歯の豆知識ブログ

インプラントに寿命はあるの?

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

今回もインプラントについて

ご説明させていただきますね。

 

 

インプラントの寿命は

一体どれくらいなのでしょうか?

 

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これは、インプラント治療を受けた患者様や、

インプラント治療にご興味のある患者様には

とても気になることだと思います。

 

簡単に話してしまいますと、

インプラントには

寿命というものはありません。

 

インプラントは、それ自体が腐ったり、

劣化するものではないからです。

 

しかし、天然の歯と同じように

インプラントにも歯石が着いたり、

インプラントの周りの骨が

歯周病菌の影響で溶けたり、

インプラントの周りの歯茎が腫れたり、

インプラントが揺れてきたりして

インプラントを

取らなくてはいけないことはあります。

 

すなわち、

インプラント自体が虫歯にはなりませんが、

歯周病にはなってしまうのです。

 

また、インプラントは毎日の使用に耐える

小さな精密部品ですから、

使い方によっては壊れることもあり、

お手入れ次第で

使用期限と呼ばれるものにも

大きな差が出てくることもあります。

 

歯科のあるデータによれば、

一般的にインプラントは、

およそ10年使用期間では

90~95%が残存すると言われています。

 

ただし、この平均残存率は、

患者さんのお口の状態などによって

大きく異なってくるのです。

 

要するに、全身の健康状態や口の中の

衛生状態の有無等々……

インプラントを取り巻く環境によって

個人差があり、寿命が何年かというのは

一概には言えないのです。

 

では、そのインプラントを

少しでも長く保つには

どのようなことが重要になるのでしょうか?

 

それはご自分の歯と同じように

歯周病を予防し、定期的に歯医者さんの

メンテナンスを受けるということです。

 

もっとも避けたいのは、

インプラント周囲炎です。

 

これはインプラントの

歯周病ともいわれています。

 

自然な歯の歯周病と違う点は

進行がとても早いということです。

 

異変に気づいたときには、

すでに手遅れとなることもよくあります。

 

また、インプラントの寿命以前の話ですが、

インプラントが定着する前に起こりうる

リスクもあるのです。

 

インプラントの治療で最も重要な時期は、

施術してからのおよそ2ヶ月間です。

 

チタン製のインプラントと顎の骨が

結合していく時期ですが、

この間に細菌などに感染すると、

骨との結合がうまくいかずに、

インプラントが抜けてしまうというケースが

たまに見られます。

 

同様の視点から禁煙をすることも重要です。

 

今や喫煙と歯周病の関連性は

世の中の常識となりつつあります。

 

また、過大な咬合力にも注意が必要です。

特に就寝時に歯ぎしりの強い患者様は

不自然で大きな力がインプラントに

かかってしまうことがあります。

 

これもインプラントの寿命

縮めてしまいます。

 

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まとめますと

1.歯科医院での定期的なメンテナンス

2.歯周病予防などの口腔ケアと健康管理

3.禁煙

4.歯ぎしり防止のマウスピースの使用

 

などがインプラントを長持ちさせる

秘訣になってくるのです。

 

インプラント治療は、

欠損している部分の歯を補うための

治療法として、見た目や噛み心地、

耐久性において、

もっとも優れたものと言われています。

 

そして、そのインプラントを

最大限に生かすための

インプラント治療後のメンテナンスなどは、

自然な歯と同じくとても

大切になってくるのです。

 

つまり、天然の歯と同じく、

メインテナンスなどを怠れば、

必然的に寿命と呼ばれるものは短くなり、

ご自身での日々のメインテナンスと

定期的な歯科医院でのチェックを

欠かさなければ、

まさに第2の永久歯として

食生活や患者様ご自身の

人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

 

インプラント治療に対してご興味や、

ご不明な点等ございましたら、

当院までご連絡くださいね。

 

 

インプラントの最新技術と設備を完備!

こんにちは。

川崎区小島新田駅前パール歯科医院です。

引き続きインプラント治療について

説明させていただきますね。

 

インプラント治療は、ここ数年で、

めざましい進歩を遂げているのを

皆さんはご存知でしょうか?

 

これまでは手作業と術者の勘で

行っていたインプラント手術が、

現在はCTとコンピューターの連動により

画像診断などによって設計図通りの

安全で精密な手術が

行えるようになっています。

 

インプラント治療は顎骨に土台となる

人工歯根を埋め込む必要があるため、

骨がしっかりしていなければ治療できません。

 

しかし、最近は骨を増やして、

強くする骨造成術や骨移植術の技術が進み、

骨が脆弱な人や骨が少ない人にも

インプラント治療が行えるようになりました。

 

特に人工骨の進歩は画期的です。

 

このように、インプラント治療の技術は、

ヨーロッパやアメリカを中心に

世界中の学会で研究され、

その技術が広く共有されつつあります。

 

インプラントによる手術でできた傷口の

早い治癒方法をはじめ、上記の骨の再生や

骨の移植、インプラントの

メンテナンス方法など、

こういった学会や研究会などによって

明らかにされることで、最新技術が

世界中で共有されるようになっています。

 

その最新技術例として、

下記のものがあります。

 

 ◆イミディエイトローディング法

インプラントは手術によって

インプラントと骨が骨結合するまでに

約3か月から6か月程度の

時間がかかりますが、

最新のインプラントは、

骨との接着能力が向上し、

この期間が短縮傾向にあります。

 

条件が揃えば

インプラントを埋め込んだ当日に

歯が入って食事ができるようになっています。

 

過去とくらべると長足の進歩ですが、

まだ進歩段階と私は考えています。

 

◆フラップレス手術

フラップレス(無切開手術)は、

術前のCT撮影と

コンピュータシミュレーションによる

診断によって可能になる手術の方法です。

 

フラップレスによるインプラント治療は、

一般的なインプラント手術は

歯肉の切開、縫合が必要ですが、

このステップが省略できるため、

手術時間を短縮することが可能で

出血もほとんどなく

術後の腫れや痛みまで

軽減できる術式です。

 

ただ現状としては

いくつかの条件が必要になるため、

今後のさらなる進歩が待たれるところです。

 

 

 

〜最新設備〜

 

◆歯科用CT

パール歯科医院は歯科用CTを導入しています。

CTは通常のレントゲンと比べて、

立体的に神経や血管、顎の骨の状態を

知ることができます。

 

インプラントを安全に

あごの骨に埋めるためには、

神経の走行や血管などの位置を正確に知って

診断することがとても大切になるため、

立体的に撮影できるCTが必要不可欠です。

 

通常のレントゲンでは平面(二次元)での

顎の骨や神経の状態が分かりますが、

奥行き(三次元的情報)が

分かりづらいのです。

 

インプラントの治療計画を立てる際には、

神経、血管、骨の位置や状態を

立体的に知ることが大変重要になりますので、

レントゲンの画像だけでは難しくなります。

 

安全にインプラントの手術をするために

CTは欠かせない設備なのです。

 

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◆サージカルガイド

 

歯科用CTと専用のソフトを連動させ、

骨にインプラントを埋めるために

より正確な位置を決める

マウスピースのようなものです。

 

コンピューター上であらかじめ

インプラントを埋める位置、

深さ、方向などを決め、

それに合わせて骨を削るドリルが

正確な位置に入るよう誘導してくれます。

 

手術の外科的侵襲、手術時間等が減少します。

 

近年、最も進歩した分野で、

パール歯科医院でも

積極的に取り入れています。

 

サージカルガイド.jpg

 

上記のようにインプラント治療を含め、

歯科治療の技術などは日々進歩しています。

 

また上記以外にもまだまだ

新しい技術や設備はたくさんあります。

このように進歩した技術や

設備が増えることで、

インプラント治療の成功率もあがり、

またインプラントも患者様により

身近なものになるではないでしょうか?

 

 

歯科治療の今昔、歴史を知れば現状がわかる

ロンドン大英博物館に展示されているミイラにはゴールドの詰め物があるそうです。ということは約3000年前の人類もむし歯に悩まされて治療を受けていたということになります。

歯の治療は昭和の後期くらいまでは、むし歯の治療と入れ歯作りが中心でした。自分も先輩の歯科医師から、「歯医者の腕は入れ歯作りだ」ということを教わって、母校の入れ歯専門の医局で卒業後数年間薄給で修行をさせてもらいました。その後平成になると歯周病治療の急速な進歩、予防歯科、CT・インプラントと新しい分野が次々と沸き上がり、直近ではCADCAM・マウスピース矯正等の新しい波が押し寄せ、勉強する時間がいくらあっても足りないくらいです。

さて歴史を知ることにより未来が見えてくることよくあります。

むし歯菌発見の歴史について紐解いてみます。

明治時代初期にフランスの生化学者だったパスツールにより病気の多くは細菌による感染症であることが解明され、結核菌・ジフテリア菌・赤痢菌・ペスト菌・コレラ菌などがあいついで発見されました。細菌学の幕開けといえるでしょう。その後アメリカ人で世界最初の口腔細菌学者であるウィロビー・D・ミラーがむし歯の原因について「化学細菌説」を発表しました。ミラーは世界で初めて歯についた食べかすにむし歯菌が作用して歯の表面のエナメル質を溶かし、むし歯を作ると発表しました。ただこのむし歯菌を特定するまでには至らず、この化学細菌説から30年後、むし歯菌の正体は誰の口の中にもいる普段悪さをしない乳酸桿菌という日和見菌であるという説も出てきますが、乳酸桿菌である決定な証拠はみつかりませんでした。

その後昭和30年代に無菌動物の飼育ができるようになってから、無菌の動物に連鎖球菌の一つである「ミュータンス菌」を口の中に入れるとエナメル質が溶け出し、初めてむし歯菌が特定されるに至りました。さらにこのミュータンス菌は唾液を通して主に小児期にその家族から感染することまでわかってきた次第です。むし歯菌が特定されたわけですから、この菌を殺す抗生物質が開発されれば問題は解決されそうですが、口の中は唾液があるため薬物の濃度が保てません。またミュータンス菌は他の菌も巻き込んでバイオフィルムという膜のようなもので、バリアをつくるので薬剤がとどきにくいのです。やはりこまめな歯磨きとデンタルフロスや歯間ブラシ等で、機械的にバイオフィルムを除去することがむし歯予防には最も効果的なのです。さらにはフッ素の活用キシリトールの活用もおおいに効果があるのです。

 

 

 

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