歯の豆知識ブログ

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ワイヤー矯正で滑舌が悪くなることはある?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

ワイヤー矯正は活舌に影響を与えるのでしょうか?

矯正治療を検討している方の中には、「ワイヤー矯正は滑舌に影響を与えるのではないか」と心配される方もいるのではないでしょうか。実際、矯正装置が口の中にあることで、滑舌に影響が出ることはあります。しかし、その影響は一時的なものであり、多くの場合は装置に慣れることで改善されます。ワイヤー矯正が滑舌に与える影響や、滑舌を改善するための方法を説明します。

 

目次

・矯正装置は活舌に影響する

・活舌を良くするための舌のトレーニング

・まとめ

 

  • 矯正装置は滑舌に影響する?

矯正装置が滑舌に影響を与えるかどうかは、ブラケットと呼ばれる装置を装着する場所によって大きく異なります。一般的に矯正装置が舌や唇、頬の内側に接触すると、一時的に発音がしづらくなることがあります。特に、発音に重要な役割を果たす舌の動きが制限されると、滑舌に影響が出ることがあります。

・表側からのワイヤー矯正の場合

表側からのワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を直接貼りつけ、そこにワイヤーを通します。この装置の場合は滑舌に影響を与えにくいとされていますが、これは装置が歯の外側に取りつけられるため、舌の動きを大きく制限することが少ないからです。しかし、装置の厚みによって唇が閉じにくくなる、頬側に違和感を生じる、といったことがあります。また、装置の摩擦によってできた口内炎によって粘膜に痛みが生じ、これにより一時的に発音がしづらくなることもあります。違和感や痛みには個人差がありますが、多くの場合は装置に慣れることで滑舌の問題は徐々に改善されます。

・裏側矯正の場合

一方で裏側矯正は、表側矯正よりも滑舌に影響を与えやすいと言われています。裏側矯正は、歯の裏側にブラケットをつけ、ワイヤーを通す矯正治療方法です。特に裏側矯正は装置が舌側に取り付けられるため舌の動きが制限されやすく、発音に影響が出ることがあります。特に感覚に慣れるまでは「タ行」や「サ行」など一時的に発音がしづらくなることがあります。

  • 滑舌を良くするための舌のトレーニング

矯正期間中に一時的に滑舌に影響が出ることはあるかもしれませんが、適切なトレーニングを行うことで改善することができます。ここでは、簡単にできる舌のトレーニング方法をご紹介します。

 

・ガムトレーニング

ガムを使ったトレーニングは、舌の筋肉を鍛えるのに効果的です。以下の手順で行ってみましょう。

  1. 小さなガムを口に入れて噛む。
  2. 噛む際に舌を動かして、ガムが歯の間に挟まらないようにする。
  3. しばらく噛み続けることで、舌の筋肉が鍛えられます。ガムを舌の上で転がしたり、スポット(上顎の前歯の裏側)に押しつけてつぶすなどの動きも入れていくとより効果的です。

このトレーニングを毎日行うことで、舌の動きがスムーズになり、滑舌が改善されるのです。

また、ガムトレーニングは子供の歯並びを成長とともに良くするための訓練方法としてもよく使います

 

・あいうべ体操

あいうべ体操は、口の周りの筋肉と舌の動きを鍛えるための体操です。以下の手順で行いましょう。

 

  1. 「あ」の音を出しながら口を大きく開ける。
  2. 「い」の音を出しながら口を横に広げる。
  3. 「う」の音を出しながら唇を突き出す。
  4. 「べ」の音を出しながら舌を出し、舌先をできるだけ下に向ける。

この一連の動きを1セットとして、1日に10セット行うことを目標にしましょう。あいうべ体操を続けることで口周りの筋肉と舌の動きが鍛えられ、滑舌が改善されることが期待できます。

このあいうべ体操は、普段使わない口腔周囲の筋肉や表情筋も鍛えるので呼吸がらくになったり、加齢による頬のたるみやしわが改善されるという効果もあります。

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、ワイヤー矯正が滑舌に影響を与えるかどうかについてご紹介しました。表側からのワイヤー矯正は滑舌に影響を与えにくい一方で、裏側矯正は舌の動きを制限するため発音に影響が出やすい傾向にあります。しかし、ほとんどのケースで装置に慣れることで徐々に改善されていきます。

また、滑舌を良くするためにはガムトレーニングやあいうべ体操などの舌のトレーニングを行うことが効果的です。これらのトレーニングを日常的に取り入れることで、滑舌が改善されることが期待できます。矯正治療を受ける際には、滑舌に影響が出ることもありますが、適切な対策を講じることで快適な治療生活を送ることができるでしょう。もし矯正治療中に滑舌の問題を感じた場合は、担当医に相談することも大切です。アドバイスを受けながら適切な対策を講じていくことで、治療の効果を最大限に引き出しつつ快適な生活を維持することが可能です。

当院ではワイヤー矯正をはじめインビザライン、予防矯正など各種矯正治療を行っております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください

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医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

インビザラインで使用するアタッチメントとは?目的や種類を解説

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

目次

1.はじめに

2.アタッチメントとはどのような装置?

3.アタッチメントと使用する目的や役割

4.アタッチメントの素材

5.アタッチメントの種類

6.アタッチメントの装着

7.まとめ

 

1.はじめに

今回は、当院おすすめマウスピース矯正(インビザライン)の治療で使用されるアタッチメントについて、目的や役割、素材、種類についてご紹介します。インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを装着することで歯並びや噛み合わせを整えていく治療方法です。インビザライン治療を効果的に進めるために、「アタッチメント」と呼ばれる歯の表面につける突起が必要になることがよくあります。

 

2.アタッチメントとはどのような装置?

アタッチメントとは、インビザライン治療でマウスピースによる歯を動かす力を最大限に引き出すために歯に装着する小さなプラスチック製突起物のことです。これらは歯の表面に直接接着されるもので、レジンと呼ばれる歯科用の樹脂素材でできています。アタッチメントは目立たないように設計されており、通常は患者様の歯の色に合わせて作られます。見た目もほとんど気になりません。また矯正治療終了後、この突起は原則除去されます。

 

3.アタッチメントを使用する目的や役割

インビザライン治療におけるアタッチメントの目的と役割は説明しきれませんが、主に以下の点が挙げられます。

・歯の移動を補助する

アタッチメントは、マウスピースが歯を動かす際に必要な力を歯に効率的に伝える役割を果たします。特定の方向に歯を動かす際にアタッチメントが支点となって力を加えることで、より正確な歯の移動が可能になるのです。

 

・複雑な歯の動きをサポートする

歯を回転させる、垂直方向に移動させるなどの複雑な動きを必要とします。アタッチメントがその動きをサポートします。これにより、針金を使わなくとも歯を動かすことができるのです。

 

・マウスピースの歯に対しての維持を助ける

アタッチメントは、マウスピースが歯にしっかりとフィットするように補助します。これによりマウスピースがずれたり外れたりするのを防ぎ、治療効果を高めることができます。

4.アタッチメントの素材

 

アタッチメントは、歯科用プラスチックであるレジンから作られています。このレジンは、むし歯治療の際に歯の削った部分に詰める材料として一般的に使用されています。アタッチメントを装着する際には専用の接着剤を用いるため、患者様自身で取り外すことはできません。歯に似た乳白色のため目立ちにくく、歯の表面に装着することに抵抗がある方でも安心して使用できます。

5.アタッチメントの種類

アタッチメントは約3~5mmの大きさで、大きく分けて二種類があります。一つは歯科医師が手作りする「通常アタッチメント」で、もう一つはインビザラインの提供元であるアライン・テクノロジー社が製造し、マウスピースに自動的に取り付けられる「最適アタッチメント」です。最適アタッチメントはさらに目的に合わせて以下のように分類されます。

・オーバーバイト用最適アタッチメント

開咬(奥歯を噛み合わせたときに上下の前歯に隙間ができる)の治療に使用され、歯を引っ張り出す動きを助けます。

 

・ディープバイト用最適アタッチメント

過蓋咬合(深い噛み合わせ)の治療に使われ、下の前歯を引っ張り出して噛み合わせの深さを調整します。

 

・ルートコントロール用最適アタッチメント

正中離開(前歯の隙間)の治療など、歯の根を動かす必要がある治療に使われ、一つの歯に二つのアタッチメントを装着します。

 

・回転用最適アタッチメント

捻じれている歯の治療に使用され、犬歯や奥歯に貼り付けられます。

 

・アンカレッジ用最適アタッチメント

抜歯が必要なケースに用いられ、抜歯後の隙間を埋めるために設計されています。

 

6.アタッチメントの装着

アタッチメントは歯科医師によって以下のような手順で装着されます。

 

  • 歯面清掃

まず歯の表面についたプラークや着色を清掃し、アタッチメントがしっかりと接着するように準備します。

 

  • 接着剤の塗布

専用の接着剤を歯の表面に塗布します。

 

  • アタッチメントの装着

接着剤が塗布された後、アタッチメントを慎重に歯の表面に装着します。位置がずれないように注意しながら行います。

 

④硬化

最後に、アタッチメントを特殊な光で硬化させます。これにより、アタッチメントがしっかりと固定されます。

 

7.まとめ

今回はマウスピース矯正インビザラインで広く用いられているアタッチメントについて、ご紹介しました。このアタッチメントを歯に取り付ける位置が大変重要になります。歯列矯正を行う場合、動かす歯は4~5本ではありません。ほぼすべての歯を動かす事が一般的です。その際長期で複雑な歯の移動をリードするアタッチメントの付着の位置決めはどうするのでしょうか。それは「クリンチェック」という、インビザラインの会社が作製したマウスピース矯正専用ソフトがあり、それにデータを送り込むことで、アタッチメントの数・位置・形態等が決まります。「クリンチェック」は過去800万症例の矯正データを蓄積しディープラーニングをしたもので、数々の特許を持ち、他社の追随を許していません。このソフトが作製した治療計画を患者様に説明した上で、患者様の希望も取り入れ微調整して完成します。インビザラインで用いる歯を動かすメゾットはアタッチメントだけではありません。ほかのメゾットについては、またの機会にお知らせしたいと思います。

インビザラインによるマウスピース矯正に興味のある方は、お気軽にお問合せ下さい。

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抜く親知らず、抜かない親知らず

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

目次

1.はじめに

2.親知らずとはどの歯?

3.なぜ親知らずは抜歯すべきなのか

4.残しても良い親知らず

5.抜くか残すかはどのように判断する?

6.まとめ

 

1.はじめに

今回は、抜歯が必要な親知らずとそうでない親知らずの違いをお話します

「親知らずは早く抜いたほうがいい」という考えをお持ちの方も多いかもしれませんが、親知らずは必ずしも抜かなければいけない歯ではないのです。抜歯の際には少なからずリスクが存在するため、徹底した検査をもとに抜くべきか残すべきかを診断する必要があります。

親知らずについて

2.親知らずとはどの歯?

親知らずとは、前から数えて8番目の歯です。智歯ともよばれています。英語でWisdom Toothつまり物事の分別がつく年齢で生える歯というのは名前の由来です一番奥の大臼歯で、第三大臼歯が正式名称となります。親知らずは20代ごろに生えてくるのが一般的で上下左右合わせて最大4本が生えることになりますが、最近は4本全て生えないという方も稀ではありません。また、自分ではまだ親知らずは存在しないと思っていても、実は歯ぐきの中に埋まっているということもあります。また、ごくまれになりますが「親知らず」の後方に第4大臼歯ともいうべきはがある人もいます。

 

3.なぜ親知らずは抜歯すべきなのか

「親知らずは早めに抜いたほうがよい」というイメージが定着していることには、以下のような理由が考えられます。

 

・親知らずが横向きや斜めに生えていた場合、歯ブラシが届かずプラークコントロールが不十分になる。特に親知らずの周囲組織が炎症をおこす、智歯周囲炎はなかなか自然に治りません。

・むし歯や智歯周囲炎は治療をしても再発しやすい

・むし歯や智歯周囲炎を繰り返すような場合、健康な手前の歯にも影響が及ぶ事が多い

・慢性的な痛みが生じているような場合は、抜歯をしないと根本的に解決しない

・親知らずが横向きや斜めに生えている場合、親知らずが押してくることで歯並びや噛み合わせに影響が出ることがある

上記のように、既にむし歯や歯周病、智歯周囲炎になってしまっている場合は、それらが悪化する前に抜歯を勧められるケースが多くなるでしょう。

 

 

4.残しても良い親知らず

一方、必ずしも抜歯をしなくてよいケースもあります。

 

・親知らずが完全に生えていて、プラークコントロールが行き届いている

・親知らずが完全に骨の中に埋まっており、他の歯に悪影響を及ぼす可能性が低い

・矯正治療や歯牙移植に利用できる可能性がある

・ブリッジの支台となる歯として利用できる可能性がある

5.抜くか残すかはどのように判断する?

親知らずを抜くべきか残すべきかは、歯科医師が肉眼でお口の中を診ただけでは判別できないことが多いのです。親知らずの生え方の状態やトラブルの原因となるものの多くは、歯ぐきの中の見えない部分に潜んでいることも多いからです。したがって、レントゲン検査で詳細な情報を得ることが重要になります。安全で確実な診断をするためには、詳細な検査と的確な診断が欠かせません。具体的には、2種類のレントゲン検査を行い、親知らずの情報を得ていきます。

 

・2次元のレントゲン検査

一般的な歯科治療にも広く用いられている「パノラマレントゲン」と呼ばれているものです。2次元のレントゲンを代表するもので、親知らずの抜歯可否を判断する際にも必ず撮影されます。目の下から顎先までの比較的広い範囲を映しだすレントゲンで、歯や金属は白く、粘膜などは黒く映ります。なお、むし歯になっている箇所は歯が溶けて密度が下がるため、黒く映ります。パノラマレントゲンでは、親知らずが生えている向きや歯ぐきの中にあるかどうかを、おおまかに把握することができます。

 

・3次元のレントゲン検査

2次元のパノラマレントゲンでも、親知らずの有無そのものやおおよその生えている向きなどは分かりますが、これだけでは情報として十分ではありません。そこで必要となるのが、3次元でのレントゲン検査です。

3次元のレントゲン検査では「コーンビームCT」が用いられます。コーンビームCTとは顎と顔面の両利きに特化したCTで、医科用CTのように横になって長時間かけて撮影するようなものではなく、数十秒~数分という短時間で撮影が可能です。撮影時間が短く、撮影できる範囲も限られているため、被ばく量もごく僅かで安全性の高い装置であるといえます。

歯科用CTで撮影される画像は、3次元の立体画像であらゆる角度から対象物を見られるようになります。もし抜歯をするとなった場合には、親知らずそのものの状態はもちろんのこと、親知らずの周囲に走っている神経や血管の位置を正確に把握することも大切です。これらの解剖学的な情報を十分に得たうえで、抜歯をすべきか、保存すべきかの診断をしていきます。

6.まとめ

今回は、抜歯が必要な親知らずとそうでない親知らずの違いについてご紹介しました。一般の患者様にはその判断は難しいものと思われます。お気軽にご相談ください。

当院ではこれまで数多くの親知らずの診断・処置を手がけており、通算で1000本以上の抜歯も行っています。親知らずの処置は歯科医師の経験と技術がものを言う処置でもあるため、実際に処置を受けた患者様からは「想像より楽だった」というお声もいただいています。親知らずの診断や抜歯は、ぜひ当院にお任せください。

 

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院長 藤田陽一

予防矯正で使われる装置とは

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今回は、お子さまの予防矯正で使われる装置についてご紹介します

予防矯正とは、乳歯から永久歯に生え変わる時期のお子さまに対して行われる歯列矯正治療です。矯正治療と聞くと歯の表面に金属の装置をつける「ワイヤー矯正」や、透明なマウスピースを用いる「インビザライン」をイメージなさる方も多いかもしれませんが、予防矯正で用いられる装置はこれらとは異なります。

子供が予防矯正治療を受けるメリットについてはこちら!!

  • 予防矯正はなぜ必要?

乳歯から永久歯に生え変わる時期に歯列矯正治療を行うことで、顎の骨の成長をコントロールしながら歯並びや噛み合わせを正しい成長に導きます。そのため抜歯をしなくても歯が綺麗に並びきるだけのスペースを確保できる可能性があります。歯並びや噛み合わせを整えることで見た目のコンプレックスが解消されるだけでなく、歯が磨きやすくなることからむし歯や歯肉炎、歯周病などの歯の病気になるリスクも低くなり、生涯にわたり健康な歯や顎を守る土台作りをすることができます。

 

  • 予防矯正で使われる装置の例

予防矯正で使われる装置にはいくつか種類があり、ご自身で取り外しができるものと、お口の中に固定されるものがあります。今回は、取り外しができる「床装置」をご紹介します。

 

床装置とは、入れ歯などにも使われるプラスチックの板に、歯にかけるワイヤーやネジがついている装置です。拡大床と呼ばれることもあります。ネジを回転させることで顎の骨を少しずつ広げ、歯が正しい位置に生えるように導きます。この装置は食事や歯磨きの際には外していただくので、日常生活における不便さはほとんどありません。歯磨きもいつも通りにできるため、矯正治療中にむし歯になるリスクも低いといえるでしょう。装置がついていると話しにくい、取り外した後の保管に不安があるなどの場合は、学校につけていかなくても構いません。ただし、その場合は就寝中も含め、家にいる間は基本的に常に装置をつけるようにしましょう。

 

床装置が適用できるかどうかは永久歯への生え変わりの状況やお子さまのお口の中の状態によって異なりますので、詳細は相談時にご説明いたします。

 

  • 装置を使用する際の注意点

今回ご紹介したような取り外しができる装置は、以下のような注意点を守って使用しましょう。

 

・1日最低12時間以上は装置をつける

取り外しが簡単にできるぶん、決められた時間はしっかり装置をつけていただかないと期待されるような効果は表れません。治療を続けていく中でなかなか効果が表れない方もいらっしゃいますが、その原因の多くは装置の装着時間不足です。お子さまの生活に支障のない範囲でとはいえ、最低でも1日12時間、できれば14時間程度は装置をつけているようにしてください。

 

・装置を失くさない

予防矯正に使用する装置は、お子さまのお口の中に合わせて一つずつオーダーメイドで作られたものです。万が一紛失してしまうと治療を中断しなければならないだけでなく、装置の再作製も必要になります。また、装置をつけていない期間が生じることで後戻りしてしまうおそれもあります。装置を紛失することが多いのは、小学校で取り外しをしたときです。外した後ケースにしまわずにポケットに入れてしまった、ハンカチやティッシュに包んでどこかに置いてしまった、などのことで失くしてしまうケースは多くみられます。もし学校で外す場合は必ず専用のケースを持たせ、その中に保管することを徹底するようにしてください。

 

  • 予防矯正をスムーズに進めるためには

お子さまの予防矯正は、保護者の方が興味を持って歯科医院にお越しいただく方がほとんどかと思います。お子さまがなぜ矯正治療が必要なのかを理解できないまま治療を始めてしまうと、装置の装着時間を守れない、装置を紛失してしまう、歯磨きがおそろかになるなどのことが起こりかねません。

予防矯正をスムーズに進め、効果を得るためには治療を受けるお子さまご本人の協力が不可欠です。もちろん、この年齢のお子さまがすべてを自己管理できるとは限らないため、保護者の方の協力も必要になります。装置の管理はもちろんのこと、毎日の仕上げ磨きや定期通院など様々な面での協力が欠かせません。歯科医院と保護者の方、治療を受けるお子さまそれぞれが同じゴールを目指し、ともに治療に取り組んでいきましょう。

 

  • まとめ

今回は、お子さまの予防矯正で使われる装置についてご紹介しました。予防矯正の装置は正しく使用すると同時に、使用時間や保管方法を守ることも大切です。

当院では、予防矯正だけでなく、矯正専門医による本格矯正も行っております。お子さまそれぞれに合わせた治療法穂をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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院長 藤田陽一

インビザラインのマウスピースはどのように作られる?

みなさま、こんにちは

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今回は、インビザラインのマウスピースの作り方についてご紹介します。

インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを装着することで歯並びや噛み合わせを整えていく治療方法で、マウスピース矯正の一種です。治療に使用するマウスピースはどのタイミングでどのように作られるのでしょうか。

インビザラインについて

 

 

  • インビザラインの治療で使用するマウスピースの特徴

インビザラインの治療で使用するマウスピースは、無色透明です。そのため歯列にマウスピースをつけていても見た目がほとんど目立たず、よほど近づかない限りマウスピースをつけていることが分からないくらいです。また、薄いプラスチックでできているため歯列につけたときの違和感や不快感も抑えられていることも特徴です。ご自身で着脱ができ洗浄も簡単なので、常に清潔な状態を保ちやすくなっています。

就寝時の歯ぎしりや食いしばりを軽減するナイトガードや、接触のあるスポーツをするときに装着するマウスガードなどは歯の型どりをした通りの形でマウスピースが作られますが、インビザラインの治療では実際の歯列と全く同じマウスピースをつけるわけではありません。そのときの歯列よりも少しだけ治療のゴールに近づく歯列のマウスピースを装着し、歯列とマウスピースのギャップにより歯に力をかけていきます。

インビザラインで歯が動く仕組みについてはこちら

  • インビザラインの治療で使用するマウスピースは何枚?

インビザラインの治療では、少しずつ形の違うマウスピースを1~2週間おきに新しいものに交換しながら歯並びや噛み合わせを整えていきます。一般的にインビザラインの治療で必要とされるマウスピースは平均40~50枚といわれていますが、この枚数は患者様によって違いがあるので一概には言えません。1枚のマウスピースで動かせる歯の距離は0.2~0.25mmであるため、歯の移動量が多くなればなるほど治療に必要なマウスピースの枚数は増えていくということです。逆に、治療をする不正咬合が軽度であればそのぶんマウスピースの枚数は少なくなります。マウスピースの枚数によって、治療にかかる期間も変わってきます。

 

  • インビザラインのマウスピースはどのタイミングで作製される?

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、治療期間を通じて定期的にご来院いただくたびに歯列の型どりをし、それをもとにマウスピースを作製するものもあります。しかし、インビザラインの場合は治療を開始する段階で、治療に必要な全てのマウスピースを作製します。作製したマウスピースは歯科医院では保管しません。すべて患者様にお渡ししてから治療開始となるため、該当するマウスピースを使用する時期がくるまでは紛失しないようにくれぐれも気をつけましょう。

 

  • マウスピースの作製手順

まずは歯列の型どりを行います。一般的な歯科治療では粘土のようなピンク色の材料を歯列に押し当てて歯の型どりをしますが、インビザラインではこの方法は用いません。「iTero」とよばれる専用の口腔内スキャナーを用いて型どりを行います。iTeroはNIRI(近赤外光画像)技術を駆使した口腔内スキャナーで、歯列をなぞるように撮影するだけで歯の型どりができます。歯の型どりをしたデータはインビザライン専用のコンピューターソフトに取り込まれ、治療前から治療完了までの歯の動きをアニメーションでシミュレーションします。これは患者様にもご覧いただけます。

 

 

 

そして、これらのデータはその場でインビザラインの本社があるアメリカに送信され、マウスピースの作製が開始されます。マウスピースの完成までには数日~数週間かかりますが、治療に必要な全てのマウスピースが一つのパッケージとなってアメリカから送られてきます。

 

  • 使用済みのマウスピースはどうしたらよい?

治療に使用したマウスピースをもう一度使うことは基本的にはありませんが、次のマウスピースがどうしてもはまらない、マウスピースを破損または紛失してしまった、といった場合に一つ前のマウスピースに戻っていただくことはあります。また、ご旅行などで長期間ご自宅を離れる場合には、万が一のときの予備として一つ前のマウスピースを持参していただくと安心です。破損や紛失が起こった際にマウスピースを作り直すまでの間、何も歯列に装着していない時間が長くなると治療途中であっても後戻りが起こるリスクがあります。したがって、使用後のマウスピースはすぐに破棄せずに一定期間は保管しておくようにしましょう。

インビザラインで歯列矯正をするなら知っておきたい注意点

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、インビザラインのマウスピースの作り方についてご紹介しました。治療前にお渡ししたマウスピースは変形や破損がないよう大切に保管しましょう。

インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

 

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ワイヤー矯正中に気になる口内炎と、その対処法

みなさま、こんにちは

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今回は、ワイヤー矯正中に気になる「口内炎」についてご紹介します

ワイヤー矯正は、歯の表デコボコした金属であるブラケットとよばれる装置を貼り付け、そこに通したワイヤーで歯に少しずつ力をかけていく矯正治療方法です。これらの装置を入れるためにワイヤー矯正中には、装置があたって口内炎になることがあります。

 

矯正の種類について

  • 口内炎とは

口内炎とは、口の中の粘膜に起こる粘膜病変です。頬の内側・舌・更新所謂口内炎として多くの方がイメージするような水疱のようなものから、びらん(ただれ)、潰瘍、白苔などのような症状も口内炎に含まれます。口内炎にはいくつか種類があり、それぞれ原因や治療方法が異なります。口内炎は大きく分けて4種類あり、アフタ性口内炎、カタル性口内炎(外傷性口内炎)、カンジダ性口内炎、ヘルペス性口内炎があります。

 

 

  • ワイヤー矯正中に気をつけたい口内炎はどの種類?

ワイヤー矯正中に起こりやすい口内炎として最も多いと考えられるのは、「カタル性口内炎」です。別名を外傷性口内炎とも言われているように、主に物理的な刺激が原因となって起こります。ワイヤー矯正ではブラケットやワイヤーが歯についているため、どうしても装置が粘膜に触れてしまうことが多くなります。その刺激によって炎症を起こし、口内炎が発生するのです。カタル性口内炎は、粘膜が赤く腫れる、腫れた部分が水膨れのようになる、などの特徴をもっています。

 

一方、矯正装置とは関係なくできやすい口内炎もあります。特に多いのは、ビタミンB2などの不足が原因で起こる「アフタ性口内炎」です。アフタ性口内炎は白くて丸い形をしていることが特徴で、一度はなったことのある方も多いのではないでしょうか。

 

  • 口内炎ができやすいのはどこ?

カタル性口内炎の原因となるのは矯正装置とお口の中の粘膜の接触ですが、それらは主に食事中や会話中に起こります。そのため、唇の裏側や頬の内側などのようにブラケットが直接当たる場所にできやすくなります。

 

アフタ性口内炎ができやすい場所はお口の中の粘膜全体、舌、唇の内側、歯ぐきなど非常に広い範囲で、どこにでもできる可能性があります。免疫力の低下やビタミン不足、ストレスが原因と考えられます。適切な食事や休養で良くなることがほとんどです。

 

  • 口内炎ができてしまったときの対処法

カタル性口内炎はできてから3~4日は痛みが強いこともありますが、その後徐々に落ち着き1週間程度で治ることがほとんどです。治るまでの間は、以下のような方法で対処をするとよいでしょう。

 

・矯正用のワックスを装置に貼り付ける

粘膜に接触してしまっている場所の装置に矯正用ワックスを貼り付けることで、粘膜への接触を軽減できます。ワックスといっても粘土のようなものです。矯正用ワックスは、歯科医院やネットショップなどで購入できます。

 

・市販の口内炎薬を使う

市販の口内炎薬を使っても構いません。口内炎に直接貼れるパッチタイプであれば、装置と口内炎の接触も防げます。

 

・歯科医院で矯正装置を調整してもらう

同じ場所に何度も繰り返して口内炎ができる場合は、矯正装置そのものを調整してもらうのも一つの方法です。ご自身で調整することは絶対に避け、矯正担当医に相談しましょう。

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、ワイヤー矯正中に気になる口内炎についてご紹介しました。口内炎を防ぐためにも、日頃から規則正しい食生活や睡眠も心がけるようにしましょう。また、2週間ほど経っても口内炎が治らない場合は、他の疾患の可能性もあります。早めに歯科医院を受診しましょう。

ワイヤー矯正中の歯磨きについて

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