歯の豆知識ブログ

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自費診療で詰め物や被せ物を作るメリット

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

保険治療と自費治療のちがいはどこにあるのでしょうか

今回は、自費診療で詰め物や被せ物を作るメリットについてご紹介します。

むし歯などによって歯の一部を失った場合、それを補う治療をします。その際に作られるのが詰め物や被せ物です。実は、詰め物や被せ物はその材料や作り方によって保険診療の範囲内に収まることもあれば、自費診療になることもあります。

 

  • 保険診療とは

保険診療とは、国民健康保険や社会保険などの精度が適用されることにより、治療費の一部を国が負担する制度です。患者様の治療費の負担率は年齢やその他の条件によって異なりますが、0割~3割をご負担いただくことがほとんどです。

 

歯科治療においても、保険診療では治療の方法や治療に使用する材料などが細かく決められています。つまり、保険診療であれば全国どこの歯科医院で治療を受けても同じ点数(治療費)で同じ内容の治療が受けられるということです。ここでの治療のゴールはあくまで「機能の回復」であるため、審美性や耐久性、健康面への配慮が足りていないのが現状です。

 

  • 自費診療とは

自費診療とは上記説明の公的医療保険の制度を利用せずに受ける治療で、治療費は患者様が全額負担する制度です。自費診療の最大の特徴は、検査に使用できる機器や治療の方法、治療に用いる材料、治療できる時間など様々な選択肢があることです。もちろん、最新の治療方法や審美性の高い治療方法などを選択することもできます。時間をかけて丁寧に、審美性や機能性、耐久性を追求した治療を受けられるのです。

 

歯科治療においては、矯正治療やインプラント治療、ホワイトニングなどが自費診療の代表格ですが、詰め物や被せ物の治療においても自費診療を選択することができます。自費診療で詰め物や被せ物を作る際には、型どりの方法や詰め物や被せ物の材料などを選択できます。

 

  • 自費診療で詰め物や被せ物を作るメリット

自費診療で作製された詰め物や被せ物には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

  • 審美性にすぐれる(見た目がいい)

保険診療で使用できる材料には制限があります。奥歯には銀歯が適用され、前歯は裏を金属で補強したプラスチックが使われることがほとんどです。プラスチックはさほど耐久性が高くないため、数年で劣化して変色することが多く、材質的にも弱いため硬いものを食べて欠けるようなこともあります。また、プラスチックでは色の選択肢も少ないため、白いとはいっても隣の歯と色調や透明感に差があってかえって目立つことも少なくありません。

 

一方、自費診療であればセラミックやジルコニアなど様々な材料からお好みのもので詰め物や被せ物をつくることができます。もとの歯に限りなく近い色調や透明感も再現できるので、ぱっと見ただけではもとの歯なのか人工物なのか分からないくらい自然です。

 

  • 精度が高い

詰め物や被せ物を作る際には歯の型どりが必要です。保険診療ではアルジネートとよばれる粘土状の材料と寒天を用いて歯の型どりを行いますが、自費診療ではシリコンの印象材や口腔内スキャナーを用いて歯の型どりをします。シリコンは変形やゆがみが少ないため、歯の状態をより精密に再現できるのです。また、口腔内スキャナーを使用する場合は歯列を小型カメラでなぞるだけで歯の型どりが完了するので、患者様のご負担が大きく軽減されます。これらの方法で精度の高い型どりを行うと、できあがる詰め物や被せ物もより精密なものになります。

 

  • 2次むし歯になりにくい

2次むし歯とはつめ物のすき間からむし歯ができる事です。

詰め物や被せ物の治療において最も大切なことは、むし歯を再発させないことです。自費診療の精度の高い詰め物や被せ物であればしっかりと歯に密着しているため、むし歯の原因となるむし歯菌が侵入する隙間がなく、むし歯の再発リスクが低くなります。

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、自費診療で詰め物や被せ物を作るメリットについてご紹介しました。当院でもセラミック治療をはじめ、審美歯科治療の実績が数多くございます。

審美歯科治療にご興味のある方は、お気軽にお問合せください

 

セラミックは一生もの?長持ちさせる方法も解説

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

今回は、自費診療で使われる「セラミック」についてご紹介します。

ブログを読んでいただいている方は、歯科医院で使わている「」

医療用のセラミック素材を使って詰め物や被せ物を作る治療方法を「セラミック治療」といいますが、ここで使われるセラミックとはどのような素材なのでしょうか。また、自費診療の扱いになるため保険診療よりも治療費がやや高額になる傾向にあるセラミックですが、一度セラミックにしてしまえば一生もつということはあるのでしょうか。

 

  • セラミックとは

セラミックとは、歯科治療に用いられる陶器のような素材の総称です。セラミック治療において作られる一つひとつの詰め物や被せ物は、全てオーダーメイドです。そのため、その人に合った色調や透明感を再現できます。

 

  • セラミックの寿命

では、一度セラミック治療をしたらその歯は一生そのままもつのでしょうか。答えは、「必ずしもそうとは限らない」です。一般的に保険診療で用いられる銀歯やプラスチックの素材は2~3年が寿命といわれていますが、セラミックはそれらに比べると確実に長持ちします。セラミックは基本的には10年程度は持つと言われていますが、それは適切なメンテナンスが行われた場合です。メンテナンスが十分でなければそれよりも早く寿命を迎えてしまうこともありますし、逆にお口の中の状態がよければ10年以上もつことも考えられます。

  • セラミックが長持ちするのはなぜ?

セラミックが保険診療の銀歯やプラスチックよりも寿命が長いことには、以下のような理由があります。

 

・汚れがつきにくく、落としやすい

セラミックの表面は非常に滑沢であるため、むし歯や歯周病の原因となるプラークがつきにくい構造になっています。肉眼では分からないかもしれませんが、銀歯やプラスチックには細かい傷ができやすいためそこにプラークが溜まってしまうのです。また、セラミックの場合はプラークがついてしまったとしても、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどで簡単に落とせます。

・詰め物、被せ物そのものの精度が高い

セラミックで詰め物や被せ物を作るときには、歯の型どりの方法から保険診療とは異なります。変形の少ないシリコンの材料や口腔内スキャナーとよばれる小型カメラで歯の型どりを行うので、より精度の高い詰め物や被せ物が出来上がるのです。

 

  • セラミックをより長持ちさせるための方法

基本的には寿命が長いとされるセラミックですが、より長持ちさせるためにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。

・丁寧なセルフケア

セラミックはプラークなどの汚れがつきにくいとはいえ、セルフケアを怠ってしまえば歯周病やむし歯の再発の原因となります。したがって、毎日の歯磨きを正しく丁寧に行い、セラミックの寿命を縮める原因をつくらないことが大切です。歯ブラシで磨くだけではプラークは6割程度しか除去できないともいわれているため、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具も活用して隅々まで丁寧に磨くようにしましょう。

 

・必要に応じてナイトガードの使用を検討する

セラミックは一定の強度はありますが、就寝時の強い歯ぎしりや食いしばりを日常的に行っていると、割れたり欠けたりしてしまうこともゼロではありません。セラミックにかかる力を軽減するために、必要に応じて就寝時に装着するマウスピース(ナイトガード)の作成を検討しましょう。

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、セラミックの特徴や寿命についてご紹介しました。当院でもセラミック治療をはじめ、審美歯科治療の実績が数多くございます。

審美歯科治療にご興味のある方は、お気軽にお問合せください

ワイヤー矯正で滑舌が悪くなることはある?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

ワイヤー矯正は活舌に影響を与えるのでしょうか?

矯正治療を検討している方の中には、「ワイヤー矯正は滑舌に影響を与えるのではないか」と心配される方もいるのではないでしょうか。実際、矯正装置が口の中にあることで、滑舌に影響が出ることはあります。しかし、その影響は一時的なものであり、多くの場合は装置に慣れることで改善されます。ワイヤー矯正が滑舌に与える影響や、滑舌を改善するための方法を説明します。

 

目次

・矯正装置は活舌に影響する

・活舌を良くするための舌のトレーニング

・まとめ

 

  • 矯正装置は滑舌に影響する?

矯正装置が滑舌に影響を与えるかどうかは、ブラケットと呼ばれる装置を装着する場所によって大きく異なります。一般的に矯正装置が舌や唇、頬の内側に接触すると、一時的に発音がしづらくなることがあります。特に、発音に重要な役割を果たす舌の動きが制限されると、滑舌に影響が出ることがあります。

・表側からのワイヤー矯正の場合

表側からのワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を直接貼りつけ、そこにワイヤーを通します。この装置の場合は滑舌に影響を与えにくいとされていますが、これは装置が歯の外側に取りつけられるため、舌の動きを大きく制限することが少ないからです。しかし、装置の厚みによって唇が閉じにくくなる、頬側に違和感を生じる、といったことがあります。また、装置の摩擦によってできた口内炎によって粘膜に痛みが生じ、これにより一時的に発音がしづらくなることもあります。違和感や痛みには個人差がありますが、多くの場合は装置に慣れることで滑舌の問題は徐々に改善されます。

・裏側矯正の場合

一方で裏側矯正は、表側矯正よりも滑舌に影響を与えやすいと言われています。裏側矯正は、歯の裏側にブラケットをつけ、ワイヤーを通す矯正治療方法です。特に裏側矯正は装置が舌側に取り付けられるため舌の動きが制限されやすく、発音に影響が出ることがあります。特に感覚に慣れるまでは「タ行」や「サ行」など一時的に発音がしづらくなることがあります。

  • 滑舌を良くするための舌のトレーニング

矯正期間中に一時的に滑舌に影響が出ることはあるかもしれませんが、適切なトレーニングを行うことで改善することができます。ここでは、簡単にできる舌のトレーニング方法をご紹介します。

 

・ガムトレーニング

ガムを使ったトレーニングは、舌の筋肉を鍛えるのに効果的です。以下の手順で行ってみましょう。

  1. 小さなガムを口に入れて噛む。
  2. 噛む際に舌を動かして、ガムが歯の間に挟まらないようにする。
  3. しばらく噛み続けることで、舌の筋肉が鍛えられます。ガムを舌の上で転がしたり、スポット(上顎の前歯の裏側)に押しつけてつぶすなどの動きも入れていくとより効果的です。

このトレーニングを毎日行うことで、舌の動きがスムーズになり、滑舌が改善されるのです。

また、ガムトレーニングは子供の歯並びを成長とともに良くするための訓練方法としてもよく使います

 

・あいうべ体操

あいうべ体操は、口の周りの筋肉と舌の動きを鍛えるための体操です。以下の手順で行いましょう。

 

  1. 「あ」の音を出しながら口を大きく開ける。
  2. 「い」の音を出しながら口を横に広げる。
  3. 「う」の音を出しながら唇を突き出す。
  4. 「べ」の音を出しながら舌を出し、舌先をできるだけ下に向ける。

この一連の動きを1セットとして、1日に10セット行うことを目標にしましょう。あいうべ体操を続けることで口周りの筋肉と舌の動きが鍛えられ、滑舌が改善されることが期待できます。

このあいうべ体操は、普段使わない口腔周囲の筋肉や表情筋も鍛えるので呼吸がらくになったり、加齢による頬のたるみやしわが改善されるという効果もあります。

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、ワイヤー矯正が滑舌に影響を与えるかどうかについてご紹介しました。表側からのワイヤー矯正は滑舌に影響を与えにくい一方で、裏側矯正は舌の動きを制限するため発音に影響が出やすい傾向にあります。しかし、ほとんどのケースで装置に慣れることで徐々に改善されていきます。

また、滑舌を良くするためにはガムトレーニングやあいうべ体操などの舌のトレーニングを行うことが効果的です。これらのトレーニングを日常的に取り入れることで、滑舌が改善されることが期待できます。矯正治療を受ける際には、滑舌に影響が出ることもありますが、適切な対策を講じることで快適な治療生活を送ることができるでしょう。もし矯正治療中に滑舌の問題を感じた場合は、担当医に相談することも大切です。アドバイスを受けながら適切な対策を講じていくことで、治療の効果を最大限に引き出しつつ快適な生活を維持することが可能です。

当院ではワイヤー矯正をはじめインビザライン、予防矯正など各種矯正治療を行っております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください

マウスピース矯正(インビザライン)について

 

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医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

インプラント症例ブログ その4

川崎区にある歯医者 パール歯科医院 院長の藤田です。

私は日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医を取得しております。当院ではインプラント治療・矯正治療など自費治療に力を入れています。

今回は、当院のインプラント症例について、お話をさせて頂きます。

 

目次

1.はじめに

2.症例紹介

3.口腔内の状況確認

4.治療計画

5.インプラント埋入手術

6.最終補綴(セラミック冠)の装着

7.まとめ

 

  • はじめに

歯周病とかみ合わせの力の強さにより、歯が抜けてしまい物を噛めなくなってしまった患者様のインプラント治療についてお話させて頂きます。

 

2.症例紹介

咬合崩壊をおこした患者に対してインプラントを用いて咬合再構成をした症例

A case of occlusal reconstruction using an implant for a patient with occlusal collapse

年齢:58歳 男性

初診: 2016年6月8日

主訴 : 咬めるようにして欲しい 顎の左関節が痛い、音が出る

義歯は持っているが使いづらく感じる、ほぼ使っていない

歯科医院に来るのは約10年ぶり

矯正治療は希望しない

歯科恐怖症

メニエール病既往

補聴器使用

 

 

3.口腔内の状況

上記口腔内写真より

左右の奥歯でしっかり咬めない状況です。なおかつ以前、他歯科医院で治療したプラスチック歯が変色していますし、むし歯の進行もみられます。

上記レントゲン写真より

全顎にわたり歯を支える骨の吸収がみられます。歯周病が、咬み合わせ不備により加速度的に進行しています。歯根の先に膿の袋がみえる歯もあります

口腔内写真とレントゲン写真から以下問題点を考えてみました

 

以下さらに詳細な咬み合わせや歯の状態を調べました

下記、歯肉の精密検査です。予想通り歯周ポケットは深めで、出血してきた場所も多数あります。

緑の矢印はむし歯が発見された場所です。紫の矢印は歯根の治療が必要なところです。

 

4.治療計画
なるべく治療で歯を抜かないようにする予定ですが、抜歯の必要にせまられる歯がいくつかありました。

またかみ合わせと審美性の回復から、仮歯と仮義歯を治療途中で装着する事、患者様と相談しました。

以下は、全ての歯科治療の基本となる歯周病治療結果です。前回と比べ数値的にかなり良くなっています。

歯肉の状態が良くなってから右上と左下の歯を抜歯します。状況にもよりますが、歯肉の状態が良ければ、

その後の治癒も確実になります。

以下、上前歯の審美性と機能性の回復のため仮歯をいれました

その後左下奥歯2本、歯根の治療を行いました。歯根の先の膿の袋も術後6カ月で消失しました

仮歯をより審美性の高いものに置き換えて、咬み合わせの回復も目的とした仮義歯(局部床義歯)を装着しました。

以下、上記仮歯・仮義歯を用いた際のかみ合わせ(咬頭嵌合位)です。今回の症例では顎関節に症状がでているので、これの回復も目指していきます。仮義歯・仮歯はセラミックと違い耐久性はありませんが、歯の形態を簡単に変化させられるので、正しいかみ合わせを回復するのに必ず必要となります。

さらに模型を作製して咬合器というかみ合わせを精密に確認できる装置に取り付け診査します

 

咬合診査を歯科技工士とともに行い、理想の咬み合わせ理想の歯冠形態を模索して、以下ワックスで新しい歯の形態を作製してもらいます(診断用ワックスアップ)

診断用ワックスアップ作製時ポイントとなるのが、下顎を左右にずらした時、あたるのは犬歯のみ

また下顎を前方にずらした時、あたるのは前歯のみ(アンテリアガイダンス)というかみ合わせをつくる事です。

 

5.インプラント埋入手術

手術時は、インプラント埋入の位置決めをより正確にするためガイデッドサージェリーで行いました。

以下インプラント埋入後の全顎レントゲン写真と、その後インプラント上に仮歯を入れた状態でCTレントゲンを撮影、局所的に切り取ったレントゲン写真です

前後的にも左右的にも理想の位置に埋め込むことができました

 

顎関節の症状は時間の経過とともに回復していきました。

審美性を重視した2つ目の仮歯を経てセラミックの歯に置き換えました。

その後8年近く経過しましたが、定期的なメインテナンスのみで問題は起きていません。

 

6.最終補綴(セラミック冠)の装着

以下セラミックの歯が入った後のレントゲン写真です。

 

以下は、セラミックの歯を装着した後の口腔内写真です。
銀歯が数か所残っていますが、金属アレルギーを考えて近々セラミックに置き換える予定です。
顔貌写真も下顎のずれがなくなり自然になりました。

 

7.まとめ

歯の喪失の原因は,細菌と咬合力といわれている. この患者が一番最初に歯を喪失した原因も,歯根破折と考えられる.初診時歯周病の進行著しく動揺歯も複数あり,顎関節症状まででていた.まさに咬合崩壊の末期と考えられる状況である. 本症例のように遊離端欠損歯列になってしまうと,その補綴は部分床義歯かインプラントの選択肢に限られる. 部分床義歯の場合,咬合時の粘膜負担による沈み込みの他,就寝時の未装着状況等考慮すると,顎位のずれが生じやすくなってしまうと考えられる.

今回臼歯部の咬合回復が確実に可能なインプラントで補綴を行い,半調節性咬合器を用いて顎位の回復を探り,その後問題のない結果を得られた.しかしセファロ分析での骨格診断,さらには歯列矯正等も含めて考慮すれば,今回以上の良好な結果が得られたかもしれない.今後の課題としておきたい.

 

パール歯科医院では、患者様が安心してインプラント治療を受けられるよう、安全性に重きを置いて治療を行っています。これまでに多数の症例を扱ってきた実績もございますので、治療方法や費用についてのご相談はお気軽にお問合せ下さい。

 

パール歯科医院 インプラント治療7つのこだわりについて

https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/implant2/

 

パール歯科医院 インプラント症例について

https://www.pearl-dental-clinic.net/case/

 

パール歯科医院

日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医

院長  藤田陽一

院長紹介 https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

ホームホワイトニングの効果を得るためのポイント

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

  1. はじめに
  2. ホームホワイトニングとは
  3. ホームホワイトニングの効果を向上させるには
  4. ホームホワイトニングを成功させるための生活習慣
  5. まとめ

 

1.はじめに

今回は、ホームホワイトニングの効果を最大限に引き出すためのポイントについてご紹介します。口元の清潔感のために歯を白くしたいと思う方が増えています。その中でも自宅で簡単にできるホームホワイトニングは近年は非常に人気があります。ホームホワイトニングでも効果をしっかり得られるよう、ポイントをお知らせします。

2.ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースに薬剤を入れて、数時間装着することで歯を白くする方法です。この方法の最大の魅力は、自宅で好きな時間にできることです。歯科医院に通院する時間がとりづらい患者様には、とても便利な選択肢といえるでしょう。

 

3.ホームホワイトニングの効果を向上させるためには

 

【正しく使用する】

効果を最大限に引き出すためには、歯科医院から指示された使用方法を守ることが重要です。以下の点に注意しましょう。

 

・薬剤の使用量

いくら早く効果を出したいからといっても、過剰に使用しても効果は上がりません。むしろ、歯や歯ぐきに刺激になり、歯がしみてくる知覚過敏をおこしたり、歯肉に炎症をおこしたりする可能性があるのです。

 

・マウスピースの装着時間

長時間装着すれば効果が上がると思われがちですが、適切な時間を守ることが大切です。

通常は1日2時間程度です。

 

・使用頻度

毎日使用するか、数日おきに使用するかなど、歯科医師の指示に従いましょう。

 

【デンタルフロスを活用する】

 

ご自宅でホワイトニングを行う前に、デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを除去することが重要です。歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間の汚れを除去することで、薬剤がより効果的に歯に作用します。そして歯と歯の間まで丁寧にケアすることで、全体的に均一な白さを実現できるのです。当然、デンタルフロスの使用はむし歯や歯周病の予防にも効果的です。

 

デンタルフロスには持ち手がついているホルダータイプと、指に巻きつけて使うロールタイプがあります。初心者の方はホルダータイプから始めるのがおすすめです。使い方に慣れてきたら、よりコストパフォーマンスの良いロールタイプに移行するのも良いでしょう。

 

【歯の裏側にも薬剤を塗布する】

多くの人が見落としがちな点は、歯の裏側のケアです。歯の表側だけでなく裏側にも薬剤を塗布することで、以下のメリットがあります。

 

・全体的な白さの向上

歯の全面から薬剤が浸透することで、より均一で自然な白さが実現できます。

 

・効率的なホワイトニング

裏側からも薬剤が作用することで、ホワイトニングの効果が加速します。

 

・長期的な効果の維持

表裏両面からケアすることで、ホワイトニング効果の持続が期待できます。

 

【継続的な取り組み】

ホームホワイトニングで最も重要なのは、継続することです。ホワイトニングは一度白くなっても、半年程度たつと少しずつもとの色に戻ります。半年おきごとにホワイトニングすることをオススメします。

 

・効果の記録

ホワイトニング処置の前後で写真を撮ると、ご自身でも効果の確認がしやすくなります。

 

・モチベーションの維持

ホワイトニングに対してのモチベーションを保ち、少しずつ歯が白くなっていく過程を楽しむことが大切です。

 

・むし歯の予防

細菌の研究により、ホワイトニングは歯の表面を強くしてむし歯を予防するという学説が出てきました。

 

4.ホームホワイトニングを成功させるための生活習慣

 

・適切な歯磨き

ホームホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、日々のセルフケアも欠かせません。1日3回を目標に、食後30分程度経ってから歯を磨きましょう。歯ブラシで磨くだけでなく、デンタルフロスなどの補助清掃用具を活用することも大切です。

 

・歯の着色を防ぐ生活習慣

ホワイトニングの効果を長く保つためには、着色しやすい飲食物をできるだけ控えることも大切です。カレーやソースのように色の濃い調味料を使った食べ物や、コーヒー、紅茶、赤ワインなどの飲料を摂取するときは、その後の歯磨きなどのケアをより丁寧に行うようにしましょう。すぐに歯磨きができないときは、水で口をゆすぐだけでも効果があります。

歯の色について

 

・定期的なメンテナンス

ホームホワイトニングを行っている場合でも、定期的な歯科検診やメンテナンスは欠かせません。検診はむし歯や歯周病の早期発見・早期治療にも繋がります。また、セルフケアではプラークや着色汚れを落とすのにも限界があるため、歯科医院での歯科衛生士によるクリーニングを受けることによってホームホワイトニングの効果もより向上します。

 

 

5.まとめ

今回は、ホームホワイトニングの効果を最大限に引き出すためのポイントについてご紹介しました。ホームホワイトニングは正しい方法で継続的に行うことで、期待通りの効果を得ることができます。ご紹介したポイントを意識しながら、安全かつ効率よくホワイトニングを進めていきましょう。

ホワイトニングを長持ちさせるには

当院では短時間で安全かつ効果的にホワイトニングが行える「オパールエッセンスGO」のシステムを導入しています。

ホワイトニング治療にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

インビザラインで使用するアタッチメントとは?目的や種類を解説

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

目次

1.はじめに

2.アタッチメントとはどのような装置?

3.アタッチメントと使用する目的や役割

4.アタッチメントの素材

5.アタッチメントの種類

6.アタッチメントの装着

7.まとめ

 

1.はじめに

今回は、当院おすすめマウスピース矯正(インビザライン)の治療で使用されるアタッチメントについて、目的や役割、素材、種類についてご紹介します。インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを装着することで歯並びや噛み合わせを整えていく治療方法です。インビザライン治療を効果的に進めるために、「アタッチメント」と呼ばれる歯の表面につける突起が必要になることがよくあります。

 

2.アタッチメントとはどのような装置?

アタッチメントとは、インビザライン治療でマウスピースによる歯を動かす力を最大限に引き出すために歯に装着する小さなプラスチック製突起物のことです。これらは歯の表面に直接接着されるもので、レジンと呼ばれる歯科用の樹脂素材でできています。アタッチメントは目立たないように設計されており、通常は患者様の歯の色に合わせて作られます。見た目もほとんど気になりません。また矯正治療終了後、この突起は原則除去されます。

 

3.アタッチメントを使用する目的や役割

インビザライン治療におけるアタッチメントの目的と役割は説明しきれませんが、主に以下の点が挙げられます。

・歯の移動を補助する

アタッチメントは、マウスピースが歯を動かす際に必要な力を歯に効率的に伝える役割を果たします。特定の方向に歯を動かす際にアタッチメントが支点となって力を加えることで、より正確な歯の移動が可能になるのです。

 

・複雑な歯の動きをサポートする

歯を回転させる、垂直方向に移動させるなどの複雑な動きを必要とします。アタッチメントがその動きをサポートします。これにより、針金を使わなくとも歯を動かすことができるのです。

 

・マウスピースの歯に対しての維持を助ける

アタッチメントは、マウスピースが歯にしっかりとフィットするように補助します。これによりマウスピースがずれたり外れたりするのを防ぎ、治療効果を高めることができます。

4.アタッチメントの素材

 

アタッチメントは、歯科用プラスチックであるレジンから作られています。このレジンは、むし歯治療の際に歯の削った部分に詰める材料として一般的に使用されています。アタッチメントを装着する際には専用の接着剤を用いるため、患者様自身で取り外すことはできません。歯に似た乳白色のため目立ちにくく、歯の表面に装着することに抵抗がある方でも安心して使用できます。

5.アタッチメントの種類

アタッチメントは約3~5mmの大きさで、大きく分けて二種類があります。一つは歯科医師が手作りする「通常アタッチメント」で、もう一つはインビザラインの提供元であるアライン・テクノロジー社が製造し、マウスピースに自動的に取り付けられる「最適アタッチメント」です。最適アタッチメントはさらに目的に合わせて以下のように分類されます。

・オーバーバイト用最適アタッチメント

開咬(奥歯を噛み合わせたときに上下の前歯に隙間ができる)の治療に使用され、歯を引っ張り出す動きを助けます。

 

・ディープバイト用最適アタッチメント

過蓋咬合(深い噛み合わせ)の治療に使われ、下の前歯を引っ張り出して噛み合わせの深さを調整します。

 

・ルートコントロール用最適アタッチメント

正中離開(前歯の隙間)の治療など、歯の根を動かす必要がある治療に使われ、一つの歯に二つのアタッチメントを装着します。

 

・回転用最適アタッチメント

捻じれている歯の治療に使用され、犬歯や奥歯に貼り付けられます。

 

・アンカレッジ用最適アタッチメント

抜歯が必要なケースに用いられ、抜歯後の隙間を埋めるために設計されています。

 

6.アタッチメントの装着

アタッチメントは歯科医師によって以下のような手順で装着されます。

 

  • 歯面清掃

まず歯の表面についたプラークや着色を清掃し、アタッチメントがしっかりと接着するように準備します。

 

  • 接着剤の塗布

専用の接着剤を歯の表面に塗布します。

 

  • アタッチメントの装着

接着剤が塗布された後、アタッチメントを慎重に歯の表面に装着します。位置がずれないように注意しながら行います。

 

④硬化

最後に、アタッチメントを特殊な光で硬化させます。これにより、アタッチメントがしっかりと固定されます。

 

7.まとめ

今回はマウスピース矯正インビザラインで広く用いられているアタッチメントについて、ご紹介しました。このアタッチメントを歯に取り付ける位置が大変重要になります。歯列矯正を行う場合、動かす歯は4~5本ではありません。ほぼすべての歯を動かす事が一般的です。その際長期で複雑な歯の移動をリードするアタッチメントの付着の位置決めはどうするのでしょうか。それは「クリンチェック」という、インビザラインの会社が作製したマウスピース矯正専用ソフトがあり、それにデータを送り込むことで、アタッチメントの数・位置・形態等が決まります。「クリンチェック」は過去800万症例の矯正データを蓄積しディープラーニングをしたもので、数々の特許を持ち、他社の追随を許していません。このソフトが作製した治療計画を患者様に説明した上で、患者様の希望も取り入れ微調整して完成します。インビザラインで用いる歯を動かすメゾットはアタッチメントだけではありません。ほかのメゾットについては、またの機会にお知らせしたいと思います。

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