歯の豆知識ブログ

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インプラント症例ブログ その2

川崎区にある歯医者 パール歯科医院 院長の藤田です。

私は日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医を取得しております。当院ではインプラント治療・矯正治療など自費治療に力を入れています。

今回は、当院のインプラント症例について、お話をさせて頂きます。

目次

1.はじめに

2.症例紹介

3.治療計画

4.インプラント埋入手術前の準備

5.インプラント治療の詳細

6.最終補綴(セラミック冠&ゴールド冠)の装着

7.メンテナンスと経過観察

8.まとめ

 

1.はじめに

両側奥歯が咬めなくなってしまった患者様のインプラント治療についてお話しさせていただきたいと思います

こちらの患者様ですが、左下奥歯と前歯が欠損しています。右下奥歯はブリッジがはいっていますが歯周病の進行で大きな動揺がでてきています。以前他歯科医院でつくった部分入れ歯を使用していましたが、どうしてもなじめず使わなくなってしまったそうです。その結果右側ばかりを使うようになり今度は右側も問題がおきてしまいました。

 

 

 

2.症例紹介

下顎左右遊離端欠損部ならびに左下前歯部中間欠損部にインプラント補綴を行った一症例

患者:65歳         女性

初診:   2015年1月18日

主訴:奥歯で咬めないので,インプラントをいれてしっかり咬めるように

したい.

既往歴:特記事項なし

現病歴:下顎左側臼歯欠損部は,以前義歯作製するも使用感の悪さで

使用できなかった.下顎右側臼歯部ブリッジの動揺も気になり来院.

現症:なし

全身所見              :特記事項なし口腔内所見:特記事項なし

診断名 :32,36,37欠損

歯周病   STAGEⅢ            GRADE C

 

3.治療計画

右側一番奥の大臼歯は歯周病で、顎の骨から分離している状態でした。その手前のブリッジの支えの小臼歯も銀歯の下でむし歯の進行が著しいため抜歯となりました。また左下銀歯の小臼歯は歯の根が割れていました。左右奥歯のかみ合わせに不均衡があり、しかも前歯もかみ合わせが悪いと加速度的に奥の歯にダメージが加わり次々と歯を喪失してしまいます。その典型的な症例です。

インプラント治療の前段階として、歯周病治療が行われます。歯周病検査の結果は割愛させていただきましたが、他にもかみ合わせの検査等、事前の準備はインプラントの長期的予後を考えるととても大事なものになってきます。

 

 

 

4.インプラント埋入手術前の準備

右下のブリッジ抜歯した後、顎骨の状態を精査するためCTレントゲン写真を撮影しました。撮ったCTに実際埋入するインプラントを重ね合わせてみました。CTを撮ると、通常のレントゲン写真ではわからない情報を数多く得る事ができ、より安全にインプラントの埋め込み手術ができるようになります。下顎の中には太い動脈や神経が走っています。ここをインプラント埋め込み手術時に傷つけてしまうと、後々の治りに時間がかかってしまうこともあるのです。同じくCTだと横方向の骨の厚みも一目瞭然になります。今回の場合前歯の骨の厚みが十分ではありません。

 

5.インプラント治療の詳細

今回はスプリットクレストという特殊な技法を併用した手術を行いました。

CTで得た情報をコンピューターで解析して、インプラントを埋め込む最適な位置・方向性・深さ等をコンピューター上で決定します。そのデータをもとに、インプラントドリルの入る穴をあけたサージカルテンプレートをコンピューター制御の機械で作製します。この技術はこの10年程度で飛躍的に向上しました。インプラント手術が、より安全正確に行われることが可能になったのです。

インプラントの埋め込み手術です。従来の方法と比べて半分程度の手術時間で可能になりました

 

インプラント埋入手術直後のレントゲン写真です。埋入位置・深さ・方向性とも理想的です

もちろん顎の骨の中にある動脈や神経を傷つけることはありません

 

同じくインプラント埋入手術後のCTレントゲンです。術前のシュミレーションと同じ位置に埋め込まれています。前歯部(左から4枚目)もスプリットコントロールが上手くいって理想の位置に埋められました。

 

その後のインプラントの頭出し(2次オペ)と型どりです

6.最終補綴(セラミック冠&ゴールド冠)の装着

埋め込んだ7本のインプラントの上にはセラミックの歯が載りました。また上の奥歯にはゴールドのクラウンが3本入りました。前歯のかみ合わせが切端咬合といって上下歯の先端であたっている難しいかみ合わせをしています。定期的なメインテナンスの度に全体的なかみ合わせを確認していく必要性があると考えています

 

 

7.メンテナンスと経過観察

現状咀嚼・審美について患者は満足している状態である今後長期的予後を観察していく必要があると考える

3カ月に一度のメインテナンスで術後管理を行っており,患者は欠かさず通院してくれている. その後インプラント周囲骨の異常所見,インプラント周囲組織の炎症所見は認めず良好に機能している.

 

9.まとめ

今回の症例では、65歳女性下顎左右遊離端欠損部ならびに左下前歯部中間欠損部にインプラント治療を実施しました。

 

インプラント埋入位置・深度については、解剖学的要素や骨造成・咬合関係などにより決定され,それは大変センシチブなものである、フリーハンドでは困難な症例でも,サージカルガイドを用いる事で簡単に短時間で埋入手術が可能であり,またそれにより不自然な上部構造形態も避けられるものと考えられる. それと同時にインプラントを用いることで,残存歯へ咬合負担の軽減をはかることができる。

バーティカルストップがほぼ得られず、前歯部反対咬合であれば残存歯へかかるパラファンクションは,数値化できるものではないが,いかほどであろうか. 口腔内を通じての患者へのクオリティーオブライフの向上に寄与できたものと考える

 

パール歯科医院では、患者様が安心してインプラント治療を受けられるよう、安全性に重きを置いて治療を行っています。これまでに多数の症例を扱ってきた実績もございますので、治療方法や費用についてのご相談はお気軽にお問合せ下さい。

 

パール歯科医院 インプラント治療7つのこだわりについて

https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/implant2/

 

パール歯科医院 インプラント症例について

https://www.pearl-dental-clinic.net/case/

 

パール歯科医院

日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医

院長  藤田陽一

院長紹介 https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

 

インプラント周囲炎を予防するためのセルフケア

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

目次

1.はじめに

2.インプラント周囲炎を予防する必要性

3.ご自宅でできるプラークコントロール

4.まとめ

 

1.はじめに

今回は、インプラント周囲炎をご存知でしょうか?このインプラント周囲炎を予防するためのセルフケアについてご紹介します

インプラントは審美性、耐久性、機能性に優れておりメリットの多い治療方法ではありますが、一度治療をすればそれで一生もつとは限りません。長期使用のためにはご自宅でのセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスが適切に行われる必要があります。

 

 

2.インプラント周囲炎を予防する必要性

インプラントの治療では、顎の骨に直接人工歯根を埋め込み、その上から人工の歯を被せます。部品はすべてチタン合金やセラミックなどの人工物でできているためむし歯になることはありませんが、歯周病のような症状が出る「インプラント周囲炎」になる可能性はあります。

インプラント周囲炎とは、歯やお口の中に残ったプラーク(歯垢)が主な原因となって生じる病気で、プラークの中に棲みついている細菌が歯ぐきや歯周組織に炎症を起こします。この炎症がインプラントを支えている顎の骨にまで及んでしまうと、インプラントがぐらぐらと動揺するようになり、最悪のケースではインプラントが脱落してしまうのです。

インプラント周囲炎は、歯周病と同様に初期段階では自覚症状に乏しく、ご自身で気づけないことも多くあります。症状が進行すると元の状態まで回復できないケースもあるため、できるだけインプラント周囲炎にならないよう予防することが大切です。そして、その予防のためにはご自宅での毎日のセルフケアが欠かせません。

3.ご自宅でできるインプラントのプラークコントロール

インプラント周囲のプラークをできるだけ確実に除去し、清潔に保つことがセルフケアの基本です。毎日丁寧に歯磨きを行うことがもちろん大切ですが、磨き残しが出ないように正しくセルフケアを行うことが必要となります。そのためには、歯ブラシで磨くだけではなく歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシなどの補助清掃用具を上手に活用しましょう。

 

【デンタルフロスの選び方・使い方】

デンタルフロスは適当な長さに切り取って指に巻き付けて使う「ロールタイプ」と、持ち手がついている「ホルダータイプ」があります。初めてデンタルフロスを使う方やあまり使い慣れていない方には、ホルダータイプがおすすめかもしれません。さらに、ホルダータイプには柄の形状によってF字型とY字型があります。奥歯のインプラントの場合はY字型が使いやすいでしょう。

歯と歯の間にフロスをあて、のこぎりのように前後に動かしながら歯間部に挿入します。このとき、インプラントの本体や歯ぐきを傷つけないように必ず鏡を見ながら行いましょう。フロスを歯面に沿わせるように上下に2~3往復して、プラークを絡めとります。反対側の歯面も同様に清掃したら、フロスを抜き取りましょう。インプラント周りだけでなく、他の歯すべても同様に清掃します。

 

【歯間ブラシの選び方・使い方】

歯間ブラシは、歯間部の根元に三角形の隙間がある方に適しています。隙間の大きさに合わせて適切なサイズの歯間ブラシを選ぶことが大切です。サイズが小さすぎると清掃効率が落ちてしまいますし、逆に大きすぎるサイズの歯間ブラシは貫通できません。1種類のサイズですべての歯間部を清掃できないこともあります。部位ごとに異なるサイズを使い分けるようにしましょう。適切なサイズ選びが分からない方は、歯科衛生士までお気軽にご相談ください。

50代以上の患者様は生理的にも、歯肉は退縮するのでデンタルフロスより歯間ブラシがオススメです。

 

歯間ブラシはブラシと持ち手がまっすぐになっている「ストレートタイプ」と、ブラシと持ち手に角度がついている「アングルタイプ」があります。奥歯の清掃にはアングルタイプがおすすめです。使い方はどちらのタイプでも同様で、ブラシをやや斜め下の角度から歯と歯の間の三角形の部分に通します。両側の歯面を意識しながらブラシを前後に動かし、プラークを絡めとりましょう。外側からと内側から、両側から行うとより効果的です。

歯間ブラシは使い捨てではなく何度か使えるものなので、使用後は流水下でよくこすり洗いをして風通しのよい場所で乾燥させながら保管します。毛がへたる、乱れるようになってきたら交換のサインです。しっかり洗っていたとしても細菌が繁殖しやすいため、10日に1回程度の頻度で交換するとよいでしょう。

 

4.まとめ

今回は、インプラント周囲炎を予防するためのセルフケアについてご紹介しました。せっかくいれたインプラントをなるべく長期間使用して頂きたいので毎日のセルフケアではデンタルフロスや歯間ブラシを効果的に活用し、インプラント周囲炎の予防に努めましょう。

当院では、安全性を特に重視したインプラント治療を行っております。インプラント治療の知識と経験が豊富な歯科医師、スタッフが治療を担当いたしますので、インプラントを検討されている方はお気軽にご相談ください。

 

パール歯科医院 インプラント治療7つのこだわりについて

インプラント治療 7つのこだわり

 

パール歯科医院 インプラント症例について

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院長  藤田陽一

院長紹介 https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

インプラント症例ブログ その1

川崎区にある歯医者 パール歯科医院 院長の藤田です。私は日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医を取得しております。当院ではインプラント治療・矯正治療など自費治療に力を入れています。

 

今回は、当院のインプラント症例について、お話をさせて頂きます。

 

 

目次

1.はじめに

2.症例紹介

3.治療計画

4.インプラント埋入手術前の準備

5.インプラント治療の詳細

6.インプラント埋入後の経過

7.最終補綴(セラミック冠)の装着

8.メンテナンスと経過観察

9.まとめ

 

 

1.はじめに

奥歯のインプラント単独歯欠損治療について記させていただきます。

インプラント治療における半数以上の患者様は、1本欠損にあたるのです。

インプラント治療は埋め込み手術をした後、歯が入るのが数カ月先になることごぞんじでしょうか?

それについても解説していきます

 

 

2.症例紹介

今回は右上第一小臼歯及び左下第二大臼歯各1本欠損をインプラント治療で咬合回復した症例です

患者 28歳 女性

初診 2018年 11月

主訴 右上奥歯と左下奥歯がなくなり咬みずらい

現病歴 2017年頃歯の根が折れたことにより、他歯科医院にて右上小臼歯及び左下大臼歯ともに抜歯

その後歯を入れることなく当院来院

口腔内所見 プラークコントロールは良好 右上親知らずの根だけ残る

歯のすり減りが確認されるため、かみ合わせが強いあるいは就寝中の歯ぎしりが考えられる

右上一番奥の歯が、かみ合わないため挺出がみられる

といった所見がみられます

 

3.治療計画

患者様との話し合いの上、部分入れ歯やブリッジが気に入ってくれなかったため、インプラント治療を選択しました。その後CTレントゲンを撮影しました。

 

治療方針としては、欠損歯となった原因が歯根破折のため、上部構造物(インプラント上のセラミック冠)の咬合接触、並びに夜間ブラキシズムの防止に注意をはらうようにしました。そのため就寝時使用のマウスピースを、セラミック冠装着後使用してもらう予定にしました。

軽度の歯周炎とはいえ,プラークコントロールが不十分な状態のため、インプラント治療を行う前に、歯周病の初期治療から始めること、患者に説明を行いました。

右上親知らずの残根は、インプラント埋入後に抜歯することにした。

 

4.インプラント埋入手術前の準備

 

上顎奥歯の深い所には上顎洞という副鼻腔があります。副鼻腔内に炎症がみられるとインプラントの埋め込み手術が難しくなります。これを正確に診断するには、CTレントゲンが必須になるのです。副鼻腔内に炎症があるとCT上で本来黒くみえるところが白く写ってきます。この患者様は問題なく黒くみえました。

また下顎に関しても埋め込んだインプラントと下顎骨の中を走る動脈や神経の解剖学的位置関係が重要になります。インプラントを埋め込む窩洞を形成する際、動脈や神経に接触すると、術後の出血がひどかったり、知覚の異常がしばらくでたりすることもあります。これらの可能性もなく、上顎下顎ともに解剖学的な大きな問題はない状況でした。

 

 

5.インプラント治療の詳細

またインプラント治療に際しては、通常歯周病治療を優先させます。その理由としてインプラントは本来の歯よりも歯周病に罹患しやすい傾向があるのです。つまり口腔内の歯周病菌の数を極力減らしておきたいのです。

歯周病菌数のコントロールができた後、事前作製したサージカルステントを用いてインプラント埋入オペに臨みました

埋入手術は、短時間に問題なくおわりました

骨との接触安定も良好でした

サージカルステントを使用したため、インプラントは理想の位置に埋め込むことができました。

口腔内全体を写したパノラマレントゲンでは、右上のインプラントが近めに位置していますが、それはこのレントゲン写真特有のゆがみが原因で、実際は正中に位置しています。左下インプラントが傾斜して見えるのも同様です。

 

6.インプラント埋入後の経過

インプラント埋入手術をした後、すぐに歯を立てない理由について。

インプラントはネジ状の形態をしており、埋め込み手術時に骨に食い込むので機械的安定性がでます。

その後、細胞レベルでインプラントの表面と骨がくっつきます。これを生物学的安定性とよびます。

機械的安定性が生じた後は、破骨細胞という骨を溶かす細胞が、埋め込んだインプラント周囲骨を吸収させます。それが時間の経過とともにすすんでいくため、機械的安定性はおちてゆくのです。それと同時に骨芽細胞という骨を新たにつくる細胞が、インプラント周囲に張り付き新たに骨をつくり生物学的安定性を生じさせます。少々わかりずらいかもしれませんが、インプラント周囲では骨の破壊と新生が同時に起こるのです。これを専門用語で骨のリモデリングといいます。

骨の吸収はいずれ終わり、その結果新生骨でインプラント周囲がおおわれて強固な結合に至るわけで、ここまでに数か月かかってしまうのです。一般的に総安定性が一番下がるのは埋め込み手術後2週間といわれています。ですので術後3週間以内は患部の安定が大事になります。

 

7.最終補綴(セラミック冠)の装着

今回の症例では、3カ月間待機することで、生物学的安定性を獲得し、その後歯肉の下に隠れたインプラントの頭出し手術(2次オペ)を行い、切除した歯肉の治癒を待ってから型採り,咬合確認等を行いました。

その後 清掃性 発音 咀嚼 咬合等を十分確認の上セラミック冠を装着しました。

 

 

8.メンテナンスと経過観察

セラミック冠装着後は、2カ月毎にメンテナンスで来院してもらっています。

その後15年以上経過しました、口腔衛生状態に注意を払いながら経過観察しています。

就寝時使用のマウスピースは、続けて使用してもらっているためセラミックの破折等もみられません。

インプラント治療により、周囲の歯に対して余計な負担を与えることなく口腔機能の回復を行うことができました。それによりその後歯の喪失は1本もないまま推移しています。

ただインプラントは、天然歯以上に周囲組織の炎症が進行しやすいと考えられるため、今後インプラント周囲炎にならないよう継続的な注意をはらう必要があると考えています。

 

9.まとめ

今回の症例では、28歳女性の右上第一小臼歯と左下第二大臼歯の欠損に対し、インプラント治療を実施しました。治療計画の立案からインプラント埋入手術、そしてその後のメンテナンスまで、すべて順調に進み、患者の口腔機能は回復しました。

 

特に、CTレントゲンによる正確な診断やサージカルステントの使用が成功の鍵となりました。インプラント治療後は、2カ月毎の定期的なケアを続けることで、長期にわたる良好な結果を維持し、インプラント周囲炎の予防にも努めています。

 

インプラント治療を検討されている方は、専門医の指導の下、適切な治療計画と継続的なメンテナンスを心がけてください。インプラントによる口腔機能の回復が、健康で快適な生活を実現できると思います。

 

 

パール歯科医院では、患者様が安心してインプラント治療を受けられるよう、安全性に重きを置いて治療を行っています。これまでに多数の症例を扱ってきた実績もございますので、治療方法や費用についてのご相談はお気軽にお問合せ下さい。

 

パール歯科医院 インプラント治療7つのこだわりについて

https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/implant2/

 

パール歯科医院 インプラント症例について

https://www.pearl-dental-clinic.net/case/

 

パール歯科医院

日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医

院長  藤田陽一

院長紹介 https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

 

予防矯正で使われる装置とは

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

今回は、お子さまの予防矯正で使われる装置についてご紹介します

予防矯正とは、乳歯から永久歯に生え変わる時期のお子さまに対して行われる歯列矯正治療です。矯正治療と聞くと歯の表面に金属の装置をつける「ワイヤー矯正」や、透明なマウスピースを用いる「インビザライン」をイメージなさる方も多いかもしれませんが、予防矯正で用いられる装置はこれらとは異なります。

子供が予防矯正治療を受けるメリットについてはこちら!!

  • 予防矯正はなぜ必要?

乳歯から永久歯に生え変わる時期に歯列矯正治療を行うことで、顎の骨の成長をコントロールしながら歯並びや噛み合わせを正しい成長に導きます。そのため抜歯をしなくても歯が綺麗に並びきるだけのスペースを確保できる可能性があります。歯並びや噛み合わせを整えることで見た目のコンプレックスが解消されるだけでなく、歯が磨きやすくなることからむし歯や歯肉炎、歯周病などの歯の病気になるリスクも低くなり、生涯にわたり健康な歯や顎を守る土台作りをすることができます。

 

  • 予防矯正で使われる装置の例

予防矯正で使われる装置にはいくつか種類があり、ご自身で取り外しができるものと、お口の中に固定されるものがあります。今回は、取り外しができる「床装置」をご紹介します。

 

床装置とは、入れ歯などにも使われるプラスチックの板に、歯にかけるワイヤーやネジがついている装置です。拡大床と呼ばれることもあります。ネジを回転させることで顎の骨を少しずつ広げ、歯が正しい位置に生えるように導きます。この装置は食事や歯磨きの際には外していただくので、日常生活における不便さはほとんどありません。歯磨きもいつも通りにできるため、矯正治療中にむし歯になるリスクも低いといえるでしょう。装置がついていると話しにくい、取り外した後の保管に不安があるなどの場合は、学校につけていかなくても構いません。ただし、その場合は就寝中も含め、家にいる間は基本的に常に装置をつけるようにしましょう。

 

床装置が適用できるかどうかは永久歯への生え変わりの状況やお子さまのお口の中の状態によって異なりますので、詳細は相談時にご説明いたします。

 

  • 装置を使用する際の注意点

今回ご紹介したような取り外しができる装置は、以下のような注意点を守って使用しましょう。

 

・1日最低12時間以上は装置をつける

取り外しが簡単にできるぶん、決められた時間はしっかり装置をつけていただかないと期待されるような効果は表れません。治療を続けていく中でなかなか効果が表れない方もいらっしゃいますが、その原因の多くは装置の装着時間不足です。お子さまの生活に支障のない範囲でとはいえ、最低でも1日12時間、できれば14時間程度は装置をつけているようにしてください。

 

・装置を失くさない

予防矯正に使用する装置は、お子さまのお口の中に合わせて一つずつオーダーメイドで作られたものです。万が一紛失してしまうと治療を中断しなければならないだけでなく、装置の再作製も必要になります。また、装置をつけていない期間が生じることで後戻りしてしまうおそれもあります。装置を紛失することが多いのは、小学校で取り外しをしたときです。外した後ケースにしまわずにポケットに入れてしまった、ハンカチやティッシュに包んでどこかに置いてしまった、などのことで失くしてしまうケースは多くみられます。もし学校で外す場合は必ず専用のケースを持たせ、その中に保管することを徹底するようにしてください。

 

  • 予防矯正をスムーズに進めるためには

お子さまの予防矯正は、保護者の方が興味を持って歯科医院にお越しいただく方がほとんどかと思います。お子さまがなぜ矯正治療が必要なのかを理解できないまま治療を始めてしまうと、装置の装着時間を守れない、装置を紛失してしまう、歯磨きがおそろかになるなどのことが起こりかねません。

予防矯正をスムーズに進め、効果を得るためには治療を受けるお子さまご本人の協力が不可欠です。もちろん、この年齢のお子さまがすべてを自己管理できるとは限らないため、保護者の方の協力も必要になります。装置の管理はもちろんのこと、毎日の仕上げ磨きや定期通院など様々な面での協力が欠かせません。歯科医院と保護者の方、治療を受けるお子さまそれぞれが同じゴールを目指し、ともに治療に取り組んでいきましょう。

 

  • まとめ

今回は、お子さまの予防矯正で使われる装置についてご紹介しました。予防矯正の装置は正しく使用すると同時に、使用時間や保管方法を守ることも大切です。

当院では、予防矯正だけでなく、矯正専門医による本格矯正も行っております。お子さまそれぞれに合わせた治療法穂をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

インビザラインのマウスピースはどのように作られる?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

今回は、インビザラインのマウスピースの作り方についてご紹介します。

インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを装着することで歯並びや噛み合わせを整えていく治療方法で、マウスピース矯正の一種です。治療に使用するマウスピースはどのタイミングでどのように作られるのでしょうか。

インビザラインについて

 

 

  • インビザラインの治療で使用するマウスピースの特徴

インビザラインの治療で使用するマウスピースは、無色透明です。そのため歯列にマウスピースをつけていても見た目がほとんど目立たず、よほど近づかない限りマウスピースをつけていることが分からないくらいです。また、薄いプラスチックでできているため歯列につけたときの違和感や不快感も抑えられていることも特徴です。ご自身で着脱ができ洗浄も簡単なので、常に清潔な状態を保ちやすくなっています。

就寝時の歯ぎしりや食いしばりを軽減するナイトガードや、接触のあるスポーツをするときに装着するマウスガードなどは歯の型どりをした通りの形でマウスピースが作られますが、インビザラインの治療では実際の歯列と全く同じマウスピースをつけるわけではありません。そのときの歯列よりも少しだけ治療のゴールに近づく歯列のマウスピースを装着し、歯列とマウスピースのギャップにより歯に力をかけていきます。

インビザラインで歯が動く仕組みについてはこちら

  • インビザラインの治療で使用するマウスピースは何枚?

インビザラインの治療では、少しずつ形の違うマウスピースを1~2週間おきに新しいものに交換しながら歯並びや噛み合わせを整えていきます。一般的にインビザラインの治療で必要とされるマウスピースは平均40~50枚といわれていますが、この枚数は患者様によって違いがあるので一概には言えません。1枚のマウスピースで動かせる歯の距離は0.2~0.25mmであるため、歯の移動量が多くなればなるほど治療に必要なマウスピースの枚数は増えていくということです。逆に、治療をする不正咬合が軽度であればそのぶんマウスピースの枚数は少なくなります。マウスピースの枚数によって、治療にかかる期間も変わってきます。

 

  • インビザラインのマウスピースはどのタイミングで作製される?

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、治療期間を通じて定期的にご来院いただくたびに歯列の型どりをし、それをもとにマウスピースを作製するものもあります。しかし、インビザラインの場合は治療を開始する段階で、治療に必要な全てのマウスピースを作製します。作製したマウスピースは歯科医院では保管しません。すべて患者様にお渡ししてから治療開始となるため、該当するマウスピースを使用する時期がくるまでは紛失しないようにくれぐれも気をつけましょう。

 

  • マウスピースの作製手順

まずは歯列の型どりを行います。一般的な歯科治療では粘土のようなピンク色の材料を歯列に押し当てて歯の型どりをしますが、インビザラインではこの方法は用いません。「iTero」とよばれる専用の口腔内スキャナーを用いて型どりを行います。iTeroはNIRI(近赤外光画像)技術を駆使した口腔内スキャナーで、歯列をなぞるように撮影するだけで歯の型どりができます。歯の型どりをしたデータはインビザライン専用のコンピューターソフトに取り込まれ、治療前から治療完了までの歯の動きをアニメーションでシミュレーションします。これは患者様にもご覧いただけます。

 

 

 

そして、これらのデータはその場でインビザラインの本社があるアメリカに送信され、マウスピースの作製が開始されます。マウスピースの完成までには数日~数週間かかりますが、治療に必要な全てのマウスピースが一つのパッケージとなってアメリカから送られてきます。

 

  • 使用済みのマウスピースはどうしたらよい?

治療に使用したマウスピースをもう一度使うことは基本的にはありませんが、次のマウスピースがどうしてもはまらない、マウスピースを破損または紛失してしまった、といった場合に一つ前のマウスピースに戻っていただくことはあります。また、ご旅行などで長期間ご自宅を離れる場合には、万が一のときの予備として一つ前のマウスピースを持参していただくと安心です。破損や紛失が起こった際にマウスピースを作り直すまでの間、何も歯列に装着していない時間が長くなると治療途中であっても後戻りが起こるリスクがあります。したがって、使用後のマウスピースはすぐに破棄せずに一定期間は保管しておくようにしましょう。

インビザラインで歯列矯正をするなら知っておきたい注意点

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、インビザラインのマウスピースの作り方についてご紹介しました。治療前にお渡ししたマウスピースは変形や破損がないよう大切に保管しましょう。

インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

 

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医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

インプラントの寿命と気をつけたい病気とは

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

インプラントの寿命はどのくらい?

今回は、インプラントの寿命と縮めてしまう病気についてお話します

インプラントの治療では顎の骨にインプラントを埋め込み、その上から連結部品と人工歯を被せることで失ってしまった歯を補います。審美性、耐久性、機能性に優れておりメリットがブリッジや入れ歯と比べるとの多い治療方法ではありますが、一度治療をすればそれで一生もつとは限りません。

  • インプラントの寿命

インプラントの治療は、一度終わればそれで一生もつとは限りません。ブリッジや入れ歯と同じように、インプラントにもある程度の寿命は存在します。保険診療でつくられたブリッジでは平均的な寿命が7~8年、入れ歯で4~5年といわれています。インプラントについては、治療完了後に適切にメンテナンスを継続していれば10~15年は良い状態を維持できるといわれています。この寿命には個人差が大きくありますが、場合によってはそれ以上長い期間インプラントをもたせることも十分可能です。自費診療となるインプラントは最初にある程度の費用がかかることは事実ですが、長期的にみると決して高い買い物ではありません。

逆にいえば、せっかくインプラントの治療をしてもメンテナンスを怠ってしまうと一般的な寿命に届かない可能性も出てきます。インプラントの治療完了後に気をつけたい病気について知っておきましょう。

 

  • インプラントはむし歯になる?

むし歯がもっともポピュラーな歯の病気です。むし歯が原因で歯を失ってしまい、インプラントの治療を行ったという方もいらっしゃるでしょう。では、インプラントの治療後にむし歯が再発することはあるのでしょうか?答えは、「いいえ」です。インプラントは人工歯根、連結部品、人工歯のすべてがチタンやセラミックなどの素材でできているため、むし歯になることはありません。肉体はガンになりますが、機械はガンになりません。そんなイメージです

 

  • インプラント治療後に気をつけたい「インプラント周囲炎」

インプラントはむし歯になることはないものの、歯周病にはなります。インプラントの人工歯根を埋め込んでいる顎の骨は患者さまご自身のものであるため、十分にメンテナンスが行われていなければ「インプラント周囲炎」とよばれる歯周病様の症状を呈する病気になってしまうのです。インプラント周囲炎の主な原因はプラークで、ブラッシング不足が原因でプラーク中の細菌により歯ぐきをはじめとする歯周組織に炎症を起こします。歯周病のように少しずつ症状が進行し、炎症が顎の骨にまで及ぶと、インプラントが支えきれなくなり、最悪のケースではインプラントが抜け落ちてしまうこともあるのです。一度インプラント周囲炎を発症してしまうとそれを回復させることは非常に困難であるため、病気そのものを予防することが大切になります。

定期的なメンテナンスは必須といえます。

  • インプラントの寿命を延ばすために気をつけたいこと

インプラント周囲炎を予防してインプラントを少しでも長く良い状態で維持するためには、以下のようなことに気をつけましょう。

・毎日のセルフケアを丁寧に行う

基本のブラッシングがインプラントを長持ちさせる。プラークなどの汚れが蓄積しないように毎日丁寧に歯磨きを行いましょう。また、歯ブラシで磨くだけでは十分に汚れを落とすことができません。歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシなどの補助清掃用具を活用することが大切です。何をどう使ったらよいか分からない、という方には歯科医院で丁寧にアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

 

・定期的に歯科医院でのメンテナンスを受ける

ご自身によるプラークコントロールを行ったとしても、どうしても落としきれない汚れは存在します。また、インプラントの維持に関わってくる顎の骨の状態などは、レントゲン画像でないと確認ができません。定期的に歯科医院にご来院いただき、インプラントの状態や噛み合わせ、顎の骨の状態の確認を行うとともに、クリーニングを受けることで良い状態を保つことができます。

・歯ぎしりや食いしばりには要注意

インプラントの人工歯はセラミックなどでつくられておりある程度の耐久性はありますが、歯ぎしりや食いしばりなど継続的に強い力がかかると割れてしまうこともあります。また、インプラントと顎の骨は直接結合されており、天然歯における「歯根膜」のようなクッションの役割を果たすものがありません。そのため、歯ぎしりや食いしばりによって顎の骨にも大きな負担がかかってしまいます。このような場合は歯科医院で就寝時用のマウスピース(マウスガード)を作製してもらうなどして、インプラントへの負担を減らしましょう。

近年では歯ぎしりがインプラント周囲炎の進行を促すという研究報告もあります。

  • まとめ

今回は、インプラントの寿命と気をつけたい病気についてご紹介しました。インプラントの治療完了後は毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスを欠かさないようにし、インプラント周囲炎の予防に努めましょう。

当院では、安全性を特に重視したインプラント治療を行っております。インプラント治療の知識と経験が豊富な歯科医師、スタッフが治療を担当いたしますので、インプラントを検討されている方はお気軽にご相談ください。

 

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医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

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