こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科医院です。
本日はまた『咀嚼』がもたらす、
身体への良い影響について
書かせていただきますね。
体内時計というものを人間はもっています。
これは人間が、
昼に活動する動物であるため、
脳内の古い部分に刻み込まれている
本能のようなものです。
体内時計は24.5時間あり、
それにより体内のバランスが
保たれています。
睡眠、体温、ホルモンの分泌、
いわゆるホメオステイシスと
呼ばれるものを司っています。
体内時計に変調が生じると、
朝の目覚めが悪くなったり、
夜眠くならなくなったり、
食欲が衰え、疲労感、倦怠感、
意欲低下、情緒不安定などの症状が
体に起こったりします。
生活の変調は、
ホメオステイシスに関わる
成長ホルモンの分泌を抑制します。
しっかり夜間に
睡眠をとるようにして下さい。
そうすると成長ホルモンの分泌が
活発になります。
特に成長期のお子さんには大事で、
正しい心身の発育を促します。
そして朝日を浴びる事で、
体内時計の針をリセットします。
また最近の研究では、
朝ごはんを食べる際の咀嚼する運動が
体温上昇のリズムを調整することが
わかってきています。
脳内には身体の恒常性を保つための、
セロトニンという
生理活性アミンがあります。
身体のバランスを保つ、
所謂指揮者のようなものです。
このセロトニンは、
脳内に限らず消火器官や
血液中にも存在します。
生物学的に不明な点が多いのですが、
内臓を動かす平滑筋や
神経系の伝達物質ではないかと
いわれています。
炎症の治癒や体の痛みにも
深く関わっているとみられます。
そしてセロトニンは
「ゆっくりした呼吸をすること」
「軽度な運動をすること」で
多く生産されることがわかっています。
特に脳内で産生されると考えられます。
しっかりかむことで
脳内に多くのセロトニンが分泌されます。
脳内のバランスを保つためには、
睡眠と運動などの生活習慣が
大事になっており、
特に脳に近い咬合・咀嚼する筋肉を
十分使うことが、
脳の機能の活性化につながるのです。
早食いだとセロトニンは
あまり産生されません。
ついつい忙しさなどで
ゆっくり食べることが出来ず、
慌てて10分程度で食べてしまうことも
あるかと思います。
しかし皆様!
忙しい世の中ですが、
食事はゆっくり、
30分以上かけてとりましょう!
ご飯を食べる環境や食べ方などが
歯だけではなく身体にも
良い影響を与えてくれるのです。
お子さんのいらっしゃるご家庭は
ぜひ家族揃って楽しく食事をとるように
こころがけてみてくださいね。
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