歯の豆知識ブログ

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プラークが歯石になるまで

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

今回は、プラークが歯石になるまでについてご紹介します。

歯石は自分では取れない、というのはなんとなく聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。プラークとの違いも含めて知っておきましょう。

 

  • プラークとは

「食べかす=プラーク」ではありません。食べかすがついてから8~24時間ほどすると、それをエサに細菌が繁殖してプラークに変化します。プラーク1mgに1億個の細菌が存在しているため、細菌の塊と言われているのです。また、プラークは乳白色をしていてネバネバしていますが、ご自身での歯磨きで落とすことは可能です。

  • 歯石とは

歯石とは、プラークが石灰化して石のように硬くなったものです。歯ぐきの上の見えている部分についているものを「歯肉縁上歯石」、歯ぐきの下の見えない部分についているものを「歯肉縁下歯石」といいます。歯石が直接むし歯や歯周病の原因になることはありませんが、歯石の表面がザラザラしているためその凹凸にプラークがたまり、細菌が繁殖してしまいます。

  • プラークが歯石になるまで

食べかすがプラークになってからさらに4~8時間ほどすると、唾液に含まれるカルシウムやリン酸によって石灰化がはじまります。すぐに硬化するわけではありませんが、少しずつ硬くなっていき、約2週間後には完全な歯石となります。歯石になると歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどでは落とせないため、歯科医院で専用の機器でクリーニングしてもらう必要があります。歯石を除去できる機器には、超音波スケーラー、ハンドスケーラー、エアスケーラーなどがあります。

  • まとめ

今回は、プラークが歯石になるまでについてご紹介しました。

プラークを歯石にしないために大切なことは、隅々まで丁寧に歯を磨くことです。正しく磨けているか不安な方は、歯科衛生士にチェックしてもらいましょう。

定期検診やクリーニングのご予約は、お気軽に当院までお問合せください

歯周病とビタミンの関係

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

目次

  • はじめに
  • 歯周病に関連があるビタミン
  • ビタミンCとは
  • 歯周病とビタミンCの関係について
  • ビタミンEとは
  • 歯周病とビタミンEの関係について
  • ビタミンCとビタミンEの摂取方法
  • まとめ

 

1.はじめに

今回は、歯周病の予防あるいは治療の過程でビタミンがたいへん重要である事をご紹介します。

歯周病は歯を支える組織が炎症を起こし、最終的には歯を失う可能性のある疾患です。歯を失う原因として最も多い病気であるため、歯周病を予防することは全身の健康を維持するためにも非常に重要となります。適切な口腔ケアや定期的な歯科検診は歯周病の予防に欠かせませんが、食生活も重要な要素の一つです。特にビタミンは、歯と歯ぐきの健康を保つために重要な役割を果たします。歯周病に関連の深いビタミンCとビタミンEについて知っておきましょう。

 

 

2.歯周病に関連があるビタミン

ビタミンは体のさまざまな機能をサポートし、健康を維持するために必要不可欠な栄養素です。歯と歯ぐきの健康に特に重要なビタミンは、ビタミンCとビタミンEです。これらのビタミンはカルシウムの働きを助けるだけでなく、歯周病の予防や治療にも大きな影響を与えます。

 

3.ビタミンCとは

ビタミンC(アスコルビン酸)は、水溶性ビタミンの一つで、抗酸化作用が強く、免疫機能を高める働きがあります。体内でコラーゲンを合成する際に必要なビタミンであり、皮膚や血管、骨などの組織の健康を保つために欠かせません。特にビタミンCには「コラーゲン合成促進効果」があります。コラーゲンには歯と歯茎と歯槽骨を結びつける役割があるのです。ビタミンCは体内で合成することができないため、食事やサプリメントを通じて摂取する必要があります。

 

4.歯周病とビタミンCの関係について

歯周病の予防と治療において、ビタミンCは非常に重要な役割を果たします。コラーゲンは、歯ぐきや歯を支える骨の強度を保つために必要なタンパク質です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンの生成が不十分になり、歯ぐきが弱くなりやすくなります。

 

さらに、ビタミンCは抗酸化作用を持ち、体内のフリーラジカルを中和する働きがあります。フリーラジカルは、細胞を傷つけ、炎症を引き起こす原因となります。ビタミンCの抗酸化作用により、歯ぐきの炎症を抑え、歯周病の進行を防ぐことができます。

また、ビタミンCは血管の廊下を抑えるアンチエイジング効果もあるのです。

 

5.ビタミンEとは

ビタミンEは脂溶性ビタミンの一つで、強力な抗酸化作用を持っています。細胞膜の脂質を酸化から守ることで、細胞の健康を維持する働きがあります。ビタミンEはアーモンドやヒマワリの種、ほうれん草、ブロッコリーなどの食物に多く含まれています。

6.歯周病とビタミンEの関係について

ビタミンEは、歯周病の予防と治療においても重要な役割を果たします。その主な作用は抗酸化作用と血行促進です。

 

・抗酸化作用

ビタミンEは体内のフリーラジカルを中和し、細胞の酸化ストレスを軽減します。酸化ストレスは歯周病の原因となる細菌の活動を促進し、炎症を引き起こす要因となります。ビタミンEの抗酸化作用により細菌の活動を抑え、炎症を軽減することができます。

 

・血行促進作用

ビタミンEは血行促進作用を持っています。血行が良くなることで、歯ぐきや歯を支える骨に必要な栄養素や酸素が十分に供給されます。これにより歯ぐきの健康が保たれ、歯周病の進行を防ぐことができます。

こちらもビタミンCと同様に血管の老化を抑えるアンチエイジングの効果が期待できます。

 

7.ビタミンCとビタミンEの摂取方法

ビタミンCとビタミンEを適切に摂取することは、歯周病の予防と治療に非常に重要です。

 

・ビタミンCの摂取方法

ビタミンCは、柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)やキウイフルーツ、パプリカ、ブロッコリー、いちごなどに多く含まれています。これらの食品を積極的に取り入れることで、ビタミンCの摂取量を増やすことができます。また、食事だけで十分なビタミンCを摂取できない場合は、サプリメントを利用することも一つの方法です。ただし、過剰摂取には注意が必要です。

 

・ビタミンEの摂取方法

ビタミンEは、アーモンド、ヒマワリの種、ヘーゼルナッツ、ほうれん草、ブロッコリー、カボチャなどに多く含まれています。これらの食品をバランスよく摂取することで、ビタミンEの摂取量を増やすことができます。また、ビタミンEもサプリメントとして摂取することができますが、適切な量を守ることが重要です。

 

 

8.まとめ

今回は、歯周病とビタミンの関係についてご紹介しました。歯周病の予防と治療には、適切な口腔ケアとともに栄養バランスの取れた食事が欠かせません。特に、ビタミンCとビタミンEは歯周病に対する重要な役割を果たします。日常の食事にこれらのビタミンを豊富に含む食品を取り入れることで歯周病のリスクを低減し、口腔内の健康を維持しましょう。

また、ビタミンCやEだけではなく、カルシウム・マグネシウム、ビタミンBやKも歯周組織の健康に重要な役割を果たすのです。

そして歯周病を予防するために、毎日の丁寧なセルフケアに加え、定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受けることが欠かせません。

定期検診やクリーニングのご予約は、お気軽に当院までお問合せください

 

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医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

セラミックは一生もの?長持ちさせる方法も解説

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

今回は、自費診療で使われる「セラミック」についてご紹介します。

ブログを読んでいただいている方は、歯科医院で使わている「」

医療用のセラミック素材を使って詰め物や被せ物を作る治療方法を「セラミック治療」といいますが、ここで使われるセラミックとはどのような素材なのでしょうか。また、自費診療の扱いになるため保険診療よりも治療費がやや高額になる傾向にあるセラミックですが、一度セラミックにしてしまえば一生もつということはあるのでしょうか。

 

  • セラミックとは

セラミックとは、歯科治療に用いられる陶器のような素材の総称です。セラミック治療において作られる一つひとつの詰め物や被せ物は、全てオーダーメイドです。そのため、その人に合った色調や透明感を再現できます。

 

  • セラミックの寿命

では、一度セラミック治療をしたらその歯は一生そのままもつのでしょうか。答えは、「必ずしもそうとは限らない」です。一般的に保険診療で用いられる銀歯やプラスチックの素材は2~3年が寿命といわれていますが、セラミックはそれらに比べると確実に長持ちします。セラミックは基本的には10年程度は持つと言われていますが、それは適切なメンテナンスが行われた場合です。メンテナンスが十分でなければそれよりも早く寿命を迎えてしまうこともありますし、逆にお口の中の状態がよければ10年以上もつことも考えられます。

  • セラミックが長持ちするのはなぜ?

セラミックが保険診療の銀歯やプラスチックよりも寿命が長いことには、以下のような理由があります。

 

・汚れがつきにくく、落としやすい

セラミックの表面は非常に滑沢であるため、むし歯や歯周病の原因となるプラークがつきにくい構造になっています。肉眼では分からないかもしれませんが、銀歯やプラスチックには細かい傷ができやすいためそこにプラークが溜まってしまうのです。また、セラミックの場合はプラークがついてしまったとしても、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどで簡単に落とせます。

・詰め物、被せ物そのものの精度が高い

セラミックで詰め物や被せ物を作るときには、歯の型どりの方法から保険診療とは異なります。変形の少ないシリコンの材料や口腔内スキャナーとよばれる小型カメラで歯の型どりを行うので、より精度の高い詰め物や被せ物が出来上がるのです。

 

  • セラミックをより長持ちさせるための方法

基本的には寿命が長いとされるセラミックですが、より長持ちさせるためにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。

・丁寧なセルフケア

セラミックはプラークなどの汚れがつきにくいとはいえ、セルフケアを怠ってしまえば歯周病やむし歯の再発の原因となります。したがって、毎日の歯磨きを正しく丁寧に行い、セラミックの寿命を縮める原因をつくらないことが大切です。歯ブラシで磨くだけではプラークは6割程度しか除去できないともいわれているため、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具も活用して隅々まで丁寧に磨くようにしましょう。

 

・必要に応じてナイトガードの使用を検討する

セラミックは一定の強度はありますが、就寝時の強い歯ぎしりや食いしばりを日常的に行っていると、割れたり欠けたりしてしまうこともゼロではありません。セラミックにかかる力を軽減するために、必要に応じて就寝時に装着するマウスピース(ナイトガード)の作成を検討しましょう。

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、セラミックの特徴や寿命についてご紹介しました。当院でもセラミック治療をはじめ、審美歯科治療の実績が数多くございます。

審美歯科治療にご興味のある方は、お気軽にお問合せください

ホームホワイトニングの効果を得るためのポイント

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

  1. はじめに
  2. ホームホワイトニングとは
  3. ホームホワイトニングの効果を向上させるには
  4. ホームホワイトニングを成功させるための生活習慣
  5. まとめ

 

1.はじめに

今回は、ホームホワイトニングの効果を最大限に引き出すためのポイントについてご紹介します。口元の清潔感のために歯を白くしたいと思う方が増えています。その中でも自宅で簡単にできるホームホワイトニングは近年は非常に人気があります。ホームホワイトニングでも効果をしっかり得られるよう、ポイントをお知らせします。

2.ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースに薬剤を入れて、数時間装着することで歯を白くする方法です。この方法の最大の魅力は、自宅で好きな時間にできることです。歯科医院に通院する時間がとりづらい患者様には、とても便利な選択肢といえるでしょう。

 

3.ホームホワイトニングの効果を向上させるためには

 

【正しく使用する】

効果を最大限に引き出すためには、歯科医院から指示された使用方法を守ることが重要です。以下の点に注意しましょう。

 

・薬剤の使用量

いくら早く効果を出したいからといっても、過剰に使用しても効果は上がりません。むしろ、歯や歯ぐきに刺激になり、歯がしみてくる知覚過敏をおこしたり、歯肉に炎症をおこしたりする可能性があるのです。

 

・マウスピースの装着時間

長時間装着すれば効果が上がると思われがちですが、適切な時間を守ることが大切です。

通常は1日2時間程度です。

 

・使用頻度

毎日使用するか、数日おきに使用するかなど、歯科医師の指示に従いましょう。

 

【デンタルフロスを活用する】

 

ご自宅でホワイトニングを行う前に、デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを除去することが重要です。歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間の汚れを除去することで、薬剤がより効果的に歯に作用します。そして歯と歯の間まで丁寧にケアすることで、全体的に均一な白さを実現できるのです。当然、デンタルフロスの使用はむし歯や歯周病の予防にも効果的です。

 

デンタルフロスには持ち手がついているホルダータイプと、指に巻きつけて使うロールタイプがあります。初心者の方はホルダータイプから始めるのがおすすめです。使い方に慣れてきたら、よりコストパフォーマンスの良いロールタイプに移行するのも良いでしょう。

 

【歯の裏側にも薬剤を塗布する】

多くの人が見落としがちな点は、歯の裏側のケアです。歯の表側だけでなく裏側にも薬剤を塗布することで、以下のメリットがあります。

 

・全体的な白さの向上

歯の全面から薬剤が浸透することで、より均一で自然な白さが実現できます。

 

・効率的なホワイトニング

裏側からも薬剤が作用することで、ホワイトニングの効果が加速します。

 

・長期的な効果の維持

表裏両面からケアすることで、ホワイトニング効果の持続が期待できます。

 

【継続的な取り組み】

ホームホワイトニングで最も重要なのは、継続することです。ホワイトニングは一度白くなっても、半年程度たつと少しずつもとの色に戻ります。半年おきごとにホワイトニングすることをオススメします。

 

・効果の記録

ホワイトニング処置の前後で写真を撮ると、ご自身でも効果の確認がしやすくなります。

 

・モチベーションの維持

ホワイトニングに対してのモチベーションを保ち、少しずつ歯が白くなっていく過程を楽しむことが大切です。

 

・むし歯の予防

細菌の研究により、ホワイトニングは歯の表面を強くしてむし歯を予防するという学説が出てきました。

 

4.ホームホワイトニングを成功させるための生活習慣

 

・適切な歯磨き

ホームホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、日々のセルフケアも欠かせません。1日3回を目標に、食後30分程度経ってから歯を磨きましょう。歯ブラシで磨くだけでなく、デンタルフロスなどの補助清掃用具を活用することも大切です。

 

・歯の着色を防ぐ生活習慣

ホワイトニングの効果を長く保つためには、着色しやすい飲食物をできるだけ控えることも大切です。カレーやソースのように色の濃い調味料を使った食べ物や、コーヒー、紅茶、赤ワインなどの飲料を摂取するときは、その後の歯磨きなどのケアをより丁寧に行うようにしましょう。すぐに歯磨きができないときは、水で口をゆすぐだけでも効果があります。

歯の色について

 

・定期的なメンテナンス

ホームホワイトニングを行っている場合でも、定期的な歯科検診やメンテナンスは欠かせません。検診はむし歯や歯周病の早期発見・早期治療にも繋がります。また、セルフケアではプラークや着色汚れを落とすのにも限界があるため、歯科医院での歯科衛生士によるクリーニングを受けることによってホームホワイトニングの効果もより向上します。

 

 

5.まとめ

今回は、ホームホワイトニングの効果を最大限に引き出すためのポイントについてご紹介しました。ホームホワイトニングは正しい方法で継続的に行うことで、期待通りの効果を得ることができます。ご紹介したポイントを意識しながら、安全かつ効率よくホワイトニングを進めていきましょう。

ホワイトニングを長持ちさせるには

当院では短時間で安全かつ効果的にホワイトニングが行える「オパールエッセンスGO」のシステムを導入しています。

ホワイトニング治療にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

歯の色にはなぜ個人差がある?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

  • はじめに
  • 歯の色は遺伝する?
  • 歯の構造
  • 歯の色は何で決まる?
  • 人種によって異なる歯の色
  • 後天的に歯の色が変わる原因は?
  • まとめ

1.はじめに

今回は、歯の色に個人差がある理由についてご紹介します。

口元の清潔感のために歯を白くしたいと思う方が増えていますが、そもそもなぜ歯の色には個人差があるのでしょうか。

 

2.歯の色は遺伝する?

生まれ持った歯の色は人それぞれ違います。これは遺伝によるものなのか疑問に思ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。一般的に、親から子へ遺伝しやすい要素には、身長や顔つきなどの外見的要素と、性格などの内面的要素があります。また、先天性の病気が遺伝するケースもあります。歯科に関係のあるものでいえば、顎の骨の大きさや歯の大きさ、歯の色も親から子へ遺伝する可能性が高いといわれています。歯の色が遺伝の影響を受けやすいのは、歯の構造に起因します。

 

 

3.歯の構造

歯は主にエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄からできています。

 

・エナメル質

歯冠部の表面を覆っている組織です。真っ白ではなく、半透明な乳白色をしています。骨よりも硬く、人間の身体の組織の中でも最も硬度が高いといわれています。硬さがある反面、酸に弱く溶けやすいという特徴があります。

 

・象牙質

エナメル質、セメント質の内側にあるのが象牙質です。象牙質は黄色もしくは褐色をしています。歯を形づくる組織ではありますが、エナメル質に比べると柔らかく、酸にも溶けやすい性質をもちます。象牙質には象牙細管とよばれる細い管が無数にあり、この管を通って刺激が神経に伝わります。特に象牙質は遺伝の影響を受けやすいとされており、親から遺伝した象牙質の色によって歯の色が決まることもあります。

 

・セメント質

歯根の表面を覆っている組織です。人間の骨と同じくらいの硬さをしています。

 

・歯髄

象牙質よりもさらに内側にある管で、神経や血管、リンパ管などが通っています。

 

4.歯の色は何で決まる?

歯の構造は共通していますが、エナメル質の厚みや色、透明度のほか、象牙質の色はそれぞれ異なります。これらの組み合わせによって歯が白く見えるか黄みがかって見えるかは決まるので、歯の色には個人差があるのです。そして、エナメル質はある程度の透明度があるので、内側にある黄色や褐色の象牙質が透けてみえている状態になっています。つまり、歯のエナメル質が厚く透明度が低ければ内側の象牙質が透けて見えにくくなるので、歯は白っぽく見えます。逆に、エナメル質が薄く透明度が高ければ、内側の象牙質が透けて見えやすくなるので歯は黄みがかって見えます。

 

5.人種によって異なる歯の色

どの人種であっても歯の構造は同じですが、組織の厚みや色味は多少異なる傾向にあります。私たちアジア人のような黄色人種は、エナメル質が比較的薄い傾向にあるため、もとから歯がやや黄みがかった印象になります。一方、欧米人はエナメル質にやや厚みがあるため、歯が白っぽく見えるのです。

 

6.後天的に歯の色が変わる原因は?

ここまででお話ししたように、歯の色は先天的な要素も大きく関係していますが、それ以上に後天的な要素によっても色が変わります。どのようなことが原因で歯の色は変わるのでしょうか。

 

・飲食物などによる着色

色の濃い食べ物や飲み物もしくは、ポリフェノールに代表されるような着色をつきやすくする成分を含む飲食物などが原因で、歯にステインが付着すると歯の色が変わってしまいます。また、飲食物だけでなく煙草のヤニが原因となり着色することもあります。

 

・加齢による黄ばみ

歳を重ねていくと象牙質の厚みが増して、象牙質の色がエナメル質から透けて見えやすくなるといわれています。また、その逆にエナメル質は年齢とともに徐々に薄くなっていくため、より象牙質の色が分かりやすくなるのです。これらのことから、加齢とともに歯が黄ばんで見えるようになるといわれています。

 

・むし歯もしくは修復物の変色

むし歯は歯の表面のエナメル質や象牙質が酸により溶かされる病気です。むし歯が進行すると、歯が黒っぽくみえるようになります。また、浅いむし歯の治療をする際に、歯を削った部分に歯科用のプラスチック(コンポジットレジン)を詰めることがあります。この素材は治療時にはもとの歯に近い色をしていますが、時間が経つにつれて劣化し、偏食していきます。

 

・歯の神経がなくなることによる変色

歯の神経は、歯の生命維持に非常に重要な役割を果たしています。しかし、むし歯が進行したり外傷などによって神経にダメージが及んだ場合は、神経をとる処置をしなければなりません。神経を失うことで象牙細管の中のタンパク質が変性し、歯が黄ばんだり黒ずんで見えるようになります。

 

7.まとめ

今回は、歯の色に個人差がある理由についてご紹介しました。歯の色を根本的に変えるには、ホワイトニングの処置を受けることが非常に効果的です。当院ではご自宅で行うホームホワイトニングを導入しています。

ホワイトニング治療にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

 

 

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院長 藤田陽一

子供向け歯ブラシの選び方

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

スタッフ紹介

 

今回は、子供向けの歯ブラシの選び方についてご紹介します

子供のプラークコントロールはとても難しいと言われています。

なぜなら入試から永久歯の生え変わりにより、歯並びが凸凹になってしまうからです

効率よく歯を磨くためにも、適切な歯ブラシを選ぶことはとても大切です。

子どものむし歯について

  • 歯が生えてから~2歳ごろ

生後5~6ヶ月ごろになると、下の前歯の乳歯が生えはじめます。歯が生え始めたら、プラークコントロール開始です。生えたての乳歯はとてもデリケートなので、ブラシの毛もやわらかめのものをオススメします。そして、生えている歯2本分ほどを目安としたヘッドの大きさの歯ブラシを選びましょう。赤ちゃんが1歳頃になり自分で持って磨く場合は、柄が短く、ストッパーなどの安全装置がついているものを選びます。基本的な注意事項にはなりますが、歯ブラシをくわえたまま歩き回ったりすることは厳禁です。大きな「ケガ」に結びつくこともあります。日頃からその習慣を徹底的に身につけましょう。

 

  • 3~5歳ごろ

この年代になると、自分で歯ブラシを持って磨きたい子供も増えてくるでしょう。子供の小さな手でも持ちやすいよう、柄が太めで丸みのある形がおすすめです。ヘッドの大きさは歯2本分程度の大きさを目安にします。また、親御さんによる仕上げ磨きは必ず行うようにしましょう。

  • 6~12歳ごろ

この年代になると、乳歯から永久歯(大人の歯)へ生え変わり始めます。特に、生え始めの奥歯は歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすくなります。ヘッドが小さく、奥までしっかり届く歯ブラシを使うようにしましょう。歯ブラシで磨きにくい場合は、ワンタフトブラシを使うこともおすすめです。乳歯と永久歯が混在する時期は、高低差がある部分などが思ったより磨けていないことも少なくありません。子供任せにするのではなく、永久歯への生え変わりが完了するまでは仕上げ磨きを行いましょう。

まとめ

今回は、子供向けの歯ブラシの選び方についてご紹介しました。

年齢や歯列に合わせた歯ブラシを選び、効果的にむし歯を予防しましょう。

小児歯科について

歯科医院で行うフッ素塗布についてのお問合せ・ご予約はお電話もしくはWEBから承っております。

 

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