スタッフブログ

歯医者で「歯周病です」と言われたら

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

もし歯周病になってしまったら、

皆様はどうすれば良いと思いますか?

 

そこで今回は歯周病になってしまったら

どうすべきかをご説明いたしますね。

 

歯周病は、 進行すると歯を失う原因となり、

内科的に全身にも悪い影響を及ぼし、

口臭の原因にもなるものです。

 

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歯周病にならないために

毎日の予防が重要であり、

歯周病の進行状況や、

お口の中の状態によって

それぞれ異なる治療が行われます。

 

歯周病治療の基本の基本は、

ご自身によるブラッシングです。

 

今でこそ減りましたが、

10年程前までは90%以上の患者様が

正しくない方法で歯磨きを行っていました。

 

歯ブラシの選び方や持ち方、毛先の当て方、

力の入れ具合などがポイントとなります。

 

そして毎食後の丁寧な歯磨きが、

歯周病の予防になっているという

自覚も大切です。

 

 

①プラークの除去と歯石の除去

 

歯周病で歯科医院に行くと

進行具合に関わらず行われるのが、

歯周病の主な原因であるプラーク(歯垢)や

歯石を取り除くことです。

 

自分では取り除ききれないそれらを、

専用の器具などを使って除去します。

 

歯肉の上の目で確認できる歯垢歯石を

除去するのは当然として、

パール歯科医院では

歯肉の下に隠れた歯石も丁寧に除去します。

 

この歯肉に下の歯石を除去することが、

歯を長持ちさせる秘訣となります。

 

「ルートプレーニング(根面の滑沢化)

と呼ばれます。

 

この2つが歯周病の治療として

大切な処置になります。

 

また場合により、

歯肉を切開する歯周外科が

必要になることもあります。

 

歯石を取ると、しみることがあり、

また、歯石を取ったために、

歯がグラグラと動きだす場合がありますが、

歯肉の炎症がおさまるにつれ、

徐々に戻る傾向にあるので心配はいりません。

 

 

②咬み合わせの調整

 

噛み合わせが悪いと歯の周囲組織に

さらに負担がかかり、

炎症の治療が遅くなります。

そこで噛み合わせの調整も行います。

歯周病が進んで

歯がぐらぐらしている場合には、

歯科用の接着剤で固定することもあります。

 

 

③抜歯

 

歯周病が進行すると歯が動揺を起こします。

それをそのまま放置しておくと

周囲の歯や歯肉に悪影響を及ぼします。

そういった時は抜歯となる場合もあります。

歯周病が進んで

歯周ポケットが改善しない場合、

エナソルマトリックスデリバティブを開いて

部分的に失われた骨を

再生させる手術(再生療法)などの

特殊な治療が行われる場合もあります。

 

上記のような治療を行っても、

歯周病菌がお口の中から100

きれいになくなることは少ないのです。

 

日本人のほとんどの方のお口の中には

歯周病菌が存在しています。

 

それ自体は、

実は問題があることではありません。

 

歯周病菌が増えて歯周病として

発症してしまうことが問題なのです。

 

うまく歯周病菌をコントロールしてあげれば

実は問題は起きないのです。

 

歯周病は初期の段階では、

痛みや腫れなどの自覚症状に乏しく、

気付いたときには進行してしまっている

ケースが多いです。

 

気になる症状がなくても、

定期的に歯科医院で

検診を受けるようにしましょう。

 

また一度治療が完了しても、

歯周病は再発しやすいため、

その後の検診は欠かせません。

 

歯科医師の指示に従い、

定期的なメンテナンスを

受けることをおすすめします。

 

歯周病についてお困りのことがあれば、

パール歯科医院までご相談下さいね。

 

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ご高齢の方こそ特に歯医者へ!

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

今回は歯周病と肺炎の関係をご説明します。

 

歯周病と肺炎は、一見無関係にみえます。

 

ただ最近の研究では

相関関係が明らかになってきました。

 

わが国において、

肺炎は死因別死亡率の第4位を占めています。

 

肺炎で死亡する患者様のほとんどが

ご高齢の方で、70歳を超えると

死亡率が急激に増加することが

報告されています。

 

ご高齢の方は免疫力の低下により

感染しやすくなり、

とくに誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症が、

ご高齢の方における社会問題となっています。

 

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肺や気管は嚥下反射、咳反射など

身体が生理的に反応することによって、

口腔細菌が侵入することを防いでいます。

 

しかし、ご高齢になると

これらの生理機能が衰えるため、

自らの唾液や消化管内容物を

口腔内細菌とともに、

慢性的に誤嚥(ごえん)することが

多くなります。

 

誤嚥(ごえん)とは、

加齢や認知症などによって

「飲み込む」機能が低下することで、

誤って気管に唾液や物などが

入ってしまうことを言います。

 

そして、免疫力の低下したご高齢の方は、

歯周病菌が気管に入り込んで

肺にまで到達すると、

肺炎を起こしてしまうのです。

 

特に、食べ物と細菌が

同時に入り込むと重症化してしまいます。

 

これを誤嚥性肺炎といいます。

 

誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは

歯周病菌なのです。

 

では、それを予防するには

何が必要でしょうか?

 

 

それは口腔内の「清掃」と「機能回復」です。

 

歯磨きは、口の中を清潔にして

細菌を減らすことができます。

 

したがって、誤嚥性肺炎の予防には

歯磨きによる

プラクコントロールが必要になります。

 

また忘れてならないのが義歯についた付着物、

つまり細菌性のバイオフィルムとしての

デンチャープラクです。

 

義歯の清掃も

誤嚥性肺炎予防には欠かせないものです。

 

そして、食べたり飲み込んだりする

摂食・嚥下機能を回復させることも

同様に大切になってきます。

 

口腔の細菌除去と

機能回復がケアの両輪となり、

誤嚥性肺炎を予防するのです。

 

ご高齢の方や病気の方は

全身の機能が低下しています。

 

健康な人であれば多少の誤嚥があっても

発症しませんが、

体の抵抗力が落ちていると

発症しやすくなってしまいます。

 

口から食事をとり

栄養状態を良好にすることも、

誤嚥性肺炎を予防するうえで大切になります。

 

歯周病の進行  歯周病菌の増加 

  歯の喪失  口腔機能低下 

 誤嚥性肺炎 

という方向性ができてしまいます。

 

歯周病はお口の中の病気だけではなく、

全身疾患も引き起こす恐ろしい病気です。

 

成人の約8割の方々が程度の差はありますが、

歯周病にかかっていると言われています。

 

歯磨きを徹底し、

歯周病を予防していきましょう。

 

歯周病についてのご質問等ございましたら

是非、パール歯科医院までご連絡ください。

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歯科治療の本当のゴールってなんでしょう?

歯の治療の最終的なゴールをわかりやすくいうとどういったことになるでしょうか?
「痛くなくなること」「入れ歯が入ること」「見た目が良くなること」

それは人によりいろいろだと思いますが、それらを全部含めてわかりやすくいうと

「正しいかみ合わせでしっかりかめて、それが定期的なメインテナンスでずっと続くこと」

と言えるのではないでしょうか。むし歯の治療も、入れ歯を入れることも、歯列矯正することも、結局はそのゴールにたどり着くための一里塚なのです。もっと端的に言えば「お口の中の健康を通してその人のクオリティーライフを高めるということです」

かみ合わせが人生の質向上につながるとは、どういったことでしょう

それは、もちろん前歯の審美性も含まれますが、かみ合わせはむし歯・歯周病・顎の関節や筋肉・全身のバランスおよび健康・メンタル面に及ぶまでさまざまな事象で密接に関係しているのです。痛みの出たむし歯の痛みを取り除けばそれでおわりというわけではないのです。削った歯の修復でかみ合わせが悪くなることもありますし、その歯自体が歯周病に罹患していることもよくあります。歯の修復がうまくいかなければ顎の関節に支障がでることよくありますし、歯周病をほっておけばその歯の寿命を縮めてしまい、いずれ歯無しになってしまうでしょう。人それぞれの口の中というのは、各種検査をしてみると同じようにみえてかなり違うものです。理想はこの「正しいかみ合わせでしっかりかめて、それが定期的なメインテナンスでずっと続くこと」を患者様にしっかり理解していただき、少々時間と手間がかかりますが一人一人の治療の設計図を書いていくことです。ですので患者様と歯科医師あるいは歯科衛生士はずっとお付き合いしていくことが、理想なのです。不幸にも歯を喪失してしまった場合、その後はの喪失は加速度的に進みます。これはいろいろな研究結果により明らかにされています。ブリッジや入れ歯でも当然歯の喪失したところを補えますが、残った歯に大きな負担をかけて結局残存歯の寿命を縮めてしまう、ということはあまり知られていない現実なのかもしれません。

パール歯科医院では15年程度インプラント治療を行っていますが、残存歯の寿命を損ねずかみ合わせを回復でき、患者様のクオリティーライフを高めるにはインプラントの信頼性に勝るものないと考えています。なぜならブリッジは歯の無い部分の、両サイドの歯を削る必要があります。これだけでも神経が生きている歯であれば、神経をとる可能性がでてきますし、両サイドの歯には許容量を超えるかみ合わせの力がかかることがよくあります。入れ歯の場合は歯よりも弱い歯肉で支えるのでなおさらです。

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