイヤーブラケット矯正後の保定期間について説明します。とても大事な時期になります。

ワイヤー矯正できれいな歯並びを手に入れたときの嬉しさは、矯正治療を受けた方にしか分からない喜びだと思います。しかし、その感動のゴールと思われがちな瞬間、実は矯正治療の“本当のスタート”とも言える「保定期間」が始まります。矯正治療が終わった後も油断せず、しっかりと保定を行うことで、理想の歯並びを長く保つことができるのです。

2.保定ってなに?矯正後のリテーナー生活

矯正治療では、ワイヤーやブラケットを使って歯を美しく並べていきます。時間と労力をかけて移動させた歯ですが、実はそのまま放っておくと、元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起 こってしまうのです。この「後戻り」はなんとしても防ぐ必要があります。それを防ぐ「リテーナー(保定装置)」を使用する保定期間です。

矯正治療後の歯並びを安定させるためのリテーナーには、大きく分けて取り外し式と固定式の2種類があります。それぞれに長所・短所があるため、ご自身のライフスタイルや歯の状態に合った装置を選ぶことが大切になります。

 

・取り外し式のリテーナー

取り外し式リテーナーには、透明なマウスピース型や、ワイヤーつきのプラスチックプレート型

(ホーレータイプ)などがあります。マウスピース型は、薄く目立ちにくいため、見た目を気にする方に人気です。一方で、ホーレータイプは耐久性があり、調整もしやすい特徴があります。

外した後は専用のケースで保管してください。

これらは食事や歯みがきのときに簡単に外すことができるため、口腔内を清潔に保ちやすく、むし歯や歯周病のリスクを抑えられる点がメリットです。ただし、患者様ご自身が毎日装着管理をする必要があり、使用時間が不十分だと後戻りのリスクが高くなるため注意が必要です。

お口の中が清潔に保たれる反面、全ては患者様にかかってくるのです。

・固定式リテーナー

固定式リテーナーは、主に前歯の裏側(舌側)に細いワイヤー(約0.5mmの直径)を接着剤で貼り付けて固定するタイプの保定装置です。この方法の最大のメリットは、取り外しの手間がないことと、装着忘れがないことです。日常生活の中で装置の着脱を気にすることなく、無意識のうちに保定が継続できるため、特に後戻りしやすい前歯部には非常に効果的です。治療後2年間はこのままになります。

ただし、ワイヤーの周囲にプラーク(歯垢)がたまりやすく、歯みがきが難しくなる場合もあるため、丁寧なケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。また、装置が取れたり、変形した場合には早めの対応が必要です。舌で触ると多少の違和感を感じることもあります

3.なぜ保定期間が必要なのか?

歯が並んだら治療は終わりでよいのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、歯は骨にしっかり固定されているように見えて、実はとても繊細で動きやすいものです。矯正治療で動かされた歯は、周囲の骨や歯ぐき、筋肉のバランスがまだ不安定な状態です。特に治療終了直後の数カ月は、最も後戻りしやすいタイミングです。

保定装置を使用することで、歯が新しい位置になじんで、周囲の骨や歯肉組織としっかり結びつくまでの「安定期間」を守ることができるのです。

 

4.保定期間はどれくらい?

個人差はありますが、保定期間は少なくとも1年〜2年、長い方では数年単位での継続が勧められることもあります。特に以下のようなケースでは、保定に時間がかかることがあります。

  • 抜歯をすることでスペースを設けて矯正を行った方
  • 重度の叢生(デコボコの歯並び)があった方
  • 舌癖や口呼吸など、筋肉の影響で歯が動きやすい傾向がある方
  • 噛み合わせを含め歯列矯正を行った方

リテーナーの使用を怠ってしまうと、せっかく整えた歯が少しずつずれてしまい、再治療が必要になることも少なくありません。リテーナーを使用してもらうことが、美しい歯並びを維持するためのカギなのです。

 

5.保定期間中の注意点

リテーナーを正しく使うために、以下のポイントに注意しましょう。

① 毎日決められた時間、必ず装着する

初めの数カ月は、1日20時間以上の装着が基本です。安定してきたら、歯科医師の指導のもと徐々に夜間だけの装着へと移行することもあります。

② マウスピースタイプ・ホーレータイプは食事・歯みがき時は外す

食べ物が詰まりやすく装置の破損にもつながるため、外してから食事をしましょう。装置は水で軽くすすぐなど、清潔に保つことも大切です。

③ 定期的なチェックを受ける

保定中も歯の状態や装置の変形などを確認するために、定期的な受診を続けること必須です。装置の破損や歯並びの変化にも早く対応できます。

 

6.リテーナーをサボると…どうなる?

気を抜いてリテーナーをサボってしまうと、数日〜数週間で後戻りが始まってしまいます。歯の戻りはじわじわと進み、気づいたときには「元に戻ってしまった…」という事態になることも珍しくありません。

再治療になると、費用も時間も再び必要になってしまいます。特に前歯は見た目への影響も大きく、後戻りの多い部位なので注意が必要です。

 

7.まとめ

ワイヤーブラケット矯正は、歯を動かすことだけがゴールではありません。その歯並びを、どれだけ長く維持できるかが本当の勝負です。せっかくの努力と費用を無駄にしないためにも、保定期間のリテーナー使用を怠らず、しっかりとケアを続けていきましょう。

当院ではワイヤー矯正をはじめインビザライン、小児矯正など各種矯正治療を行っております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください

 

矯正について:https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/orthodontics/

 

パール歯科医院 院長

藤田陽一

院長紹介:https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

 

むし歯になりにくいおやつとは?おやつの選び方と習慣の工夫

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院 院長の藤田です

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

  • はじめに
  • おやつは心と体に必要なもの
  • 甘いおやつとの上手な付き合い方
  • むし歯になりにくいおやつの例
  • 飲み物の落とし穴にも注意!!
  • 食べた後のケアも忘れずに
  • おやつ選びも子供の経験に
  • まとめ

 

1.はじめに

間食はむし歯の大敵でも、子どもの場合食事だけだとエネルギー摂取不足になることがあります。

今回は、むし歯になりにくいおやつや、おやつとの付き合い方についてご紹介します。

お子さんのむし歯予防について、気になることの一つに「おやつ」があります。甘いものを控えた方がいいとわかっていても、すべてを禁止するのは難しいものです。実は、むし歯予防において大切なのは、「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」「どう習慣化するか」なのです。

 

  • おやつは心と体に必要なもの

まず大前提として、「おやつ=悪いもの」と決めつける必要はありません。特に成長期の子どもたちにとって、先ほど書いた通りおやつは栄養補給としても心の満足感を得るためにも、大切な役割を果たしています。

ただし、その食べ方や時間、種類に少し気を配るだけで、むし歯のリスクを大きく下げることができるのです。例えば「だらだら食べ」を避けることは、とても重要なポイントです。お口の中が常に食べ物で満たされている状態ではむし歯菌が活動しやすくなり、歯の表面が酸にさらされる時間が長くなってしまいます。その結果唾液による歯の再石灰化が行われなくなってしまします。

おやつを食べる時間をきちんと決めて、「食べたら終わり」を習慣にしておくと、むし歯リスクを減らすと同時に、食事リズムも整いやすくなります。そしておやつの後には、「歯を磨く」ことが理想です。

 

  • 甘いおやつとの上手な付き合い方

「チョコレートや飴は絶対ダメですか?」とよく聞かれますが、答えは「場合により」です。完全に禁止する必要はありません。ただ、口の中に長く残りやすいキャラメルやソフトキャンディ、飴などは、むし歯菌のエサになる時間が長くなってしまうため、食べる頻度やタイミングには気をつけましょう。量を最初に決めて短時間で切り上げる事をおすすめします。

どうしても甘いものを食べたいときは、食後やおやつタイムの終わりにまとめて食べること、そのあとに水やお茶を飲ませること、そしてできるだけ歯みがきをすることを意識するとよいでしょう。これだけでも、予防効果は変 わってきます。

 

  • むし歯になりにくいおやつの例

むし歯になりにくいおやつには、以下のようなものがあります。

  • 野菜スティック(にんじん、きゅうりなど)
  • 果物一般
  • チーズ(カルシウム補給にも◎)
  • 焼き芋や蒸し芋(自然な甘さで満足感)
  • 小さなおにぎりやサンドイッチ(エネルギー補給に)
  • 無糖ヨーグルト
  • ナッツや煮干し(噛む力も育てます)
  • 甘くない飲み物

これらは口の中に糖が残りにくく、咬むことも促されるため、むし歯予防だけでなく、あごや口まわりの筋肉の発達にも役立ちます。また、甘い味ばかりではなく、しょっぱい味や素材の風味を感じられるおやつを取り入れることで、「甘いもの=おやつ」という固定観念を少しずつ変えていくことができます。

  • 飲み物の落とし穴にも注意!

おやつと一緒に飲むものにも気をつけたいところです。甘いジュースやスポーツドリンク、乳酸菌飲料などには、見た目以上に多くの糖分が含まれています。また、乳酸菌飲料は腸内菌を整える反面糖分が多いので、注意が必要です。

一見健康によさそうな野菜ジュースも、糖質が多いものがあり、だらだら飲み続けてしまうとむし歯の原因になります。飲ませる回数やタイミングを意識することが大切です。できれば、お茶や水を基本にし、ジュース類は特別なときに楽しむくらいがちょうど良いかもしれません。

  • 食べた後のケアも忘れずに

おやつを食べたあとは、プラークコントロールをするのが理想ですが、外出先などでは難しいこともあります。そのような時には、お茶やお水を飲ませるだけでも、口の中を軽く洗い流す効果があります。ガム(キシリトール入り)を噛むのも一つの方法です。食後すぐに噛ませることで唾液の分泌を促し、口の中の自浄作用を高めてくれます。どうしても歯みがきが難しい日は、このような工夫を取り入れてむし歯のリスクを減らしましょう。ただし、歯みがきはやはり予防の基本です。夜寝る前は特に丁寧に仕上げみがきをしてあげましょう。

なおキシリトールガムはなるべくキシリトール100%のものをおすすめします。

  • おやつ選びも子どもの経験に

おやつは、ただお腹を満たすだけのものではありません。季節の食材を取り入れたり、素材の味を楽しんだりすることで、子どもは五感を使って「食」を学んでいきます。例えば旬の果物や、野菜スティックに味噌ディップを添えるだけでも、視覚・味覚・嗅覚を刺激する良い体験になります。

また、おやつ作りを一緒にすることもおすすめです。「食べるだけ」から「作る楽しさ」「待つ楽しさ」を感じることで、食への関心も高まり、むし歯になりにくい習慣を自分で選べるようになるかもしれません。

 

  • まとめ

どんなにおやつや歯みがきに気をつけていても、やはりプロの目で定期的にチェックを受けることは大切です。定期的な通院は欠かさないでください。

むし歯の早期発見だけでなく、歯みがきの磨き残しや習慣の改善点なども教えてもらえるため、お子さんの歯の健康を守る大きな助けになります。

子どもの歯でお悩みのある方や定期検診をご希望の方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください

 

パール歯科医院 院長

藤田陽一

院長紹介:https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

 

出っ歯や受け口はインビザラインで治せる?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院 院長の藤田です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師•歯科衛 生士があなたの健康をサポートいたします。

目次

1.はじめに

2.出っ歯の原因とは?

3.出っ歯をそのままにするとどうなる?

4.受け口の原因とは?

5.受け口を放置すると起こる問題

6.出っ歯や受け口はインビザラインで治せる?

7.まとめ

 

1.はじめに

今回は、上顎前突と呼ばれる出っ歯や化学前突受け口の原因や放置によるリスク、そしてインビザライン矯正での治療 が可能かについてご紹介します。

歯並びや嚙み合わせの乱れは、見た目だけでなく咬み合わせ等お口の健康にも大きな影響を及ぼしま す。中でも「出っ歯」や「受け口」は、日本人に比較的多い歯並びの問題であり、長く放 置するとさまざまなリスクが伴います。近年は、目立ちにくく取り外し可能なマウスピース矯正 「インビザライン」が人気を集めており、「出っ歯や受け口にも使えるの?」という疑問が出てきております。結論を先に書くと可能であるが、難しい場合もあるということです

2.出っ歯の原因とは?

出っ歯(上顎前突)は、上の前歯が前方に大きく突き出ている状態を指します。この状態 にはいくつかの原因があり、大きく「歯並びによるもの」と「骨格によるもの」と「悪い習慣によるもの」に分けられます。

歯並びが原因の出っ歯は、子供時代の指しゃぶりや舌で前歯を押す癖(舌癖)、ロ呼吸などの生活習 慣によって前歯が前に傾いてしまった場合に起こりやすいです。一方、骨格が原因の場合 は、上顎そのものが前に突出している、または下顎が小さく後方に引っ込んでいることが 影響しています。骨格性のものは遺伝的要素が強い傾向にあります。

3.出っ歯をそのままにするとどうなる?

出っ歯をそのままにしておくと、審美的な問題だけではなく、口元の健康や生活の質にも 影響します。まず、ロを閉じにくくなり、常に唇が開いた状態になってしまうことでロ呼吸になってしまう事ご存じでしょうか?これにより口腔内が乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなることがわかっています。また、前歯に強い力が加わることで歯が欠ける、転倒時に前歯を損傷しやすくなる、事例も多くなります。

さらに、審美的な面でも悩みを抱える方が多く、自信を持って笑えない等の心理的な影響も無視できません

4.受け口の原因とは?

受け口(下顎前突)は、下の前歯や下の顎の骨が上の前歯よりも前に出ている状態です。こちら も原因は歯の位置の異常による「歯性」と、顎の骨格が大きく前方に成長してしまう「骨 格性」に分類されます。「悪習癖によるもの」もみられますが、上顎前突と比べ少ないようです。

歯性の受け口は、嚙み癖や舌の使い方の影響、乳歯の早期脱落などで前歯がずれてしまう ケースが多く見られます。骨格性の場合は遺伝的な要因が強く、成長期に下顎が過剰に発 達してしまうことで生じます。

5.受け口を放置すると起こる問題

受け口も放置することで多くの問題が出現します。まず、見た目として「しゃくれて いる」と言われるような口元になりやすく、コンプレックスを抱く方が少なくありません

さらに、嚙み合わせのバランスが崩れているため、奥歯や顎の関節に過度な負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。また、発音にも影響しやすく、特にサ行•タ行など の発音が不明瞭になることがあります。

食事に関しても、前歯で嚙み切る動作が難しいため、食べ物を細かく嚙み砕くのに時間が かかる、胃腸に負担がかかるといった不都合もあります。

そしてまみよりよりも正常な前歯のかみ合わせが、確率されず奥歯に多大な咬合力がその結果奥歯から歯の寿命が短くなるというエビデンスも出ています

6.出っ歯や受け口はインビザラインで治せる?

多くのケースでインビザラインによる出っ歯•受け口の治療は可能で す。特に「歯の位置」によって起こっている場合(歯性)は、マウスピース型矯正装置で 徐々に歯を移動させることで改善が期待できます。

ただし出っ歯の場合、上の前歯を後方へ下げる治療が行われます。軽度〜中等度の出っ歯であれ ば、インビザライン単独で対応可能なケースもありますが、顎間ゴムの使用などを併用することもあります。場合により、ワイヤーブラケットによる治療をおすすめする事もあります。

受け口についても、前歯の傾きをコントロールすることで見た目や機能面の改善が可能で す。ただし、骨格そのものに大きな問題がある場合(骨格性の重度の受け口)には、ワイヤーブラケットの方が確実に治りますし外科矯正(手術を伴う治療)が必要となることもあります。

インビザラインは装置が透明で目立ちにくく、取り外しが可能なため、20代〜50代の方に も人気があります。また、痛みがほとんどなく、食事や歯磨きのしやすさも大きな メリットです。

7.まとめ

出っ歯や受け口は、見た目の問題だけでなく、口腔内の健康や発音、咀嚼機能、そして心 理的な面にも大きな影響を及ぼします。インビザラインによる矯正は、これらの問題を目 立たず、快適に改善が期待できる治療法です。

その反面、インビザラインは歯の移動距離やその確実性においては、針金を使用するワイヤーブラケットという従来の方法の方が確実に治るケースもあります。

医療法人アクアマリンパール歯科医院ではワイヤーブラケット専門医である矯正歯科医師が月に3回来院してくれています、患者様によって、歯並び、かみ合わせ、は多様性にとんでいます。

インビザラインだと仕上がりや治療期間が不確実な時はワイヤーブラケットをおすすめすることもあります。ご承知いただければと思います。

インビザライン矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

 

矯正について:https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/orthodontics/

インビザラインについて:https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/invisalign/

 

パール歯科医院 院長

藤田陽一

院長紹介:https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

定期検診を受けた方が医療費を節約できるのか?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院で院長をしている藤田です

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師•歯科衛生士があなた の健康をサポートいたします。

目次

  1. はじめに
  2. 定期検診ではどんなことを行うのか?
  3. 自覚症状が出る頃には、病気は進行しています
  4. 定期検診と医療費の関係を示すデータ
  5. 定期検診の費用は高い?それとも安い?
  6. 高齢になってからの医療費にも影響
  7. 歯科医院は「予防のために行く場所」
  8. まとめ

1.はじめに

歯科医院の定期検診を受けると長い目で見て医療費を節約できるのでしょうか?答えはもちろん「Yes」です今回はこの件について記します。

「歯科の定期検診って本当に必要なの?」「何も痛くないし、行かなくても大丈夫では?」という声を よく耳にします。しかし、実はこの“痛くないから大丈夫’という発想が、将来的に医療費を増やして しまう原因になっていることが明らかになっています。

2.定期検診ではどんなことを行うのか?

定期検診とは、歯や歯ぐき、口腔内の状態を定期的にチェックし、トラブルが起こる前に早期発見•予 防をするためのものです。検診の頻度は個人差はありますが、一般的には1~3ヶ月に1回程度が推奨さ れています。定期検診では、主に以下のような内容が行われます。

  • 歯や歯ぐき、インプラントのチェック(むし歯•歯周病の有無、定期的な検査)
  • 歯石・プラークの除去(歯科衛生士による歯のクリーニング)
  • 歯磨きのアドバイスや生活習慣指導
  • 必要に応じたレントゲン撮影など
  • 嚙み合わせの確認

これらの処置により症状が出る前に病気の進行を防ぐことができ、健康な状態を維持することができます。

3.自覚症状が出る頃には、病気は進行しています

歯科に関する病気の大きな特徴です。

むし歯や歯周病の怖いところは、「自覚症状がほとんどないまま進行してしまう」という点です。初期のむし歯は痛みを感じにくく、気づいたときには神経まで達していた…というケースも少なくありません。神経に達すると、神経を取り除く根管治療や被せ物が必要になり、治療回数も費用も大幅に増え ます。

また、歯周病も「沈黙の病」と呼ばれ、痛みもあまり出ず知らず知らずのうちに歯ぐきや歯を支える骨が破壊され、最終 的には歯を失ってしまうこともあります。定期検診であれば、これらの疾患を初期の段階で見つけて処 置できるため、治療が簡単で済む上、費用負担も軽減されます。

4.定期検診と医療費の関係を示すデータ

実際に、厚生労働省のデータから、「定期的に歯科検診をしている人ほど、生涯の歯科医療費が少ない」という結果が出ています。他の調査でも、定期的に歯科検診を受けている人は、受けていない人に比べて年間の歯科医療費が約3割も少ないと報告されています。この差が生じる理由は、定期検診を受けている人は重症化する前にむし歯や歯周病を処置できるため、大掛かりな治療が不要になり、 結果的に通院回数や費用が抑えられるのです。これは当然の帰結と考えられます。

5.定期検診の費用は高い?それとも安い?

「定期的に通うと、かえってお金がかかるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、定期検診の費用は1回あたりおおよそ2,000〜4,000円程度(保険診療•内容により異なる)で済むケースがほとんどです。年に4~6回通ったとしても2万円前後になる計算です。

一方で、進行したむし歯で神経を取る治療になると1本あたり1〜2万円、被せ物でさらに1〜5万円、イ ンプラント治療などになれば数十万円以上かかることも珍しくありません。つまり、定期検診は「健康 に対する投資」であり、「将来の高額治療を回避する保険」とも言えるのです。

6.高齢になってからの医療費にも影響

歯を多く残している人は、高齢になってからの健康状態にも良い影響があること明らかです。歯を失うと食べられるものが限られ、栄養バランスが偏る、嚥下(飲み込み)能力が低下する、会話がしづらくなり認知症のリスクが上がる、糖尿病になるリスクなどさまざまな健康リスクが高まります。

一方で、歯をしっかり残している人は食事の楽しみが維持され、食物繊維やたんぱく質もしっかり摂取できるので健康寿命も延びやすいとされていま す。医療費だけでなく骨粗しょう症にもつながります。介護費用の抑制にもつながる可能性があるのです。

7.歯科医院は「予防のために行く場所」

私たち日本人の多くは、歯科医院を「治療のための場所」と捉えがちです。しかし、スウェーデンやア メリカなどの歯科先進国では「予防のために通う場所」として定期的な受診が習慣化しています。この 意識の違いが、歯の残存数や医療費に大きく反映されているのです。定期検診を受けている人の多くは 「今の自分の状態を知ることで安心できる」「歯を大事にしようという意識が高まった」と感じてお り、結果として歯を長く保つことができています。

8.まとめ

定期検診は「まだ問題がないうちに行う」ことがポイントです。つまりは永続的につづく健康への投資なのです。歯のトラブルは進行すると治療に時間 も費用もかかってしまいますが、早期であれば簡単な処置で済みます。年に数回の通院と数千円の出費 が、将来的には何十万円もの医療費の節約につながるかもしれません。今後、医療費の自己負担が増加 すると予想されています。だからこそ、今からできる予防として、歯科の定期検診を受けに行きましよ う。

定期検診やクリーニングのご予約も、お気軽に当院までお問合せください。

治療のこだわり

https://www.pearl-dental-clinic.net/quality/

予防歯科について

https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/preventive/

 

パール歯科医院 院長

藤田 陽一

院長紹介:https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

症例ブログ:顎関節症とその治療について

川崎区にある歯医者 パール歯科医院 院長の藤田です。

私は日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医を取得しております。当院ではインプラント治療・矯正治療など自費治療に力を入れています。

 

1.はじめに

今回の症例ブログは「顎関節症」についてわかりやすく解説していきたいと思います。

顎関節症とはTMDとも呼ばれ、顎関節の痛み・雑音・運動異常を備えた疾病をさします

原因は複雑をきわめ、筋肉・関節内部・靭帯等の問題でおきると考えられます

顎関節症の大きな特徴として若い女性に多いことです

ただ上記グラフに注目すると年齢が進むにつれ減少していることわかります

これは自然緩解、つまりほっといても治る傾向にある病気であることがいえます

ただ自然治癒せず、悪化の一途をたどり、口があかなくなる場合も一部あるのです

上記顎関節症に関わってくる筋肉です

嚙み合わせに使う筋肉は一つではありません

これらの筋肉に障害が起きると顎関節症につながります

上記顎関節を取り囲む関節包と外側靭帯です

関節包が、デリケートな組織である関節を守り、靭帯が下顎骨と頭蓋骨をつなぐ役目を担っています

ここに障害がでても顎関節症につながります

上記は、顎関節の内部で一番大事なところです

下顎骨と頭蓋骨のつなぎ目は関節円板というクッションになる軟組織があります

これの変形や擦り切れが顎関節症に大きく関わり、自然治癒しない顎関節症に進むことが多いようです

 

上記顎関節症治療の歴史です

この病気の原因は多岐にわたり、先達の歯科医学者によりさまざまな研究が行われました

最初はかみ合わせのずれが原因、次には筋肉や精神的ストレス、さらには顎関節の内部、と原因究明がすすみました

そして現在は、MRIの進歩により新たな切り口での病態の解明がされています

これらの結果より、1970年代米国で頻繁に行われた顎関節における外科的療法は、現在ほぼ行われなくなりました

上記顎関節症の発症要因です

顎関節症は誰にでもおきうる病気です

もともと顎の関節の弱い人・歯ぎしりやかみしめの常習化した人・歯並びの悪い人・精神的ストレス・硬いものばかり食べる人等のいろいろな要因が重なり、一定の耐久力をこえたところで発症すると考えられます。

また弱い痛みでも長期にわたり続くと痛みの原因が除去された後も、痛みがとれなくなることあるのです

 

ということで、症状が同じ顎関節症でもその原因によりいろいろあることがわかってきました。そこで2001年にI~Ⅴ型に分類されたのです

I型からⅣ型まで順番に悪化するのですが、原因が特定できないⅤ型というのも約8%あります

以下関節円板に関わってⅢ型について説明します

関節円板を再度説明すると下顎と頭蓋骨の隙間に介在し下顎が動く際にクッションの役割を担います

その関節円板が、下顎と頭蓋骨の隙間前方に偏移してしまう場合があるのです。するとクリック音と呼ばれる、関節から出る音が開閉時著明になります

これをⅢa型とよびます

Ⅲa型がの病状がすすむと関節円板が前方に偏移しっぱなしになってしまった上に、円板自体が下顎開口運動を阻害し口があかなくなってしまいます。これをⅢb型といいます。

Ⅲa型からⅢb型へ移行するのは、10%程度といわれますがここまでくると生活上おおきな障害がでます

Ⅳb型でずっと口が開かなくなった人が、ある時期から再び徐々に口が開くようになることもあります。開口運動の邪魔にならない位置まで関節円板がずらされたことによります。ただこの状態だと骨と骨が直接触れ合うので、下顎骨の先端部がすり減り・変形を起こしたりします。こうなると以前まであったクリック音から(ポキ・カク)からクレピタス音(ジャリジャリ)に変化する

 

最後に顎関節症の症状はあるが、病態不明な顎関節症です

ストレスが起因する要素がつよいようです

かように顎関節症はふくざつな経緯をたどる疾病といえます

今回の顎関節症の解説はここまでで、次回はその治療法を中心に記していきたいと思います

 

パール歯科医院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、安全性に重きを置いて治療を行っています。これまでに多数の症例を扱ってきた実績もございますので、治療方法や費用についてのご相談はお気軽にお問合せ下さい。

パール歯科医院 治療のこだわり

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パール歯科医院 インプラント治療7つのこだわりについて

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パール歯科医院

日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医 

院長  藤田陽一

院長紹介 https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

むし歯とは・・・?

こんにちは!

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

ブログを見て頂いている皆様普段からむし歯予防を意識していますか? 健康のために食事に気を使っている方は多いですが、意外と歯の健康まで意識している人は少ないかもしれません。

しかし、歯の健康は体全体の健康にもつながります。 不健康な歯は、消化器系のトラブルを引き起こし、全身の不調につながることもままあります

また、「健康に良い!」と思っている食べ物や飲み物が、実は歯にとって悪い影響を及ぼすことがあるのをご存知ですか?

今回は、歯の健康を守るために考えていただきたい食べ物・飲み物についてご紹介します!

 

むし歯とは?

そもそもむし歯とは何でしょうか?

簡単に言うと、むし歯菌が作り出す「酸」によって歯が溶かされる現象のことを指します。 これを「脱灰(だっかい)」と呼びます。

通常、私たちの唾液には初期のむし歯を修復する働きがあり、この作用を「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。

しかし、脱灰が再石灰化を上回ると、歯がどんどん溶けてしまい、最終的にむし歯になってしまうのです。

では、歯を溶かしてしまう原因となる食べ物や飲み物をご紹介します。

 

歯に悪い食べ物

  1. ドライフルーツ

「ドライフルーツは栄養価が高くて体に良い!」 その通りなのですが、歯にとっては問題があります。

ドライフルーツは歯にくっつきやすく、糖分を多く含んでいるため、むし歯菌が繁殖しやすくむし歯の原因になりやすいのです。

  1. スナック菓子

ポテトチップスなどのスナック菓子は、細かく砕けて歯の隙間に入り込みやすく、しかもカロリーが高いのです。砂糖も多くふくまれており結果として、虫歯の原因となる細菌が増殖しやすくなります。

体全体の健康を考えてもおすすめはできません。

  1. 柑橘類

オレンジやレモンなどの柑橘類はビタミンCが豊富で健康に良いですが、強い酸と糖分を含むため、歯には悪影響を与えます。

食べた後は水で口をゆすぐことで、酸によるダメージを軽減しましょう!

  1. 染みやすい飲み物(コーヒー、赤ワインなど)

コーヒーや赤ワインは、ステイン(着色汚れ)の原因になるだけでなく、歯の表面をざらつかせる作用もあります。

これにより、歯に汚れがつきやすくなり、虫歯や黄ばみの原因になります。

  1. 炭酸飲料

炭酸飲料には酸が含まれており、さらに糖分もたっぷり。

頻繁に飲むと、歯の表面が溶けてしまうリスクが高まります。

  1. 柔らかい食べ物(深焼きパンなど)

柔らかいパンやケーキなどは、歯にくっつきやすく、口の中に長く残りやすい食品です。

そのため、細菌が増えやすくなり、虫歯になりやすい環境を作ってしまいます。

  1. キャンディ

飴やキャンディは長時間口の中にとどまるため、糖分が歯に付着し続けます。

これは虫歯の最大の原因の一つ。 特に、就寝前に食べるのは厳禁です!

 

虫歯を予防するためのポイント

  1. 正しい歯磨き習慣を身につける

歯磨きを適切に行うことで、歯の表面のプラークを除去し、虫歯を予防することができます。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスも併用するのがおすすめです!

  1. フッ素を活用する

フッ素入りの歯磨き粉を使用すると、エナメル質が強化され、再石灰化が促進されます。

特に、虫歯ができやすい人は意識的にフッ素を活用しましょう。

  1. 唾液の力を活かす

唾液には天然の殺菌作用があり、再石灰化を助ける働きもあります。

よく噛んで食べたり、水分補給を意識することで、唾液の分泌を促しましょう。

歯に良い食べ物・飲み物

  1. チーズ

チーズにはカルシウムが豊富に含まれており、歯の再石灰化を助けます。

おやつとして食べるのもおすすめ!

  1. ナッツ

ナッツ類にはミネラルが豊富で、歯を強化する効果があります。

噛みごたえがあるので、唾液の分泌を促すのにも役立ちます。

  1. キシリトール含有食品

キシリトールは虫歯菌の働きを弱め、歯を守る効果があります。

ガムなどで摂取するといいですね。

  1. 緑茶

緑茶には抗菌作用のあるカテキンが含まれており、虫歯予防に役立ちます。

  1. 繊維質の野菜

セロリやにんじんなどの繊維質の多い野菜は、自然な歯磨き効果があり、唾液の分泌も促します。

 

まとめ

いかがでしたか?

普段何気なく食べているものが、実は歯に悪影響を与えているかもしれません。

しかし、完全に食べるのをやめる必要はありません。 大切なのは「食べ方」と「その後のケア」です。

好きなものを楽しみつつ、適切な歯磨きや定期的な歯科検診を忘れずに!

歯を大切にして、健康な生活を送りましょう♪

 

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