こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科医院です。
本日は歯と認知症の関係性について
書かせていただきますね。
みなさん「認知症」という病気を
ご存知だと思います。
認知症は年齢を重ねるにつれて脳の働きが
不活発になり、
脳の細胞が死んでしまう病気です。
認知症は70歳以上の御高齢者方の中で
2番目に多い障害疾患と言われています。
では認知症と歯には関係性があることを
皆さまはご存知だったでしょうか?
実は歯がない人は認知症になる確率が
2倍近くにもなるといわれています。
人間は物を食べるときに脳を刺激します。
そのため、歯がなかったり、
残っている歯が少なかったりすると
学習能力や記憶を司る、
大脳皮質などが刺激されなくなり、
脳が活性化しなくなるといわれています。
歯が抜けると噛めないだけでなく
歯根膜もなくなり、
脳への刺激が伝わらなくなってしまいます。
また、歯があっても
あまり噛むことを意識しないで食べていると、
脳への刺激が少なくなってしまいます。
このことから、脳を活性化するには
意識して噛む事が重要だと言えるでしょう。
このように歯は物を噛むだけではなく、
脳への刺激を与える働きもあるのです。
脳に良い影響を与えるためにも
なるべく噛むことにも意識を向けて
食事をすることをお勧めします。
では、今現在歯がない方は
どうしたらよいのでしょうか?
そういった場合は、入れ歯をいれたり、
インプラント治療などをおこなって
きちんと噛めるようになることが
認知症などへのリスクをさげるのです。
しかし、ただ入れ歯を入れるだけでは
不十分なんです。
ある病院で行われた調査では、
入れ歯が合っていない人の全てが
認知症だったとの報告があります。
どちらを選択する場合も、
自分に合った物を作るようにしましょう。
そして自分に合った入れ歯やインプラントを
使用し、正しく噛む事が重要なのです。
また最近では、
『歯周病が認知症の原因である』
という指摘が増えてきている報告があります。
歯周病で歯を早くに失うことは
認知症のリスクを高めることにつながります。
それどころか歯周病は、
糖尿病や脳梗塞などといった全身の病気に
深く関わりがあります。
このように歯はお口の中だけでなく
全身と関係しています。
かかりつけの歯科医院で
定期的な歯のメンテナンスなどで
しっかりと口腔ケアを行って
人生をよりよいものに
してみてはいかがでしょうか?
認知症予防のためにも
しっかり歯で食事を噛むことを心がけ、
自分に合った入れ歯、
インプラントなどを使用してみてくださいね!
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