歯の豆知識ブログ

顎関節症

 

こんにちは。

川崎区小島新田のパール歯科医院です。

 

皆様は顎関節症という言葉を

よく耳にしませんか?

 

顎関節症とは

口を開けたとき耳の手前にある顎関節から

ポキッと音がしたり、

痛みがでたりする病気のことです。

 

顎関節症は慢性疾患で原因は様々です。

2人に1人が一度は経験すると言われています。

 

多くの人は、しばらく放置しておいても

特に悪化することはなく、

時間が経つにつれて

徐々に回復していきます。

 

ですからそれほど怖い病気ではないのです。

 

しかし、中にはつらい症状に

何年も苦しんでいる患者さんも

いらっしゃいます。

 

では一体原因は何でしょうか?

  • ブラキシズム(くいしばり、歯ぎしり)
  • 精神的ストレス
  • 偏咀嚼(左右どちらか一方でばかり噛む癖)
  • アゴや筋肉に負担をかける習慣

顎関節症1.jpg

などがあげられます。

 

顎関節症は

アゴの関節やアゴを支える筋肉や

靭帯などの不調により起こります。

 

また、頭痛や肩こりの原因にも

なっているといわれています。

 

かつては顎関節症の原因は

噛み合わせの異常にあると

言われていましたが、

現在では顎関節症の原因は

上記の4つもふくまれるようになりました。

 

それらが積み重なって、

ある限界を超えたときに

発症すると言われています。

 

では治療法についてお話しします。

 

顎関節症の治療法の多くは

保存的治療で対処しますが、

稀に外科的治療も行う場合があります。

 

通常は鎮痛薬の規則的な服用で、

関節内の炎症を鎮めるとともに、

スプリントといわれる、

プラスチックの板を歯列全体にかぶせる

保存的な治療が一般的です。

 

また炎症がひどいときは、点滴注射で

関節の中を洗い、

潤滑剤を注入することもあります。

 

そして家庭での注意も必要になります。

 

一番大切なことは顎の関節に

負担をかけないことです。

 

時々マッサージをしたり、

直接アゴに負担がかからない生活を

こころがけてみましょうね。

 

顎関節症の疑いがあるのでは?

と思う方は以下の項目を

チェックしてみてください。

 

  • 口をあけると、ポきっとおとがする
  • 口を開けると、左右どちらかが開けにくい
  • 物を咬むと痛みがある
  • 口が開かないときがある
  • アゴが痛い
  • 咬み合わせに違和感がある

 

上記のいくつかがあてはまれば、

注意が必要です。

 

また、寝ている時の歯ぎしりも

顎や歯に大きな負担をかけてしまいます。

睡眠時は意識することが困難ですよね。

 

病気はなんでも早期発見、早期治療が

一番早く治ります。

 

お口の中や顎などで

何か不安なことや気がかりなことがあれば、

かかりつけの歯科医院に

一度相談してみましょうね。

 

顎関節症2.jpg

 

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