歯の豆知識ブログ

かみ合わせと顔立ち

 

こんにちは。

川崎区小島新田のパール歯科医院です。

 

いきなりですが、

素敵な顔立ちには、一定の法則があります。

 

もちろん人それぞれの好みなどにも

よるのですが、、、

 

整った鼻筋や、笑顔になった時に

目が三日月型になる事などです。

 

そして、

しっかりかんで食事をすることは、

かむ筋肉だけでなく

表情を作る筋肉も成長させるんですよ!

 

食事をする時使う筋肉は、

「側頭筋」と「咬筋」

この大きな二つの筋肉です。

 

側頭筋はこめかみにあり、

咬筋は頬っぺたにあります。

 

食事をすることでこれらの筋肉が働き、

筋肉が発達することで、

笑った時に自然と

目が三日月型になるのです!

 

さらにそれにより血の流れもよくなり、

骨に栄養と刺激を送ります。

 

これらの筋肉は、

頭がい骨の成長を促す

起点となっているのです。

 

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上の図をご覧下さい。

 

出生児の頭がい骨、

成人と比べて特に顔の部分が小さいのが

おわかりかと思います。

 

なんと6歳までに、

頭がい骨の80%が完成してしまうのです!

 

そのほとんどが脳を覆う部分です。

そして残りの20%は、

中顔面と下顎を中心に成長します。

 

女子は14歳位まで、

男子は17歳位まで成長が続きます。

 

そうなんです・・・!

この成長著しい時期に側頭筋、

咬筋をしっかり働かせて食事を摂ると、

中顔面の骨の成長が促され、

そこにある鼻が綺麗に伸びるのです!

 

また下顎が十分成長すると、

正しい歯並びと

整った顎先ができあがります。

 

ただこのとき、

注意していただきたいことがあります。

 

6歳前後になると、

前歯が永久歯に置きかわります。

 

上下前歯が正しくかみあってこそ、

咬んだ刺激が中顔面にとどきます。

 

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上の図をご覧下さい。

 

歯の根は顎の骨に埋まっていて、

その根の先は鼻の下まで伸びているのです。

 

ですので永久歯の前歯が

ちゃんとかみ合っていないと、

その効果はあまりでません。

 

6歳くらいのお子様を持つ、

お母様 お父様。

お子様の前歯の咬み合わせを

見てあげて下さい。

かみ合わせが正しくない場合があります。

 

かみ合わせが正しくないと

今まで書いていたものも

十分な効果が期待できません。

 

またかみ合わせは見た目だけではなく、

他にも影響を及ぼす可能性があります。

 

あれ?うまくかみ合ってない?

なんて思うことありませんか?

そういった時は歯科医院にご相談下さい。

 

早めの歯列矯正で、

顔立ちまで良くなることもありますよ!

 

パール歯科医院では、

矯正治療の相談や

小さいお子様の予防矯正、

目立たないマウスピースでの矯正など

患者様に合うものを提案させて

いただきますので、

ぜひ御気軽に御相談下さいね。

 

 

こんにちは。

川崎区小島新田のパール歯科医院です。

 

本日はまた『咀嚼』がもたらす、

身体への良い影響について

書かせていただきますね。

 

体内時計というものを人間はもっています。

これは人間が、

昼に活動する動物であるため、

脳内の古い部分に刻み込まれている

本能のようなものです。

 

体内時計は24.5時間あり、

それにより体内のバランスが

保たれています。

睡眠、体温、ホルモンの分泌、

いわゆるホメオステイシスと

呼ばれるものを司っています。

 

体内時計に変調が生じると、

朝の目覚めが悪くなったり、

夜眠くならなくなったり、

食欲が衰え、疲労感、倦怠感、

意欲低下、情緒不安定などの症状が

体に起こったりします。

 

生活の変調は、

ホメオステイシスに関わる

成長ホルモンの分泌を抑制します。

 

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しっかり夜間に

睡眠をとるようにして下さい。

そうすると成長ホルモンの分泌が

活発になります。

 

特に成長期のお子さんには大事で、

正しい心身の発育を促します。

 

そして朝日を浴びる事で、

体内時計の針をリセットします。

 

また最近の研究では、

朝ごはんを食べる際の咀嚼する運動が

体温上昇のリズムを調整することが

わかってきています。

 

脳内には身体の恒常性を保つための、

セロトニンという

生理活性アミンがあります。

 

身体のバランスを保つ、

所謂指揮者のようなものです。

 

このセロトニンは、

脳内に限らず消火器官や

血液中にも存在します。

 

生物学的に不明な点が多いのですが、

内臓を動かす平滑筋や

神経系の伝達物質ではないかと

いわれています。

 

炎症の治癒や体の痛みにも

深く関わっているとみられます。

 

そしてセロトニンは

「ゆっくりした呼吸をすること」

「軽度な運動をすること」で

多く生産されることがわかっています。

 

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特に脳内で産生されると考えられます。

 

しっかりかむことで

脳内に多くのセロトニンが分泌されます。

 

脳内のバランスを保つためには、

睡眠と運動などの生活習慣が

大事になっており、

特に脳に近い咬合・咀嚼する筋肉を

十分使うことが、

脳の機能の活性化につながるのです。

 

早食いだとセロトニンは

あまり産生されません。

 

ついつい忙しさなどで

ゆっくり食べることが出来ず、

慌てて10分程度で食べてしまうことも

あるかと思います。

 

しかし皆様!

忙しい世の中ですが、

食事はゆっくり、

30分以上かけてとりましょう!

 

ご飯を食べる環境や食べ方などが

歯だけではなく身体にも

良い影響を与えてくれるのです。

 

お子さんのいらっしゃるご家庭は

ぜひ家族揃って楽しく食事をとるように

こころがけてみてくださいね。

 

 

 

咬合、咀嚼について②

 

こんにちは。

川崎区小島新田のパール歯科医院です。

 

前回に引き続き、

咬合、咀嚼について

書かせていただきますね。

 

日本大学松戸歯学部教授の葛西一貴先生が

「歯の植立と咀嚼の関わり」

という論文の中で、

面白い研究を発表しています。

 

1万5千年程前の縄文時代の人間と

現代人の歯並びについての研究です。

 

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奥歯を前から見ると、

縄文人は歯がまっすぐ立っており、

しっかり咬める歯並びになっています。

 

歯の並ぶスペースも十分で、

歯並びの悪い縄文人は

ほぼ見つかっていないということです。

 

その反面、現代人は

歯が内側に倒れている傾向にあります。

 

内側に倒れているので

歯の並ぶスペースが足りなくなり、

歯並びに問題を生じ易いのです。

 

そして注目したいのは、

縄文人の子供は現代人の子供と同様に

内側に倒れているのです。

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ここで考えられるのは、

現代人も縄文人も歯はやや内側を向いて

生えてきますが、縄文人の子供は、

固いものをしっかり咬むことで、

顎の骨を成長させているということです。

 

そして顎が広くなり、内側に倒れた歯が、

まっすぐ立ち上がります。

結論として現代人は、縄文人と比べて

「かむ力」「かむ回数」

「奥歯でのすりつぶし」

が足りないので、

顎が成長しきれないのです。

 

歯が真っ直ぐにならず

顎が狭いままなので、

歯並びも悪くなってしまいがち

ということです。

 

成長期にかみごたえのある食べ物を、

奥歯ですりつぶすように時間をかけて

しっかりかむことが、とても大切なのです。

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よくかむと顎の骨が成長し、

歯の並ぶスペースができます。

 

するとさらによくかむことができ、

筋肉も骨も成長するという

プラスのサイクルができるのです。

 

昔に比べて軟らかい食べ物や

ファストフードがたくさんありますが、

1度の食事でよくかむことを意識して

顎の骨の成長を促してくださいね。

 

これをお読み下さっている、

お子さんをお持ちの方々へ。

 

お子さんにはよくかんで食べるよう

御指導下さいね。

 

よくかんで食べると、

唾液が出て虫歯の予防になったり、

顔の筋肉が鍛えられて

表情が豊かになったり、

脳が活性化されるなど、

いいことづくめです!

 

ただ最近のお子さん方は、

とにかく多忙・・・。

塾や部活や習い事など、

就寝時間が遅くなりがちです。

 

その結果、食事の時間が十分にとれず、

朝食を抜いたり

早食いをしたりする傾向にあります。

 

食事を始めてから満腹感が得られるまでに

20分程度のタイムラグがあります。

 

血糖値が上がり、

脳内の満腹中枢を刺激するまでに

時間がかかるのです。

 

早食いは、

食欲にストップがかかる前にたくさん食べ、

それにより気がついたら食べ過ぎた、

という事になりがちです。

 

これが毎日続くと、

正常な空腹感や満腹感が感じられなくなり、

空腹でなくとも食べ続けるようになります。

 

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これは肥満の始まりです!

肥満は内科的にも

何もいいことがありません。

 

食事はゆっくり30分以上時間をかけて

とりましょうね!

 

また食べるリズムも大切です。

空腹感や食欲は、

唾液や消化液の分泌を促します。

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お子さん方の周囲には、

たくさんの飲み物や食べ物が溢れています。

いつでも気軽にこれら食べ物を

口にできる状況なのです。

 

基本は、朝 昼 晩の食事を

規則正しく摂るようにして下さい。

 

とくに一日の始まりの朝ご飯は重要です。

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体のリズムを整え、

体温をあげ、脳にエネルギーを送ります。

そしておやつを与える場合は、

食事の2時間前にすませましょう。

 

適度な運動により、

空腹感をもって食事を食べさせましょう。

もちろんその時、

家族そろって皆で食事を摂るのが理想です。

 

きちんと三食、食事をとり、

よくかんで、ゆっくり食べるように

ご家族でお子さんを指導してくださいね。

 

 

咬合、咀嚼について

こんにちは。

川崎区小島新田のパール歯科医院です。

 

さっそくですが、

「健康長寿は、咬合・咀嚼が創る」

上記の事を日本学術会議咬合學研究委員会の

小林義典先生(日本歯科大学教授)が、

おっしゃっています。

 

特に永久歯が生える前、

早期に正しい生活習慣をつけるのは

とても大事な事なんです。

 

お子さんの成長には、

食生活、運動、睡眠といった

生活リズムが大きく関与してきます。

 

ご家族の皆様は、

お子さんに正しい生活リズムがつくように

 教えてあげてくださいね。

 

健全な食生活とは

どのようなものでしょうか?

偏りのない栄養摂取はもちろんですが、

それだけでしょうか?

 

当然それだけではありません。

 

しっかりかんで食べることや

食事のリズムなども考える必要があります。

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口は食べ物を食べるためにあるのです。

一日三食で食べる重量は大人だと

1,5㎏強といわれています。

 

これが一年になると約1トン、

3頭分を頭から尻尾の先まで

食べたことになります。

 

この量が10㎝四方に満たないサイズの

口から入っていくのです!

口の働きは凄いのです!

 

毎回の食事で「しっかりかむ」ことが

口の働きを活発にし、

その刺激が顎の骨の成長、

歯の正しい位置への萌出、顔や首の筋肉、

さらには脳を刺激し

その働きを活性化させます。

 

この毎日の食事の差で、

かみ合う筋肉の運動量は

3倍近い開きがでます。

 

おのずと骨格や筋肉の成長にも

差ができてしまうのです。

 

歯並びを整えるのは、

歯科医師が行う

歯列矯正だけではありません。

 

ちゃんと食事をして咬むことでも、

歯列不正を防ぐことが

ある程度できるのです。

 

歯は使うためにあるのです!

だからたくさん使いましょう!

毎回の食事でしっかりかむことで、

顎や顔の骨と筋肉あるいは顎の関節を

正しく成長させることができます。

 

古代人には、歯列不正がありませんでした。

現代の軟らかい食べ物とは違い、

硬いものもたくさん食べていました。

 

それが何よりの証拠です。

 

歯並びが良くなれば、

しっかりかむことができて

「良いサイクル」が形成されます。

この「良いサイクル」を

子供のうちに形成しましょう!

 

よくかむと

①唾液がでます

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よくかむと

②筋肉が働きます

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よくかむと

③脳へ刺激がいく

 

よくかむと

④骨が成長する

 

以前からこちらのブログで

噛むことの大切さを

書かせていただいており、

しつこくなってしまいますが、

よく噛むことにはたくさんの

メリットがあります。

 

日常生活でも意識してみてくださいね。

次回も咀嚼について、

引き続きかかせていただきますね。

 

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