咬合、咀嚼について
こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科医院です。
さっそくですが、
「健康長寿は、咬合・咀嚼が創る」
上記の事を日本学術会議咬合學研究委員会の
小林義典先生(日本歯科大学教授)が、
おっしゃっています。
特に永久歯が生える前、
早期に正しい生活習慣をつけるのは
とても大事な事なんです。
お子さんの成長には、
食生活、運動、睡眠といった
生活リズムが大きく関与してきます。
ご家族の皆様は、
お子さんに正しい生活リズムがつくように
教えてあげてくださいね。
健全な食生活とは
どのようなものでしょうか?
偏りのない栄養摂取はもちろんですが、
それだけでしょうか?
当然それだけではありません。
しっかりかんで食べることや
食事のリズムなども考える必要があります。
口は食べ物を食べるためにあるのです。
一日三食で食べる重量は大人だと
約1,5㎏強といわれています。
これが一年になると約1トン、
牛3頭分を頭から尻尾の先まで
食べたことになります。
この量が10㎝四方に満たないサイズの
口から入っていくのです!
口の働きは凄いのです!
毎回の食事で「しっかりかむ」ことが
口の働きを活発にし、
その刺激が顎の骨の成長、
歯の正しい位置への萌出、顔や首の筋肉、
さらには脳を刺激し
その働きを活性化させます。
この毎日の食事の差で、
かみ合う筋肉の運動量は
3倍近い開きがでます。
おのずと骨格や筋肉の成長にも
差ができてしまうのです。
歯並びを整えるのは、
歯科医師が行う
歯列矯正だけではありません。
ちゃんと食事をして咬むことでも、
歯列不正を防ぐことが
ある程度できるのです。
歯は使うためにあるのです!
だからたくさん使いましょう!
毎回の食事でしっかりかむことで、
顎や顔の骨と筋肉あるいは顎の関節を
正しく成長させることができます。
古代人には、歯列不正がありませんでした。
現代の軟らかい食べ物とは違い、
硬いものもたくさん食べていました。
それが何よりの証拠です。
歯並びが良くなれば、
しっかりかむことができて
「良いサイクル」が形成されます。
この「良いサイクル」を
子供のうちに形成しましょう!
よくかむと
①唾液がでます
よくかむと
②筋肉が働きます
よくかむと
③脳へ刺激がいく
よくかむと
④骨が成長する
以前からこちらのブログで
噛むことの大切さを
書かせていただいており、
しつこくなってしまいますが、
よく噛むことにはたくさんの
メリットがあります。
日常生活でも意識してみてくださいね。
次回も咀嚼について、
引き続きかかせていただきますね。
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