インプラント…⑱認知症対策
歯の豆知識
インプラント…⑱認知症対策
川崎市川崎区小島新田 駅前のパール歯科医院 院長の藤田陽一です。
認知症と咬み合わせには関連性があることをご存知でしょうか?
食事の際に咬みあう事が、脳を刺激するという事がわかっています。
歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、歯根から脳に伝わり、その刺激は脳における様々な感覚を司っている部位の活性化に繋がっているのです。
さて、その歯ですが、ご高齢になるにつれてなんらかの原因で減ってしまいます。その残っている本数によって、あることが最近の研究でわかったのです。
それは、認知症です。
最近行われた研究結果より、高齢者の歯の残りの本数と認知症との関連性がわかりました。
健康な人では平均約15本の歯が残っていたのに対し、認知症の疑いのある人では約9本とその差は歴然としています。
歯からの刺激が認知症を予防するのです。
そして残存歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わりや、意志や思考の機能を司る部分の大脳容積が少なくなっていた事などもわかりました。
これらの事より、歯の喪失により咬む事ができなくなると大脳の海馬や前頭葉に著しい障害が出てしまいます。
それにより老化が早まり、口腔内から全身へと衰弱が進んでしまうと考えられているのです。
特に総入れ歯の人は急速に認知症が進みます。
歯があれば噛むことができますが、歯が抜けると噛めないだけでなく歯根膜もなくなり、脳へ刺激は伝わらなくなります。
また、歯があってもあまり咀嚼を意識しないで食べていると、脳への刺激が少なくなってしまいます。
このことから、脳を活性化するには意識して噛む事が重要だと言えます。
アルツハイマー型認知症の方の口の中を調べると、歯が無くなり、長い間良く噛んで食べる事が出来ていなかったと思われる人が多く見られます。歯が無いと刺激が脳には伝わりません。
そこで、歯に代わる治療としてインプラントが選択肢のひとつとして登場するのです。
インプラント治療を行えば天然の歯と同じような働きをすることが出来るのです。
インプラント治療は実用から既に50年ほど経っており、現在は一般的な歯科の治療方法として確立されています。
また50年と言う間に単にインプラント治療の成功率を高めると言った初期段階を超えて、さまざまなトラブルに対応するための技術開発が行われ現在は成熟期になっています。
例えば、不要になったインプラントを除去することなども以前は大変でしたが、今ではインプラント除去専用キットなどが開発され少しの労力で簡単に出来るようになっています。また寝たきりの方への訪問歯科治療も充実しており、いろいろなケースに対応できるようになってきています。
特に川崎市歯科医師会では、口腔内から始まる老化(オーラルフレイル)に力を注いで、寝たきりの患者様に対してより手厚い対処を行っています。
以上のような事からも、認知症の予防や、充実した毎日を過ごすためインプラント治療を選択するという方が増えています。
もしインプラント治療にご興味などございましたら、是非、当院にてご相談ください。
川崎市 川崎区 大田区で歯医者・歯科医院をお探しの方はパール歯科医院にご相談ください。
インプラント・入れ歯・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。 マイクロスコープ、歯科用CTレントゲンを完備しておりますので、より精密な治療が可能です。
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